【目的別】予算20万!サクサク自作PCのパーツ&構成を解説

予算20万円の自作PC構成&パーツ

どうも、自作PC沼にハマった男「たっく」です。

予算20万円でサクサク動く自作PCってどんな構成?

そんな疑問を解消すべく、今回は自作PC歴8ヶ月の僕が「予算20万で組める自作PCのパーツ&構成」を解説していきます。

どんなパーツを選べばいいかわからない人は、予算が超えてしまうかもしれないので注意が必要ですね。少しでも最適な自作PCを作りたいということであれば、当記事は参考になると思います。

この記事で分かること
  • 構成を考えるポイント
  • 20万円で作れる自作パソコン構成
  • 同価格帯でのおすすめ既製パソコン

予算20万円ほどで作れる構成&パーツが分かるので、アッパーミドルクラスの自作PCを作る時の参考になると思います。気になる人は、ぜひ読み進めてみてください。

目次

20万円予算で自作PCの構成を考えるポイント

以下の2点を、意識してパーツ構成してみてください。

  • サクサク動く性能を知る
  • 自身の譲れない目的を決める

性能の目安

基本的な用途でサクサク動く性能を、各パーツごとにまとめてみました。

カテゴリー目安例
CPUコア10コア
GPU3070Ti
マザーボードB660
メモリ16GB
SSDM.2SSD1TB
CPUクーラーAS500 Plus
電源1000W
ケース好きもの

各カテゴリーについて、これくらいあれば十分だろうという目安を明示しました。個人の用途によって大きく違うため、あくまで参考としてご利用ください。

ケースは好き嫌いも多いのと種類が多すぎるので、「好きなもの」としてあります。迷う方は、基本的にATXが入るタワーケースで探してみましょう。特に重要な性能に直結するのがCPU、GPUの2つです。

自身の譲れない目的を決める

次に自分が一番何を重視するのかを決めましょう。例えば、以下のような感じです。

  • ゲームfps優先
  • ゲーム解像度優先
  • 画像処理
  • 動画処理

ゲームfps優先であれば、処理性能の高いCPUが必要です。ゲーム解像度優先であればGPUのVRAM搭載量が多いほうがよく、画像処理はコア数の多いCPUが良いです。

動画処理は、CPUもGPUもバランスよくできる限り良いものがいいでしょう。詳細は「予算20万円で作るオススメ自作PC構成」で紹介していきます。

【目的別】予算20万円で作るオススメ自作PC構成

自作PCパーツの配線作業

予算20万円で、以下の5つに分けてオススメの構成を解説します。

  • 理想構成
  • ゲームfps優先
  • ゲーム解像度優先
  • 画像処理
  • 動画処理

理想構成

構成のポイントで紹介した、目安のパーツをフルで組んだ理想構成です。

カテゴリー型番値段(記事作成時点)
CPUCore i7-12700F 12コア(P-core 8(2.1GHz)+E-core 4(1.6GHz)/20スレッド/Sigle P Turbo(4.8GHz)、E Turbo (3.6GHz)/Turbo Boost Max (4.9GHz)/Smart Cache 25MB/TDP65W ※F型番は内蔵グラフィックスは搭載されておりません。46,790円(税込)
CPUクーラーR-AS500-BKNLMP-G (AS500 PLUS)7,520円(税込)
マザーボードROG STRIX B660-F GAMING WIFI24,800円(税込)
ケースZALMAN T8ENSO Black (BFC-ENS-150-KKWGK-RP)MAN T810,480円(税込)
電源TOUGHPOWER GF1 1000W -GOLD- PS-TPD-1000FNFAGJ-119,800円(税込)
メモリーMTC8C1084S1UC48BA1 バルク8,999円(税込)
SSDKMPX3480-1TB10,800円(税込)
GPUNED307T019P2-1046X-G GAINWARD GeForce RTX3070Ti PHOENIX 8GB GDDR6X 256bit 3-DP HDMI98,000円(税込)
合計227,189円

