2年間で、体重は10.8kg減りました。それでも腹囲は、男性の基準の85cmをまだ5.5cm上回っています。
私の記録では、体重は12.5%減ったのに、腹囲は5.7%しか減っていません。途中には、体重は落ちているのに腹囲が減らない時期もありました。
体重が減れば、お腹まわりも同じように細くなる。そう考えたくなります。ところが記録を並べると、2つの数字はそろって動きませんでした。では、腹囲が減らないときは、何を見直せばいいのでしょうか。まず確かめたいのは、腹囲を毎回同じ条件で測れているかです。
体重と腹囲の2年間の記録
開始と最新の4つの数字
記録は2024年8月から2026年9月まで、42回の測定です。測った項目は、体重と腹囲です。記録には、BMIと体脂肪率の数字もあります。
| 項目 | 2024年8月 | 2026年9月 | 変化 |
|---|---|---|---|
| 体重 | 86.2kg | 75.4kg | −10.8kg(−12.5%) |
| 腹囲 | 96.0cm | 90.5cm | −5.5cm(−5.7%) |
| BMI | 28.5 | 24.9 | −3.6 |
| 体脂肪率 | 26.4% | 23.5% | −2.9ポイント |
体重とBMIは、どちらも1割以上下がりました。BMIは体重から計算するので、体重と同じ向きに動きます。腹囲の変化は、割合で見ると体重の半分に届いていません。
体重が減っても腹囲が減らない時期
2年の途中には、体重が減っても腹囲が減らない時期がありました。体重だけを見ていれば、減量はうまく進んでいる時期です。
それでも、腹囲の数字は減りませんでした。体重と腹囲を両方測っていたので、このずれが記録に残っています。
腹囲が減らないときに知っておきたい基準
腹囲は内臓脂肪の目安
腹囲は、体重とは別の目的で測る数字です。厚生労働省のe-ヘルスネットでは、メタボリックシンドロームの診断基準の中で、おへその高さの腹囲(ウエスト周囲径)を内臓脂肪がたまっているかどうかの目安にしています。基準は男性85cm以上、女性90cm以上です(2026年10月17日に確認)。
ただし、腹囲が基準を超えただけでメタボと決まるわけではありません。同じページによると、内臓脂肪がたまっていることに加えて、血圧・血糖・血清脂質のうち2つ以上が基準から外れている状態を指します。私の腹囲は90.5cmで、男性の基準をまだ上回っています。ここで言えるのは「腹囲の基準を上回っている」ということまでです。
BMIと腹囲は別の物差し
BMIは、体重(kg)を身長(m)の2乗で割った数字です。e-ヘルスネットのBMIの解説によると、日本肥満学会の基準では25以上を肥満としています。
私のBMIは28.5から24.9になり、25を下回りました。BMIで判断するなら、肥満の基準からは外れたことになります。
一方で、腹囲は男性の基準より5.5cm上にあります。BMIの計算には身長と体重しか使わないので、脂肪がお腹にどれだけあるかは分かりません。体重とBMIが下がったことと、お腹まわりが細くなったことは、分けて確かめる必要があります。
| 数字 | 計算・測り方 | 分かること |
|---|---|---|
| 体重 | 体重計で測る | 体全体の重さ |
| BMI | 体重 ÷ 身長(m)の2乗 | 身長に対する体重の多さ |
| 腹囲 | おへその高さで測る | 内臓脂肪がたまっているかどうかの目安 |
腹囲の測り方で比べる条件をそろえる
決められた測り方
診断基準では、腹囲の測り方まで決められています。
同じ診断基準のページによると、腹囲は次の条件で測ります。
- 立った姿勢で測る
- 息を軽く吐いたときに測る
- おへその高さで測る
- 脂肪が多くておへそが下にずれている場合は、肋骨のいちばん下と腰骨の出っ張り(前上腸骨棘)の中間の高さで測る
前回と比べるために
腹囲が減らないと感じたときは、まず測る条件が毎回同じかを確かめます。姿勢や息の状態、メジャーの高さが変われば、前回の数字とは比べにくくなります。
条件をそろえたうえで、体重と腹囲を同じ日に記録すると、2つの数字のずれが見えてきます。
家庭用の体脂肪計については、自宅の体脂肪計って意味ある?で書いています。
腹囲を減らすためにやった食事と運動
食事で変えた5つのこと
厚生労働省のメタボリックシンドローム改善のための基本戦略では、腹囲が大きくなる最も重要な原因を、過食と運動不足としています。対処の中心も、食べ過ぎと運動不足を解消することです。
私が食事で変えたのは、次の5つです。どれか1つではなく、全部を変えました。
| 変えたこと | 内容 |
|---|---|
| 量 | 食べる量を減らした |
| 間食 | 間食を減らした |
| 夜遅くの食事 | 夜遅くに食べるのをやめた |
| 炭水化物 | ご飯・麺などを減らした |
| お酒 | お酒を減らした |
運動は毎日のHIIT
運動は、HIIT(高強度インターバルトレーニング)を毎日行いました。HIITは、きつい運動と短い休みを交互にくり返すトレーニングです。
使った道具
減量のあいだに使った道具は、次のとおりです。メーカーや型番は書いていません。右の列は、Amazonで同じ種類の道具を探せる検索結果へのリンクです。
| 用途 | 道具 | Amazonで探す |
|---|---|---|
| 測る | 体重計 | 体重計の検索結果 |
| 測る | 体組成計 | 体組成計の検索結果 |
| 測る | メジャー | メジャーの検索結果 |
| 運動 | ケトルベル | ケトルベルの検索結果 |
| 運動 | プッシュアップバー | プッシュアップバーの検索結果 |
| 運動 | 懸垂バー | 懸垂バーの検索結果 |
| サポーター | 膝のサポーター | 膝サポーターの検索結果 |
| サポーター | 手首のサポーター | 手首サポーターの検索結果 |
サプリと腸内環境
食事と運動のほかに、サプリと腸内環境にも手を入れました。どのサプリを試して、体重と腹囲がどう動いたかは、別の記事に記録しています。
- 2年間の記録と、効いたサプリ・微妙だったサプリ:【実録】86kg→75kgまで痩せた2年間の全記録
- 腸内環境とサプリの組み合わせ:腸内環境を変えたら体重は落ちる?
