HUNTER×HUNTERの世界に登場する、カブトムシのような携帯電話「ビートル07型」。
見た目のインパクトは強烈で、初めて見た人は「本当に電話なのか?」と疑いたくなる。しかし、作中ではゴンやキルアたちが使った有名な携帯電話だ。
そんなビートル07型が、過去にiPhoneケースとして本当に商品化されていた。
しかも、ただ形を似せただけではない。羽が開き、角が伸び、ハンターライセンスまで付属する。スマホケースというより、完全になりきりグッズである。
ただし、現在のiPhoneでも使えるのか、今から新品を買えるのか、中古価格はいくらなのかという疑問もあるだろう。
結論から言えば、ビートル07型の公式販売は終了しており、現在は中古市場で探すのが基本だ。また、対応機種はiPhone 6・7・8であり、最近のiPhoneを通常のケースとして装着するのは難しい。
この記事では、HUNTER×HUNTERのビートル07型スマホケースについて、特徴、対応機種、現在の販売状況、中古価格、購入時の注意点まで詳しく解説する。

HUNTER×HUNTERの「ビートル07型」とは?
ゴンたちが使っていたカブトムシ型の携帯電話
ビートル07型とは、漫画『HUNTER×HUNTER』に登場する携帯電話だ。
カブトムシのような大きな本体が特徴で、現実のスマートフォンとはまったく違う形をしている。携帯電話を選んでいたゴンとキルアに対し、レオリオがすすめた機種として知られている。
作中では、次のような高性能な携帯電話として紹介された。
・世界中で利用できる
・屋外なら圏外にならない
・200種類の民族言語に対応した通訳機能がある
・テレビを視聴できる
・番組を録画できる
現在のスマートフォンでも難しい機能が普通に並んでいる。特に「屋外なら圏外にならない」という機能は、現実の通信会社にもぜひ頑張ってもらいたいところだ。
その一方で、ビートル07型はかなり重く、価格も高いという設定になっている。高性能だが、持ち運びには向かない機種という立ち位置だ。
HUNTER×HUNTERらしい未来と不便さが混ざった道具
HUNTER×HUNTERには、現実より進んだ技術と、妙に不便な道具が同時に登場する。
ビートル07型もその一つだ。
世界中で通信できるほど高性能なのに、本体は巨大なカブトムシ型である。便利さだけを考えれば、どう考えても普通の薄い携帯電話のほうがよい。
しかし、この無駄に大きく、無駄に目立つデザインこそが魅力だ。
私も最初に商品を見たときは、「これを本当にiPhoneケースとして使う人がいるのか?」と思った。しかし、HUNTER×HUNTERのファンなら欲しくなる気持ちはよく分かる。
実用性よりも、作品の世界に入り込めることに価値がある商品なのだ。
ビートル07型スマホケースはプレミアムバンダイで商品化された
2017年に予約販売が始まった公式グッズ
HUNTER×HUNTERのビートル07型は、バンダイによってiPhoneケースとして商品化された。
プレミアムバンダイで2017年12月8日から予約受付が始まり、当初は2018年3月に発送される予定だった。
販売価格は4,980円だった。
一般的なスマホケースと比べれば高い。しかし、全長約20cmの大きな本体や、再現されたギミック、付属品まで考えれば、キャラクターグッズとしては納得できる価格だろう。
プレミアムバンダイの公式商品ページにも情報が残っている。
公式商品ページ:
https://p-bandai.jp/item/item-1000142316/
公式ページでは現在、通常の予約販売が終了した商品として掲載されている。過去には抽選販売も行われたが、いつでも購入できる商品ではない。
対応機種はiPhone 6・7・8
公式商品が対応しているのは、次の機種だ。
・iPhone 6
・iPhone 7
・iPhone 8
本体の底側にiPhoneを取り付けて使用する仕組みになっている。
