まずは規格から確認！

LANケーブルの規格

規格	通信速度	伝送帯域	シールド有無	コネクタ
CAT.5	100Mbps	100MHz	UTP	RJ-45
CAT.5e	1Gbps	100MHz	UTP	RJ-45
CAT.6	1Gbps	250MHz	UTP	RJ-45
CAT.6A	10Gbps	500MHz	UTP/STP	RJ-45
CAT.7	10Gbps	600MHz	STP	ARJ45/GG45/TERA
CAT.7A	10Gbps	1,000MHz	STP	ARJ45/GG45/TERA
CAT.8	40Gbps	2,000MHz	STP	ARJ45/GG45/TERA

UTPケーブルとSTPケーブルの違い

一部のネットワーク環境においては、ノイズが通信に悪影響を与える可能性があります。

そうした環境で活躍しているのが「STPケーブル」。

また、一般的には「UTPケーブル」が広く普及。

UTPケーブルの特徴

「UTP」は「Unshielded Twisted Pair」の略。

「UTPケーブル」とは「シールド処理が施されていない、ペアの撚り（ヨリ）ケーブル」を指します。

一般的なLANケーブルはこのUTPケーブルを意味しており、家庭やオフィスなど多くの環境で使用されています。

「シールド処理」とは、簡単に言えば外部ノイズを遮断するための処理。

シールド処理を実施することで、外部ノイズに対する耐性が強くなり通信速度や通信の安定
性が増します。

多数のネットワーク機器が設置されている一部の環境をのぞき、一般的なネットワーク環境ではシールドの有無が問題になるほど大きなノイズによる影響は考えられません。

後述するSTPケーブルよりも安価なため、多くの環境ではUTPケーブルが選択されます。アース処理を実施する必要がない手軽さもメリットです。

STPケーブルの特徴

「STP」は「Shielded Twisted Pair」の略。

STPケーブルは「シールド処理が施されているペアの撚りケーブル」を意味します。

シールド処理を実施することにより、電磁波やノイズへの高い耐性を実現しています。

一方で、外部ノイズによってシールドにたまる電機はさらなるノイズの発生源となります。

そのため、STPケーブルではネットワーク機器にアース処理をして、電気を逃がす必要があります。アース処理ができない場面でSTPケーブルを用いると、たまった電気がノイズの発生源となり、通信に悪影響が起こり得るでしょう。

家庭用ネットワーク製品でアース処理ができるものはごくわずか。

そのため、一般的なネットワーク環境でSTPケーブルが選ばれることはあまりありません。

また、上述したように特殊な環境をのぞけば、外部ノイズが通信に与える悪影響はごくわずかです。

反対に工場やデータセンター、機器が集中しているオフィスや市街地、またADSL環境などではSTPケーブルが使用されることもあります。

＊＊＊

多くのネットワーク環境では、UTPケーブルによって問題が生じることはありません。

また、一般的に流通しているLANケーブルの多くはUTPケーブルです。

一方で、ノイズの集中している環境ではSTPケーブルを選ぶメリットもあります。

使用環境に応じて適切なLANケーブルを選びましょう。

実際に動作のテスト

動作確認環境

• PS5
• 配線
  家のLAN配線→ルータ→PS5
• ルータ(アンテナ送受信各二個)
  有線：1000Mbps,100Mbps,10Mbps
  （無線：IEEE802.11g MAX54Mbps,IEEE802.11b MAX11Mbps,IEEE802.11n MAX300Mbps)

動作変更点

1. LANケーブル６　　２本
2. LANケーブル６A　 ２本

PS5のネットワーク診断で実施

	動作環境１	動作環境2-1 PS５と ルータ間のみ６A	動作環境2-２ 家のLANコネクタ から全て６A	動作環境３ 家のLANコネクタ 直挿6A
download	82.7Mbps(7:30) 44.0Mbps(21:40) 24.4Mbps(22:00)	57.2Mbps(20:40) 54.5Mbps(20:50) 39.3Mbps(21:00)	37.9Mbps(20:42) 42.3Mbps(20:45) 33.4Mbps(21:00)	82.3Mbps(0:30) 72,8Mbps(0:40) 78.2Mbps(0:43)
upload	9.5Mbps(7:30) 9.5Mbps(21:40) 8.7Mbps(22:00)	9.5Mbps(20:40) 9.6Mbps(20:50) 9.0Mbps(21:00)	9.4Mbps(20:42) 9.5Mbps(20:45) 9.4Mbps(21:00)	9.6Mbps(0:30) 9.0Mbps(0:40) 9.6Mbps(0:43)

よくわからんのでゲームで確認

Devision２	動作環境１	動作環境2-1 PS５と ルータ間のみ６A	動作環境2-２ 家のLANコネクタ から全て６A	動作環境３ 家のLANコネクタ 直挿6A
アプリのみ 起動	1:03.49 1:02.27 1:04.05	1:05.41 1:06.76 1:04.14	1:06.04 1:02.19 1:02.18	1:04.97 1:03.70 1:04.86
PS5起動から カウント	1:28.26 1:27.33 1:27:96	1:29.31 1:30.50 1:27.79	1:30.07 1:25.32 1:25.96	1:28.49 1:27.44 1:27.86

※キャラクターのロードが完了するまでのタイム

結論

若干の誤差と言えなくもないが２〜３秒ロード時間を更新できた感じ。

とりあえずいろんな情報どおり、PS5などの家庭用ゲーム機には６AのUTPがベター！であるのは間違いなさそう。だが正直微々たる差にも思える直挿での性能があまり変化ない気持ち下がっている感じがるのでどうだろう・・・

もう少し詳しい方いればぜひ教えてください！

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通信規格と最高通信速度／使用周波数帯