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脱毛に毛抜きは良くない理由とは?肌トラブルを避ける効果的な脱毛方法を紹介

ムダ毛を見つけたら、毛抜きで一気に引き抜く。これほど手軽な処理方法はない。

しかも、カミソリと違って根元から抜けるので、しばらく毛が見えなくなる。一本きれいに抜けた瞬間は妙に気持ちいい。

では、毛抜きを使い続ければ、そのうち毛が生えなくなるのだろうか?

残念ながら、そう簡単ではない。むしろ毛抜きを繰り返すことで、埋没毛や炎症、色素沈着などの肌トラブルにつながることがある。

私は、広い範囲のムダ毛処理に毛抜きを使う方法はおすすめしない。特に、将来レーザー脱毛を考えているなら、なおさらである。

毛抜きは「脱毛しているように見えて、実は毛を一時的に引き抜いているだけ」だからだ。

では、なぜ毛抜きは良くないのか。肌への影響と、代わりに選びたい効果的な脱毛方法を詳しく見ていこう。

目次

脱毛に毛抜きが良くない理由とは?

毛抜きを使ったからといって、必ず肌トラブルが起こるわけではない。

ただし、毛を無理に引き抜く以上、皮膚や毛穴に負担がかかる。何百本もの毛を定期的に抜くとなれば、その負担は無視できない。

毛根から抜いても毛が生えなくなるとは限らない

まず勘違いしやすいのが、「毛根から抜いたから永久脱毛になる」という考え方だ。

毛抜きで毛を抜くと、毛の根元まで一緒に抜けることがある。そのため、「毛を作る部分まで取れた」と感じるかもしれない。

しかし、毛を引き抜いただけで毛包そのものがなくなるわけではない。

時間がたてば、再び毛が成長する可能性がある。

米国皮膚科学会(AAD)も、毛を抜く方法を含め、さまざまなムダ毛処理方法とレーザー脱毛を別の方法として説明している。レーザー脱毛では光エネルギーを利用し、毛の再成長を長期的に減らしていく。

つまり、

「抜けば、そのうち生えなくなる」

と考えて大量の毛を抜き続けるのは、かなり効率が悪い。

毛抜きは永久脱毛の代わりにはならない。

埋没毛ができることがある

毛抜きで特に気をつけたいのが「埋没毛」だ。

埋没毛とは、新しく伸びてきた毛が皮膚の外へ出ず、皮膚の中へ入り込んでしまった状態をいう。

見た目は黒い点や黒い線のようになることもある。

Mayo Clinicでは、毛を剃るだけでなく、毛抜きやワックスによる処理でも埋没毛が起こることがあると説明している。埋没毛では赤み、かゆみ、腫れ、痛みなどが出る場合もある。

