こんにちはTac^^です。
よくあるローンの支払い。
最近はCMでも「過払金」などという言葉も耳にしますよね。
カードローンの返済方式
プロミスやアイフルは、「残高スライド元利定額返済方式」です。
借入残高に応じて毎月決まった額を返済していきます。
残高スライドというのは、借入残高によって毎月の返済額が変動するという意味です。
借入残高 | 毎月の返済額 |
---|---|
10万円 | 4,000円 |
20万円 | 8,000円 |
30万円 | 11,000円 |
50万円 | 13,000円 |
100万円 | 26,000円 |
200万円 | 40,000円 |
300万円 | 60,000円 |
これはプロミスで借りた時の毎月の返済額です。
その月の借入残高に応じて最少返済額が変わります。
アコムの返済方式は、「定率リボルビング方式」です。
借入残高に限度額に応じて決められた利率をかけた額を返済します。
このようにカードローンでは、「元利定額返済」「元利定率返済」の2つがあります。
ほとんどのカードローンで「元利定額返済」が採用されています。銀行カードローンの多くもこの方式です。
元金定額返済だと、毎月の返済額が変わるため、カードローンのように、毎月自分で返済するようなタイプのローンには向いていないのでしょう。
元利定額返済と元金定額返済の違い
「元利定額返済で月4,000円」と「元金定額返済で月4,000円」では、毎月の返済額が異なります。
元利定額方式で4,000円返済する場合と、元金定額方式で4,000円返済する場合を簡単に説明します。
元利定額方式(元利均等方式)では、毎月の返済額が一定になっており、その中に利息分が含まれます。借入残高が少なくなると元金部分の支払額が多くなります。
元金定額方式(元金均等方式)では、元金部分の支払いが毎月固定されていて、それに毎月の利息分がプラスされます。借入残高が少なくなると、利息部分の支払いが減っていくため毎月返済額が変わります。
同じ毎月4,000円の返済でも、元利均等では利息を含めて4,000円ですが、元金均等では元金部分の支払いが4,000円になります。
クレジットカードのキャッシングや住宅ローンの返済方式は、元金均等になっていることがあります。
残高スライドになっている場合、借入残高によって毎月の最少返済額は変動します。実際には残高が20万円の時は月1万円、残高が5万円の時は月4千円といったようになります。最少返済額はカードローン会社により異なります。
返済期間と利息
あくまでイメージですが、元利定額は始めの返済は、利息部分が大きく徐々に元金部分が増えていきます。
元金定額は、元金部分の返済は一定で、利息部分が徐々に減っていきます。
「元利定額で月4,000円」と「元金定額で月4,000円」では、元金定額の方が毎月の返済額が多く、早く返済が終わるので利息は少なくなります。
定額と定率の違い
毎月の返済額が「◯千円、◯万円」などのように金額が固定されているのが『定額』です。
毎月の返済額が、「借入残高の◯◯%」など割合で決められるのが『定率』です。
大手消費者金融では、プロミスやアイフルなどが定額方式を採用しています。アコムは定率方式です。
ただし、定額方式でも、プロミスのように返済額を決める計算式は定率で、千円未満は切り上げる形で定額としているところもあります。
簡単に説明すると、月々の支払額が1万円の場合、1万円の支払いに利息を含むものが「元利定額」、1万円の支払いに利息をプラスしたものが「元金定額」です。
「元利定額(残高スライド方式)」と「元金定額(定額リボルビング方式)」とでは、どちらが支払う金利手数料は少なくて済むのでしょうか?
元利定額(残高スライド方式)の場合
元利定額の場合、月々の支払額に利息が含まれます。
10万円の支払いを金利15%、毎月の支払いが1万円のリボ払いにした場合の返済は以下のようになります。
支払い回数 | 支払残高 | 元本 | 利息 | 月々の支払額 |
---|---|---|---|---|
1回 | 100000円 | 8750円 | 1250円 | 10000円 |
2回 | 91250円 | 8860円 | 1140円 | 10000円 |
3回 | 82390円 | 8971円 | 1029円 | 10000円 |
4回 | 73419円 | 9083円 | 917円 | 10000円 |
5回 | 64336円 | 9196円 | 804円 | 10000円 |
6回 | 55140円 | 9311円 | 689円 | 10000円 |
7回 | 45829円 | 9428円 | 572円 | 10000円 |
8回 | 36401円 | 9545円 | 455円 | 10000円 |
9回 | 26856円 | 9665円 | 335円 | 10000円 |
10回 | 17191円 | 9786円 | 214円 | 10000円 |
11回 | 7405円 | 7313円 | 92円 | 7405円 |
合計 | 0円 | 99908円 | 7497円 | 107405円 |
元利定額の場合の総支払額は10万7497円になります。
元金定額(定額リボルビング方式)の場合
元金定額の場合、月々の支払額に利息がプラスされます。
10万円の支払いを金利15%、毎月の支払いが1万円のリボ払いにした場合の返済は以下のようになります。
支払い回数 | 支払残高 | 元本 | 利息 | 月々の支払額 |
---|---|---|---|---|
1回 | 100000円 | 10000円 | 1250円 | 11250円 |
2回 | 90000円 | 10000円 | 1125円 | 11125円 |
3回 | 80000円 | 10000円 | 1000円 | 11000円 |
4回 | 70000円 | 10000円 | 875円 | 10875円 |
5回 | 60000円 | 10000円 | 750円 | 10750円 |
6回 | 50000円 | 10000円 | 625円 | 10625円 |
7回 | 40000円 | 10000円 | 500円 | 10500円 |
8回 | 30000円 | 10000円 | 375円 | 10375円 |
9回 | 20000円 | 10000円 | 250円 | 10250円 |
10回 | 10000円 | 10000円 | 125円 | 10125円 |
合計 | 0円 | 100000円 | 6875円 | 106875円 |
元金定額の場合の総支払額は10万6875円になります。
金利手数料を減らしたければ「元金定額」を選ぶ
上の例を見てもらえば分かるように、「元利定額」と「元金定額」では「元金定額」の方が金利手数料が少なくなります。
上の例だと10万7497円(元利定額)と10万6875円(元金定額)で622円しか変わりませんが、利用額がもっと大きくなり、月々の支払額がもっと少なくなる長期コースだと、雪だるま式にその差は大きくなります。
どうしてもリボ払いにせざるを得ない場合、自分の使っているクレジットカードが「元利定額」なのか「元金定額」なのかをチェックしておくといいでしょう。
どちらかを選べる場合なら、迷わず金利手数料が少なくて済む「元金定額」を選ぶようにしましょう。
ちなみに私は
三井住友カード ゴールドローンカードレス
振り込み専用サービスとして
ご利用利率を引き下げた
カード不発行タイプ
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