ただし、現在主流のiPhoneは本体サイズやカメラ部分の形が大きく変わっている。そのため、iPhone 6・7・8以外を正式に取り付けることはできない。
無理に別のスマートフォンを入れると、固定できなかったり、本体を傷つけたりする可能性がある。
現在購入するなら、実用品というよりコレクション用品として考えたほうがよい。
スマートフォンを守るための商品ではない
名前はiPhoneケースだが、一般的な保護ケースとは性格が大きく違う。
プレミアムバンダイの公式説明でも、観賞用の商品であり、iPhoneの保護を保証するものではないと案内されている。
落下や衝撃からスマートフォンを守ることを目的に購入すると、期待外れになる可能性がある。
そもそも全長約20cmのカブトムシ型ケースをポケットに入れて毎日持ち歩くのは、かなり無理がある。携帯性という言葉が逃げ出す大きさだ。
ビートル07型は、次の目的で購入する商品と考えるべきだ。
・部屋に飾る
・写真を撮る
・イベントで使用する
・HUNTER×HUNTERのコレクションに加える
・ゴンやキルアになりきる
実用的なスマホケースではなく、スマホを取り付けられる大型コレクションアイテムである。
ビートル07型スマホケースの特徴
カブトムシの羽を開けるギミック
ビートル07型の大きな魅力は、作中の見た目を再現したギミックだ。
カブトムシの羽にあたる部分を左右に開けるようになっており、内部にはディスプレイをイメージしたミラーが配置されている。
羽を閉じている状態でも存在感は強いが、開くとさらに作中の携帯電話らしい姿になる。
一般的なスマホケースは、薄さや持ちやすさを競っている。しかし、ビートル07型はその正反対だ。
薄くする気も、小さくする気もない。作品の姿を再現することだけに全力を注いでいる。この潔さは嫌いではない。
カブトムシの角を伸ばせる
本体上部にあるカブトムシの角は、アンテナのように伸ばせる。
もちろん、角を伸ばしてもスマートフォンの電波が強くなるわけではない。通信機能を改善する効果もない。
それでも、ビートル07型らしさを感じるためには重要なギミックだ。
本体を置いて飾るだけでなく、羽や角を動かして楽しめるため、フィギュアに近い感覚で扱える。
ハンターライセンスが付属
商品には、ハンターライセンスも付属している。
ハンターライセンスは、作中でハンター試験に合格した者だけが受け取れる特別なカードだ。
付属するライセンスはビートル07型本体に取り付けられるため、スマートフォンとライセンスを一緒にセットできる。
ビートル07型だけでも十分に目立つが、ハンターライセンスまで付いていることで、なりきりグッズとしての完成度が高くなっている。
HUNTER×HUNTERのファンにとっては、本体だけでなくライセンスも重要な付属品だ。中古品を購入する場合は、ライセンスが欠品していないか必ず確認したほうがよい。
本体サイズは約20cm
ビートル07型の本体サイズは約20cmだ。
普通のスマートフォンよりかなり大きい。
実際に持つと、スマホケースというより玩具や小型フィギュアに近い。バッグに入れて持ち歩くことはできるが、日常的に使うには不便だろう。
しかし、約20cmあるからこそ、部屋に飾ったときの存在感は強い。
小さなストラップやキーホルダーではなく、ビートル07型そのものを立体化した商品が欲しい人には向いている。
本体素材はABS樹脂
本体にはABS樹脂が使われている。
ABS樹脂は、玩具、家電製品、自動車部品などに広く使われる合成樹脂だ。形を作りやすく、比較的丈夫であるため、キャラクター商品にもよく使われている。
ただし、ABS樹脂だから絶対に壊れないわけではない。
特に中古品は、保管状態によって次のような変化が出ることがある。
・表面の傷
・色あせ
・変色
・接続部分のゆるみ
・羽や角の破損
・べたつき
発売から年数がたっているため、未使用品でも保管状態の確認は必要だ。
ビートル07型スマホケースは現在も買える?