特にワキやVIO、ヒゲなど、太く硬い毛が生える部分では注意したい。

埋まっている毛を見ると、今度は針や毛抜きで掘り出したくなる。

しかし、そこで皮膚まで傷つければ話がさらに面倒になる。

毛一本を処理するために傷を一つ増やすのでは、本末転倒だ。

毛穴が炎症を起こすことがある

毛を抜くときには、毛穴周辺にも力がかかる。

その結果、赤みや腫れが出ることがある。

さらに、傷ついた部分から細菌が入り、炎症につながる可能性もある。

埋没毛についてMayo Clinicは、状態によって細菌感染や炎症後色素沈着、傷あとにつながる場合があると説明している。

毛抜きを使った翌日に、

「毛穴のところだけ赤くなっている」

「ニキビのような小さなブツブツができた」

という状態になるなら、肌が毛抜きによる刺激を受けている可能性を考えたほうがいい。

特に同じ場所を何度も抜くのは避けたい。

色素沈着につながる可能性がある

毛抜きによる刺激が何度も続くと、炎症後に肌の色が濃く残ることがある。

これが炎症後色素沈着だ。

せっかく毛をなくして肌をきれいに見せたいのに、毛を抜いた場所に黒ずみが残ったら意味がない。

ワキやVIOは摩擦も起こりやすい。

毛抜き、下着による摩擦、汗、カミソリなどの刺激が重なれば、肌への負担も増える。

私は、見た目を整えるためのムダ毛処理で肌そのものを傷めるくらいなら、方法を変えたほうがいいと考えている。

医療脱毛を受ける前には毛抜きを避ける必要がある

将来的にレーザー脱毛を受ける予定がある人は、毛抜きとの相性にも注意したい。

レーザー脱毛では、毛の色素であるメラニンに光を反応させ、その熱を利用して毛包へ作用させる。

ところが毛抜きで毛を引き抜いてしまうと、レーザーが反応する対象となる毛がなくなってしまう。

Mayo Clinicでは、レーザー脱毛を受ける前にはワックス、毛抜き、電気脱毛などを少なくとも4週間避けるよう案内している。

「脱毛へ行く前だから、きれいに抜いておこう」

という親切心は、完全に逆方向だ。

医療脱毛を受けるなら、基本的にはクリニックの指示に従ってシェービングするべきである。

毛抜きなら毛が濃くならない?

「カミソリで剃ると毛が濃くなるから、毛抜きのほうがいい」

という話もよく聞く。

しかし、剃ったことで毛そのものが急に太くなったり、本数が増えたりするわけではない。

カミソリは毛を皮膚の表面で切るため、切断面が太く見える。その結果、生えてきた毛が濃く感じられることがある。

一方、毛抜きでは新しい毛が先端から伸びてくるので、最初は細く見えやすい。

この見た目の違いが、「剃ると毛が濃くなる」という印象につながりやすい。

毛抜きだけが特別に毛を薄くしてくれるわけではない。

毛抜きを使ってもいいケースはある?

ここまで読むと「毛抜きは絶対禁止なのか」と思うかもしれない。

私は、数本だけ気になる毛を処理する程度なら、毛抜きを完全に否定する必要はないと思う。

例えば、

  • 眉毛の形を少し整える
  • あごに1本だけ生えている毛を処理する
  • 数本だけ目立つ毛を抜く

といった程度だ。

問題は、ワキや腕、脚、VIOなど広い場所を毛抜きだけで処理し続けることだ。

何十本、何百本と抜けば、それだけ毛穴への刺激も増える。

さらに一本ずつ抜くので時間まで奪われる。

そこまで来ると、美容というより苦行に近い。

毛抜き以外で効果的な脱毛方法

毛抜きをやめても、ムダ毛を放置する必要はない。

目的に合わせて方法を変えればいい。

カミソリや電気シェーバーで処理する

もっとも手軽なのはシェービングだ。

毛を皮膚の表面で切るだけなので、毛抜きのように毛を引き抜く必要がない。

特におすすめしたいのは電気シェーバーだ。

刃を直接強く皮膚へ押し当てにくいため、適切に使用すればカミソリより肌への刺激を抑えやすい。

ただし、シェーバーでも何度も同じ場所をこすれば刺激になる。

深剃りしすぎないことが重要だ。

埋没毛ができやすい人についても、Mayo Clinicは極端な深剃りを避け、電気バリカンなどを使う方法を紹介している。

すぐに毛を処理したいだけなら、毛抜きよりシェービングのほうが扱いやすい。

除毛クリームを使う

除毛クリームは、毛のタンパク質に作用して毛を取り除く方法だ。

広い範囲を比較的短時間で処理できるのがメリットである。

米国皮膚科学会も、クリームやローション、ジェルタイプの除毛剤をムダ毛処理方法の一つとして紹介している。

ただし、薬剤が肌に合わない場合は刺激を感じることがある。

使用前には説明書を読み、パッチテストを行うべきだ。

VIOや顔などについては、商品ごとに使用できる部位が違う。

「毛があるから塗ればいい」というものではない。

人類は説明書を読むという高度な技術を手に入れているので、ここでは活用したい。

家庭用光美容器を使う

自宅でムダ毛ケアを続けたいなら、家庭用の光美容器という選択肢もある。

光を照射し、毛の成長を抑えていくタイプだ。

毛抜きとは違い、一本ずつ引き抜く必要がない。

ただし、医療機関で使うレーザー脱毛と家庭用機器を同じものとして考えてはいけない。

米国皮膚科学会も、家庭用機器では結果が出るまでより長く使用する必要があり、結果を維持するために定期的な使用が必要になると説明している。

手間を減らしたいが、医療脱毛までは考えていない人には選択肢になる。

脱毛サロンで光脱毛を受ける

自分で照射するのが面倒なら、脱毛サロンを利用する方法もある。

ただし、日本では医療脱毛とサロン脱毛には大きな違いがある。

厚生労働省は、レーザーなど強いエネルギーを使い、毛根部分へ照射して毛乳頭などを破壊する行為について、医師が行うのでなければ危害が生じるおそれのある医行為として示している。