現在販売されている最新世代で構成しました。なので、メモリはDDR5を選択しています。とりあえず、ゲームや動画編集も今後の拡張性も十分にある構成になっています。

これをベースにしてゲーム用、編集用にカスタマイズした構成を紹介していきます。この性能であれば動画配信なども問題なくできるでしょう。

ゲームfps優先

ゲームでfps優先ならば、処理性能の高いCPUが必要です。GPUは理想構成より少しグレードダウンしてもよいでしょう。

カテゴリー型番値段(記事作成時点)
CPUCore i5-12600KF 10コア(P-core 6(3.7GHz)+E-core 4(2.8GHz)/16スレッド/Sigle P Turbo(4.9GHz)、E Turbo (3.6GHz)/Smart Cache 20MB/TDP125W ※F型番は内蔵グラフィックスは搭載されておりません。36,570円(税込)
CPUクーラーR-AS500-BKNLMP-G (AS500 PLUS)7,520円(税込)
マザーボードROG STRIX B660-F GAMING WIFI24,800円(税込)
ケースZALMAN T83,380円(税込)
電源SST-DA850-G11,980円(税込)
メモリーMTC8C1084S1UC48BA1 バルク8,999円(税込)
SSDKMPX3480-1TB10,800円(税込)
GPUZTRTX3070TWINEDGEOC-8GB/ZT-A30700H-10PLHR ZOTAC GAMING GeForce RTX 3070 Twin Edge OC LHR86,900円(税込)
合計190,949円

メモリ以外は、CPUをPコアEコアが混在するミニマムのi5に変更しました。i5でも10コアありマルチ性能は十分です。Sigle P Turbo(4.9GHz)と上位と同等のクロックでCPUは稼働できますので、i7の下だからと言って性能的にとても劣っていることはありません。

また、電源容量を850Wに減らしています。今後新しいGPUが出ることも考えると、そのままGPUだけ変更する可能性があれば、余裕をもった1000Wを選択しておくのもありだと思います。最後に、アップグレードと構成の注意点を以下にまとめておくので参考にしてください。

アップグレード&注意点
  • 動作クロックは高めのCPUがより良い
  • メモリも動作クロック高めがより良い
  • 電源容量は1000Wだと将来も余裕あり
  • GPUはゲームに合わせてグレードアップ
  • 上位3070Tiくらいが性能が良く扱いやすい

ゲーム解像度優先

ゲーム解像度優先であればGPUのVRAM搭載量が多いほうがいいです。

カテゴリー型番値段(記事作成時点)
CPUCore i5-12600KF 10コア(P-core 6(3.7GHz)+E-core 4(2.8GHz)/16スレッド/Sigle P Turbo(4.9GHz)、E Turbo (3.6GHz)/Smart Cache 20MB/TDP125W ※F型番は内蔵グラフィックスは搭載されておりません。36,570円(税込)
CPUクーラーR-AS500-BKNLMP-G (AS500 PLUS)7,520円(税込)
マザーボードROG STRIX B660-F GAMING WIFI24,800円(税込)
ケースZALMAN T83,380円(税込)
電源SST-DA850-G11,980円(税込)
メモリーMTC8C1084S1UC48BA1 バルク8,999円(税込)
SSDKMPX3480-1TB10,800円(税込)
GPUTUF-RTX3080-O10G-V2-GAMING109,800円(税込)
合計213,849円

ゲームfps優先より性能が高く、2GBVRAMの多い10GBのRTX3080を選択しています。4Kなどの高解像度でゲームをおこなうのであるならば、VRAMを多く使うので妥協せずにRTX3080以上の性能が必須だと思います。

あとは、できるだけ予算を抑えて4Kのモニターなどに予算を割くのが良いでしょう。最後に、アップグレードと構成の注意点を以下にまとめておくので参考にしてください。

アップグレード&注意点
  • 電源容量は1000Wだと将来も余裕あり
  • GPUはゲームに合わせてグレードアップ
    VRAM容量の大きいものを選択

画像処理

画像処理は、コア数の多いCPUが良いです。

カテゴリー型番値段(記事作成時点)
CPUCore i7-12700F 12コア(P-core 8(2.1GHz)+E-core 4(1.6GHz)/20スレッド/Sigle P Turbo(4.8GHz)、E Turbo (3.6GHz)/Turbo Boost Max (4.9GHz)/Smart Cache 25MB/TDP65W ※F型番は内蔵グラフィックスは搭載されておりません。46,790円(税込)
CPUクーラーR-AS500-BKNLMP-G (AS500 PLUS)7,520円(税込)
マザーボードROG STRIX B660-F GAMING WIFI24,800円(税込)
ケースZALMAN T83,380円(税込)
電源SST-DA850-G11,980円(税込)
メモリーMTC8C1084S1UC48BA1 バルク8,999円(税込)
SSDKMPX3480-1TB10,800円(税込)
GPUZTRTX3070TWINEDGEOC-8GB/ZT-A30700H-10PLHR ZOTAC GAMING GeForce RTX 3070 Twin Edge OC LHR86,900円(税込)
合計201,169円