プレミアムバンダイの通常販売は終了
ビートル07型は、現在プレミアムバンダイで通常購入できる状態ではない。
公式ページ自体は残っているが、予約受付は終了している。
今後、再販売や抽選販売が行われる可能性はゼロではない。しかし、再販売が必ず行われるとは言えない。
HUNTER×HUNTERは現在も人気が高く、過去の商品が再び注目されることもある。ただし、再販売だけを待っていると、いつ購入できるか分からない。
今すぐ欲しい場合は、中古市場やフリマサイトを探すことになる。
メルカリなどの中古市場で流通している
現在は、次のような場所で出品されることがある。
・メルカリ
・Yahoo!フリマ
・Yahoo!オークション
・駿河屋
・まんだらけ
・中古ホビーショップ
2026年8月時点のメルカリ検索結果では、2万円台から4万円前後の出品が複数確認できる。新品未開封品や付属品がそろった商品は、さらに高い価格が設定される場合もある。
ただし、出品価格は実際に売れた価格ではない。
高い金額で出品されていても、その価格で購入者が現れるとは限らない。中古相場を確認するときは、販売中の商品だけでなく、売り切れた商品の価格も見たほうがよい。
定価より大幅に高くなっている
発売時の定価は4,980円だったが、現在の出品価格は定価を大きく超えている。
理由としては、次の点が考えられる。
・公式販売が終了している
・流通している数が少ない
・HUNTER×HUNTERの人気が高い
・見た目の再現度が高い
・付属品を含む完品が少ない
・海外のファンからも需要がある
定価の数倍になっているため、勢いだけで購入するのはおすすめしない。
特に3万円以上で購入する場合は、本体の状態、付属品、箱の状態を細かく確認すべきだ。
中古のビートル07型を購入するときの注意点
ハンターライセンスの有無を確認する
中古品では、ハンターライセンスが付属していないことがある。
本体だけでも飾ることはできるが、コレクション品としての価値は下がる可能性がある。
購入前には、次の付属品を確認したい。
・ビートル07型本体
・ハンターライセンス
・外箱
・説明書
・内部の固定用部品
商品写真に写っていない場合は、出品者に確認したほうがよい。
「写真に写っているものがすべてです」と書かれている商品では、後から不足に気づいても対応してもらえない可能性がある。
羽と角が正常に動くか確認する
ビートル07型には可動部分がある。
そのため、長期間の使用や保管によって、羽や角が動きにくくなっている可能性がある。
確認したい点は次のとおりだ。
・左右の羽が開閉できるか
・角を伸ばせるか
・可動部分がゆるくなっていないか
・接続部分にひびがないか
・部品が外れていないか
未開封品では内部の状態を確認できないこともある。
「未開封だから絶対に新品同様」とは限らない。長期間保管された樹脂製品には、経年変化が起こる場合があるからだ。
iPhoneケースとしての実用性を期待しすぎない
ビートル07型は、iPhone 6・7・8用の商品だ。
最新のiPhoneを使用している場合、正式には対応していない。
また、対応するiPhoneを入れた場合でも、落下防止や画面保護を目的としたケースではない。
日常的なスマホケースとして使いたい人より、飾ったり写真を撮ったりしたい人に向いている。
対応していないスマートフォンを無理に入れるために、本体を削ったり加工したりする方法も考えられる。しかし、貴重な商品を傷つける可能性が高いため、私はおすすめしない。
偽物や非公式商品に注意する
人気作品のグッズには、非公式商品や模倣品が出回ることがある。
ビートル07型を購入するときは、次の点を確認したい。
・プレミアムバンダイの商品であるか
・外箱にバンダイの表示があるか
・商品説明に公式品と書かれているか
・実物写真が掲載されているか
・出品者の評価に問題がないか
・相場より極端に安くないか
海外通販サイトでは、似た形の商品が販売されている場合もある。公式品にこだわるなら、販売元や箱の表示まで確認するべきだ。
ビートル07型スマホケースはどんな人におすすめ?