※体重などの数字は、それぞれの記事を書いた時点の測定値です。
いちばん効いたこととつらかったこと
効いたのは食事と運動
食事、運動、サプリ、腸内環境と、2年間で全部をやりました。その中で、いちばん効いたと思うのは食事と運動です。
途中でやめたもの、続かなかったものは特にありません。
つらかったのは食事
いちばんつらかったのは食事です。いちばん効いたと思うものと、いちばんつらかったものの両方に、食事が入っています。
2年間続けるためにしたこと
先に決めておいたこと
続けるために決めていたのは、行う時間帯です。手間を減らすために、道具の置き場所も変えました。
予定どおりにできなかった日
予定どおりにできなかった日もありました。そういう日は、できたことだけでなく、できなかったことも記録に残し、次に取り組むときは内容を小さくしました。
数字が思ったように動かないとき
記録は、気になったときに見返していました。数字が思ったように動かないときは、まず測った条件を確かめました。腹囲の測り方の条件は、前の節「腹囲の測り方で比べる条件をそろえる」で書いています。
腹囲を減らすための公的な目安
食事は「具体的な目標」で決める
腹囲を減らすには、何から手を付ければいいのか。e-ヘルスネットの肥満・メタボリックシンドローム予防の食事は、特定の食品を抜いたり、極端に量を減らしたりするやり方を勧めていません。基本は、主食・主菜・副菜をそろえた食事です。
同じページでは、「減らす」「控える」のようなあいまいな目標より、具体的に決めた目標のほうが実践しやすいとしています。例として挙がっているのは、「ご飯は1膳まで」「間食は1日1回まで」です。いつ、どんなときに、何を食べ、どう感じたかを記録すると、自分の課題も見えやすくなります。できない日があっても、何日かで調整すればよいとされています。
減らす量の目安と目標のBMI
同じページによると、体重を3〜4%減らす緩やかな減量でも、検査の数値の異常はよくなるとされています。目標とするBMIの範囲は年代で分かれていますが、上限はどの年代も24.9です。私のBMIは、ちょうどこの上限の24.9まで下がりました。それでも腹囲は、男性の基準を上回っています。
運動の目安
厚生労働省の身体活動・運動ガイド2023(成人版)は、成人に次の量を勧めています。
| 種類 | 目安 |
|---|---|
| 身体活動(歩く・家事なども含む) | 歩くかそれ以上の強さで1日60分以上(約8,000歩以上) |
| 運動 | 息が弾み汗をかく程度で週60分以上 |
| 筋力トレーニング | 週2〜3日 |
| 座りっぱなし | 長くなりすぎないように注意する |
私の毎日のHIITが、この目安とどう対応するかは、1回の時間や強さによって変わります。
腹囲が基準を下回ることの意味
e-ヘルスネットの基本戦略では、腹囲が基準を下回れば、血圧・血糖・血清脂質もよくなる可能性が高いとしています。一方で、これらの数値は腹囲以外の影響も受けます。やせるだけでなく、食生活の改善と運動を並行して行う必要がある、というのが同じページの考え方です。
同じページでは、特定保健指導への参加も勧めています。健康診断(特定健康診査)の結果によっては、加入している健康保険から案内が届き、専門家から改善の方法を聞けます。
まとめ
体重が10.8kg減っても、腹囲は5.5cmしか減りませんでした。体重とBMIが下がったからといって、お腹まわりも同じだけ細くなるとは限りません。
腹囲が減らないと感じたら、次の3つを確かめてみてください。
- 腹囲を、立った姿勢・息を軽く吐いたとき・おへその高さで測っているか
- 体重と腹囲を、同じ日に並べて記録しているか
- 食べ過ぎと運動不足を、両方とも見直しているか
私は今も、腹囲の目標に向けて続けています。
BMIは25を下回りました。一方で、腹囲は男性の基準の85cmまで、まだ5.5cmあります。

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