同時処理能力の高くなるように、CPUを12コアのi7にしてあります。その分、ケースと電源のグレードを下げています。メモリは、基本動作クロックが高いDDR5で構成しているのでDDR4より高速に画像処理ができると思います。

現時点で画像編集はメモリが高速なDDR5のほうが処理が速い傾向にあるので今から組むのであればDDR5は必須でしょう。最後に、アップグレードと構成の注意点を以下にまとめておくので参考にしてください。

アップグレード&注意点
  • CPUコア数は多いほど良い
  • メモリは高クロックのDDR5が必須
    可能であれば容量が大きいもの
  • GPUは3060TiくらいでもOK

動画処理

動画処理は、CPUもGPUもバランスよくできる限り良いものがいいでしょう。

カテゴリー型番値段(記事作成時点)
CPUCore i7-12700F 12コア(P-core 8(2.1GHz)+E-core 4(1.6GHz)/20スレッド/Sigle P Turbo(4.8GHz)、E Turbo (3.6GHz)/Turbo Boost Max (4.9GHz)/Smart Cache 25MB/TDP65W ※F型番は内蔵グラフィックスは搭載されておりません。46,790円(税込)
CPUクーラーR-AS500-BKNLMP-G (AS500 PLUS)7,520円(税込)
マザーボードROG STRIX B660-F GAMING WIFI24,800円(税込)
ケースZALMAN T83,380円(税込)
電源SST-DA850-G11,980円(税込)
メモリーMTC16C2085S1UC48BA1 バルク18,999円(税込)
SSDKMPX3480-1TB10,800円(税込)
GPUZTRTX3070TWINEDGEOC-8GB/ZT-A30700H-10PLHR ZOTAC GAMING GeForce RTX 3070 Twin Edge OC LHR86,900円(税込)
合計211,169円

一番処理能力が必要だと思われる動画処理は、CPUもGPUもほぼ妥協していません。さらに、安定した処理量を増やすためメモリの容量を32GBに変更しました。画像処理よりも1万円ほど高い状態ですが、この性能であれば動画編集はフルHDなら十分だと思います。

4Kだと素材や編集内容によっては、きつい部分が出てくるかもしれません。4Kなどに対応する場合は3080以上の性能がオススメです。最後に、アップグレードと構成の注意点を以下にまとめておくので参考にしてください。

アップグレード&注意点
  • CPUコア数はマルチ、シングルともに性能がいいほうが無難
  • メモリは高クロックのDDR5が必須
    容量は32GB以上で容量は多めがより良い
  • GPUはVRAMは8GBが最低限
    可能であれば10GB以上にアップグレード
  • 電源容量は1000Wだとより良い

予算20万円で購入できるパソコンを買うのもあり

ノートパソコンとメモ帳とスマホとコーヒー

ここまでで「やっぱり自作PCは面倒くさそう」なんて思っている方は、予算20万円で既製品のPCを購入するという選択肢もあります。ここでは予算20万円で購入可能なノートPCとデスクトップPCを紹介します。

既製ノートパソコン参考例

ノートパソコンだと少し性能が劣るものが多いですが、使用用途によってはノートでも十分な場合もあり得そうです。

既製デスクトップパソコン参考例

あわせて読みたい

デスクトップパソコンだと、ノートに比べ更に性能差が少なくなります。細かなパーツなどにこだわらないのであれば、既製品でも十分かもしれません。

ただ自分の好きなパーツを選んで、好きなように組めるのは自作だけですよ!

予算20万円だと現環境でのゲームや編集は問題なくできる

結論としては「予算20万円だと十分に大体のゲームや編集ができる」自作PCが作れます。必要に応じて、予算と都合がつく限り以下のアップグレードをしていくと良いと思います。

  1. CPUを上位(コア数が多い、動作が速いもの)
  2. GPUをアップグレード(VRAMの多いもの、動作が速いもの)
  3. メモリ容量を増やす
  4. メモリの動作クロックが高いものを選択
  5. SSDの容量を増やす
  6. 電源を1000W以上
  7. ケースファン追加

今回のレベルであれば、フルHDであれば動画配信も可能なのではないでしょうか?大体20万弱あれば、かなり性能の良いものができると思いますので、参考にしてみてください!

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