投資を始めるのが遅かった。過去までさかのぼれば、その差は私の感覚で600万円くらいになると思います。
新NISAは、今から始めても制度の上では遅くありません。日本に住む18歳以上なら使え、非課税で持てる期間にも期限がないからです。ただ、始めるのが遅いほど、積み立てられる年数は短くなります。
私が投資で一番失敗したと思うのは、始めるのが遅かったことです。理由は、投資を知らなかったから。では、知らなかったことで、どれくらいの差がついたのか。そして、知っていたら何が変わっていたのか。
投資の一番の後悔
私の感覚では、過去までさかのぼれば、600万円くらいの差になっていたと思います。
この600万円は、20歳から毎月5〜6万円くらいを投資に回していたら、という私の想定です。感覚の数字で、正確に計算したものではありません。
差がついた理由は、単純です。知らなかった。それだけです。
投資に回したかったもの
「投資を知っていれば」と思うものは、車・ゲーム・PCの三つです。順番をつけるなら、一番は車。次にゲームとPCが同じくらいです。
車
車は、エクストレイル(T33)に乗っています。日産が好きで、値段と見た目とサイズで選んだ車です。
それでも、買う前に知っておきたかったことを一つだけ挙げるなら、投資の知識です。知っていたら、多分この車は買っていません。T33の出来の話ではなく、私のお金の使い方の話です。選んだ理由や乗ってみて気づいたことは、エクストレイルT33オーナーが買う前に知っておきたかったことに書きました。
ゲーム
ゲームにかけるお金に、上限は決めていませんでした。買って後悔したものを聞かれたら、ゲームは全部です。投資を知っておけばよかった、と思います。
PC
PCは自作です。見た目のかっこよさで選び、組み直しも含めてかなりの時間をかけました。
PCも、投資に回したほうがよかったかな、と思っています。ただ、ブログやAIに触れているのはよかった。詳しくは、自作PCで後悔したこと・よかったことにまとめました。
投資は何年早く始めると、どれくらい違うのか(積立の試算)
私の600万円は感覚の数字です。時間の差がどう効くかは、一般的な積立の試算で確かめられます。私の数字とは別の、仮の計算です。
前提は、毎月5万円を積み立て、年4%で運用できたとする場合です。年4%を12で割った利率で毎月増え、毎月末に積み立てる(最初の元手は0円)として計算しました。利回りは毎年同じとし、税金や手数料は入れていません。
| 積み立てた期間 | 積み立てた元本 | 試算した金額 | うち運用で増えた分 |
|---|---|---|---|
| 10年 | 600万円 | 約736万円 | 約136万円 |
| 20年 | 1,200万円 | 約1,834万円 | 約634万円 |
| 30年 | 1,800万円 | 約3,470万円 | 約1,670万円 |
始めるのが遅いと、残りの期間によっては、20年や30年の行には届きません。それでも、10年の行を見ると、積み立てた600万円は試算で約736万円になっています。始めなければ、表のどの行にも乗りません。
同じ毎月5万円でも、期間が倍になると、試算した金額は倍以上に増えます。運用で増えた分で見ると、差はもっと大きく、10年と30年では10倍以上になります。積み立てた元本が長く運用されることに加え、運用でついた部分も次の元手になるからです。金融庁も、長い期間投資を続けると複利の効果が大きくなる、と説明しています。
ただし、これは毎年きっちり4%で増えた場合の数字です。実際の値動きは年ごとに上下し、元本を割り込むこともあります。投資は元本が保証されていません。条件を変えて試したいときは、金融庁のつみたてシミュレーターで計算できます。計算のしかたが違うと、金額は少し変わります。
新NISAは今からでも遅いのか
遅く始めた人ができること
では、始めるのが遅かった人は、もう手遅れなのか。
金融庁は、資産形成の基本として「長期・積立・分散」を挙げています。
- 長期:長い期間投資を続けると、複利の効果が大きくなる
- 積立:決めた金額を続けて投資する。割安な時期に買わなかったり、割高な時期にだけ買ってしまったりすることを避けやすい
- 分散:値動きの違う資産に分けて投資し、値動きをある程度抑える
国の制度としては、NISAがあります。2024年から始まった新しいNISAの仕組みは、金融庁のサイトで次のように説明されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| つみたて投資枠 | 年120万円まで |
| 成長投資枠 | 年240万円まで |
| 非課税で持てる上限 | 1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円) |
| 非課税で持てる期間 | 無期限 |
| 口座を開ける期間 | 恒久化(期限なし) |
| 使える人 | 日本に住む18歳以上(使う年の1月1日時点) |
非課税で持てる期間に期限がないので、遅く始めても、持ち続けられる期間が制度の側で区切られることはありません。売った場合は、翌年以降に、売った商品の取得金額の分だけ、非課税で持てる上限(1,800万円)の枠が戻ります。口座は1人1つです。
つみたて投資枠で買える商品は限られていて、対象の一覧は金融庁のつみたて投資枠対象商品のページにあります。
どの枠を、いくら、何に使うかは、人によって違います。新しいNISAの全体は新NISAとは?、1,800万円の枠の考え方は新NISAの生涯投資枠とは?、複利の仕組みは「複利」の力とは?にまとめています。
40代・50代から始めても遅いのか
Googleの検索候補にも、「新NISA 40代 遅い」「50代 新NISA 遅い」が出てきます。制度の側から言えることは、二つです。
一つは、新しいNISAに年齢の上限は定められていないことです。金融庁の説明にあるのは、日本に住む18歳以上という条件だけです。非課税で持てる期間も無期限なので、持ち続けられる期間が制度で区切られることはありません。
もう一つは、積み立てられる年数は、始めた年齢で変わることです。上の試算でいえば、20年や30年の行に届くかどうかは、いつまで積み立てを続けるかしだいです。
何歳から始めても、積み立てた期間の分だけ、試算のどこかの行に乗ります。結果に効くのは、始める年齢よりも、いくらを何年続けられるかのほうです。その組み立ては家計によって違うので、自分の条件を入れて試すなら、金融庁のつみたてシミュレーターが使えます。年間の枠をどこまで使うかの考え方は、新NISAの年間投資枠は限度いっぱいまで使うべき?にまとめています。
今の私の投資
今は、投資をしています。NASDAQ100にも投資しています。選んだ基準は、成長性が見込めたからです。
投資の記録は、2020年からのものを5年の投資記録の記事に、最近のポートフォリオを2026年6月の資産公開の記事に書いています。記録の管理には、自分で作ったアプリ「Yoka」を使っています。
迷っている人へ
投資を始めようか迷っている人に、私から言いたいことは一つです。
さっさと始めて、さっさと貯めろ。以上。
これは、始めるのが遅かった私の気持ちです。
ただ、投資は元本が保証されていません。いくら、何に、どのくらいの期間投資するかは、自分の家計に合わせて決める必要があります。
まとめ
投資で一番の失敗は、始めるのが遅かったことでした。理由は、知らなかったから。差は、私の感覚で600万円くらいです。
車・ゲーム・PCより先に投資を知っていたら、車は多分買っていませんでした。

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