投資系SNSを見ていると「全部S&P500でいい」「オルカンだけで十分」「NASDAQ100が最強」といった意見が次々と流れてきます。
しかし本当にそれだけでいいのでしょうか?
私自身、資産形成を進める中でオルカン中心の時期、ゴールド重視の時期、債券を厚く持つ時期などを経験してきました。そして2026年6月時点で総資産444万円のポートフォリオに到達しています。
結論から言うと、私は「株式100%」にも「オルカン一本」にも行きませんでした。
なぜなら資産が増えるほど、守りの重要性が無視できなくなるからです。
今回は実際の資産推移と配分変更の履歴を公開しながら、なぜ現在の形に落ち着いたのかを詳しく解説します。
2026年6月時点の最新ポートフォリオ
2026年6月10日時点の資産状況はこちらです。
- 総資産:4,446,210円
- eMAXIS Slim S&P500:9,786円(0%)
- eMAXIS NASDAQ100:609,327円(14%)
- SBI・iシェアーズ全世界債券:1,017,282円(23%)
- eMAXIS Slim オールカントリー:1,543,234円(35%)
- Tracers S&P500ゴールドプラス:1,266,581円(28%)
現在はオルカンと債券を中心にしながら、NASDAQ100とゴールドでリターンを狙う構成になっています。
一般的なインデックス投資家から見ると、ゴールド比率がかなり高い部類でしょう。
ですが、これは意図的な戦略です。
なぜゴールド比率を高めたのか
暴落時に買い増し資金を確保したかった
2024年後半から2025年前半にかけて、私はTracers S&P500ゴールドプラスを積極的に購入していました。
2026年1月時点では、
- ゴールドプラス49%
- オルカン31%
- 債券21%
というかなり特徴的な配分になっています。
当時は株価の高騰が続いており、S&P500やNASDAQ100へ大量投入することに心理的な抵抗がありました。
そこで株価暴落時のクッションとしてゴールドを採用したのです。
実際、株式と異なる値動きをする資産を持っていると精神的な安定感が大きくなります。
含み益を確保しながらリスクを抑えられる
株式100%運用は期待リターンこそ高いですが、暴落時には40%以上下落することもあります。
資産1000万円であれば400万円の下落です。
資産5000万円なら2000万円の下落になります。
数字だけ見ると平気そうでも、実際に経験するとかなりきついです。
そのため私はゴールドを利用してリスク分散を行いました。
オルカン中心へ移行した理由
世界全体へ投資できる安心感
オルカンの魅力はシンプルです。
世界中の株式市場へ自動的に分散投資できます。
- アメリカ
- 日本
- ヨーロッパ
- 新興国
すべてを一括で保有できます。
どの国が勝つかを予想する必要がありません。
未来予測はほぼ当たりません。
それなら市場全体を買ってしまおうという発想です。
長期保有との相性が良い
私は最終的に65歳以降も運用を続ける予定です。
そのため特定の国へ賭けるよりも、世界経済全体の成長を取り込む方が合理的だと考えています。
現在のオルカン比率35%も、将来的には40%まで増やす予定です。
NASDAQ100を14%まで増やした理由
攻めの部分は残したい
守りを固めるだけでは資産形成速度が落ちます。
そこで採用しているのがNASDAQ100です。
NASDAQ100には、
- AI
- 半導体
- クラウド
- ソフトウェア
といった成長企業が集中しています。
値動きは激しいですが、その分リターンも大きくなります。
現在の目標は15%
私の中ではNASDAQ100は補助エンジンです。
主役ではありません。
現在14%まで増加しており、当面の目標である15%にほぼ到達しました。
15%到達後はS&P500比率を増やす方針に切り替える予定です。
債券を23%保有している理由
リターンよりも安定性
SNSでは債券不要論もよく見かけます。
しかし私は逆の考えです。
資産が大きくなるほど債券は重要になります。
債券の役割は大きく3つあります。
- 暴落時のクッション
- リバランス原資
- 精神安定剤
株価暴落時に債券を売って株式を買えるため、むしろ攻めのための守備資産だと考えています。
将来は40%まで増やす予定
65歳以降の最終目標では、
- 債券40%
- オルカン40%
- S&P500 10%
- NASDAQ100 5%
- ゴールド5%
というかなり守備的な構成を想定しています。
資産形成期と資産維持期では戦略が違うためです。
ポートフォリオ変更の歴史
2024年10月
- オルカン65%
- 債券35%
非常にシンプルな構成でした。
2026年1月
- ゴールド49%
- オルカン31%
- 債券21%
守備力を高めるためゴールドを大量保有。
2026年4月
- ゴールド45%
- オルカン31%
- 債券21%
- NASDAQ100 2%
NASDAQ100への投資開始。
2026年6月
- オルカン35%
- ゴールド28%
- 債券23%
- NASDAQ100 14%
現在の形へ近づいてきました。
こうして見ると、一貫しているのは「守りを維持しながら少しずつ攻める」という考え方です。
私が考える資産形成の本質
最重要は退場しないこと
投資で最も重要なのは高リターンではありません。
退場しないことです。
毎月積立を継続し、
- 暴落でも売らない
- 相場予想をしない
- 焦って全額投資しない
これを続ける方が結果的に資産は増えます。
自分が続けられる配分が正解
S&P500一本が正解という人もいます。
オルカン一本が正解という人もいます。
どちらも間違いではありません。
しかし最終的には、自分が暴落時に耐えられるかどうかが重要です。
私は株式100%では精神的に厳しいと判断しました。
だから債券やゴールドを組み合わせています。
投資は理論だけではなく、実際に続けられるかどうかが結果を決めるからです。
まとめ
今回の資産公開時点でのポートフォリオは以下の通りです。
- オルカン35%
- 債券23%
- NASDAQ100 14%
- ゴールド28%
- S&P500 0%
そして最終的な理想形は、
- オルカン40%
- 債券40%
- S&P500 10%
- NASDAQ100 5%
- ゴールド5%
です。
資産形成期は攻めを残しつつ、資産維持期では守りを重視する。
派手さはありませんが、長期投資で最も大切なのは継続できる仕組みです。
一攫千金を狙うより、20年後も市場に残っていること。その方が資産形成の成功確率は圧倒的に高いと私は考えています。

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