HUNTER×HUNTERのコレクター
ビートル07型は、HUNTER×HUNTERの代表的な道具の一つだ。
キャラクターのフィギュアとは違い、作品内で実際に使われていた道具を再現している。
そのため、作中アイテムを集めている人には魅力が大きい。
ゴン、キルア、レオリオが使っていた携帯電話を現実で手に取れる。ファンにとっては、それだけでも価値がある。
部屋に飾れる珍しいグッズが欲しい人
全長約20cmのカブトムシ型スマホケースは、かなり目立つ。
HUNTER×HUNTERを知らない人が見ても、「これは何なのか」と気になる見た目だ。
本棚やコレクションケースに飾れば、部屋のアクセントになる。
ただし、普通のインテリアになじむことは期待しないほうがよい。巨大なカブトムシ型携帯電話が、静かに部屋へ溶け込むはずがない。
撮影やイベントで使いたい人
ビートル07型は、コスプレや作品を意識した撮影にも向いている。
ハンターライセンスと組み合わせれば、HUNTER×HUNTERの世界観を表現しやすい。
羽や角を動かせるため、写真にも変化をつけられる。
ただし、イベント会場へ持っていく場合は、破損や紛失に注意したい。現在の中古価格を考えると、乱暴に扱える商品ではない。
ビートル07型に関するよくある質問
ビートル07型で本当に電話できる?
ビートル07型自体に通話機能や通信機能はない。
対応するiPhoneを取り付けることで、iPhone側の機能を使用する商品だ。
作中のような翻訳機能、テレビ録画機能、圏外を防ぐ機能は搭載されていない。
Androidスマートフォンでも使える?
公式の対応機種はiPhone 6・7・8のみだ。
Androidスマートフォンには正式対応していない。
サイズが近い機種でも、固定方法やボタンの位置が合わない可能性があるため、使用はおすすめできない。
最新のiPhoneでも使える?
最新のiPhoneには対応していない。
本体サイズ、厚さ、カメラ部分の形が異なるため、そのまま装着するのは難しい。
現在はスマホケースとしてではなく、観賞用グッズとして購入するのが現実的だ。
再販される可能性はある?
将来の再販売について、確実な情報はない。
過去には抽選販売が行われた実績があるため、再び販売される可能性はある。しかし、必ず再販されるとは言えない。
再販売を待つ場合は、プレミアムバンダイの商品ページや公式のお知らせを定期的に確認したほうがよい。
中古でいくらなら購入してもよい?
商品の状態や付属品によって価値は変わるため、一つの価格だけで判断するのは難しい。
購入前には、複数のフリマサイトや中古ショップを比較するべきだ。
特に高額な商品では、次の条件を確認したい。
・未開封か開封済みか
・ハンターライセンスがあるか
・外箱があるか
・羽や角が壊れていないか
・変色や傷がないか
・送料が含まれているか
販売中の価格ではなく、過去に売れた価格を基準に判断することが重要だ。
まとめ
HUNTER×HUNTERのビートル07型スマホケースは、作中に登場したカブトムシ型携帯電話を再現した公式グッズだ。
2017年にプレミアムバンダイで予約販売され、販売価格は4,980円だった。
対応機種はiPhone 6・7・8で、本体サイズは約20cm。羽を開くギミックや伸ばせる角があり、ハンターライセンスも付属している。
ただし、現在は公式の通常販売が終了している。購入する場合は、メルカリやYahoo!フリマ、中古ホビーショップなどを探すことになる。
中古市場では定価よりかなり高い価格で出品されているため、状態や付属品を確認せずに購入するのは危険だ。
また、名前はスマホケースだが、現在のiPhoneには対応しておらず、スマートフォンを保護する商品でもない。
今から購入するなら、実用品ではなくHUNTER×HUNTERのコレクションアイテムとして考えるべきだ。
実用性は低い。持ち運びにも向かない。価格も安くない。
それでも、羽を開き、角を伸ばし、ハンターライセンスを装着した姿には、普通のスマホケースにはない魅力がある。
HUNTER×HUNTERの世界を現実で楽しみたい人にとって、ビートル07型は今でも特別なグッズなのだ。


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