国民生活センターも、医療機関では毛の発生源を破壊する脱毛が行われる一方、エステでは医行為に当たらない範囲での一時的な除毛・減毛になると説明している。

サロン脱毛と医療脱毛は、「値段と痛みが違うだけ」ではない。

目的そのものが違うと考えたほうが分かりやすい。

本格的に毛を減らしたいなら医療レーザー脱毛

「毎日の自己処理そのものを減らしたい」

という人なら、医療レーザー脱毛が有力な方法になる。

レーザーの光を毛のメラニンに反応させ、熱を利用して毛を作る組織へ作用させる方法だ。

一回ですべての毛がなくなるわけではない。

毛には成長する周期があるため、一定期間を空けながら複数回の照射を行うことになる。

AADでは、レーザー脱毛では6回以上の施術が必要になる場合があるとしている。Mayo Clinicも、多くの人では複数回の施術が必要で、一部では将来追加の施術が必要になることがあると説明している。

その代わり、自己処理の回数を大きく減らせる可能性がある。

毛抜きで何年も一本ずつ抜き続けるくらいなら、私は一度医療脱毛を検討する価値はあると思う。

医療脱毛にもリスクはある

ここで注意したい。

「医療脱毛なら絶対安全」という意味ではない。

レーザーは強いエネルギーを皮膚へ照射するため、赤みや腫れのほか、まれに水ぶくれ、感染、色素の変化、傷あとなどが起こる可能性がある。

国民生活センターにも、脱毛施術後の皮膚障害や熱傷について相談が寄せられている。

そのため、料金だけでクリニックを決めるのはおすすめしない。

施術前に、

  • 使用する脱毛機
  • 自分の肌質や毛質に合うか
  • 何回程度が目安になるか
  • 副作用やリスク
  • 肌トラブルが起きたときの対応
  • 追加料金の有無

などを確認しておくべきだ。

安さは重要だが、自分の皮膚は交換できない。

ここは削りすぎないほうがいい。

毛抜きで肌が荒れてしまった場合はどうする?

すでに毛抜きを使っていて、赤みやブツブツが出ているなら、まず毛を抜くのをやめる。

気になるからと何度も触ったり、埋没毛を無理にほじったりするのも避けたい。

特に、

  • 強い痛みがある
  • 赤みや腫れが広がる
  • 膿が出る
  • 同じ場所で炎症を繰り返す
  • 黒ずみや傷あとが残っている

といった場合は皮膚科へ相談したほうがいい。

Mayo Clinicも、埋没毛による症状が治らない場合や繰り返す場合には医療機関への相談を勧めている。

市販品を次々塗って様子を見るより、皮膚科で状態を確認したほうが早いケースもある。

結局どの脱毛方法がおすすめ?

何を選ぶべきかは、「今だけ毛をなくしたいのか」「長期的に毛を減らしたいのか」で変わる。

一時的な処理なら、電気シェーバーなどによるシェービングで十分だ。

自宅で少しずつ手入れを楽にしたいなら、家庭用光美容器も選択肢になる。

そして、

「毎日のシェービングを減らしたい」

「毛抜きを使い続ける生活から抜けたい」

「長期的にムダ毛を減らしたい」

という目的なら、医療レーザー脱毛を検討する価値が高くなる。

一方で、数本しかない毛なら毛抜きでも対応できる。

重要なのは、毛抜きを「広い範囲をきれいにするための主力脱毛方法」にしないことだ。

まとめ|毛抜きで抜き続けるより脱毛方法を見直したほうがいい

毛抜きは安い。手軽だ。抜いた直後は毛も見えなくなる。

だからこそ使い続けてしまう。

しかし、毛抜きで毛を抜いても、基本的には永久脱毛にはならない。それどころか、埋没毛、炎症、感染、色素沈着などの肌トラブルにつながる可能性がある。

さらに医療レーザー脱毛を受ける場合、施術前の毛抜きは避けるよう指示されることもある。

数本を整える程度なら便利だが、ワキや脚、腕、VIOなどを一本ずつ抜き続ける方法はおすすめしない。

一時的な処理なら電気シェーバー。

自宅でムダ毛ケアを続けるなら家庭用光美容器。

長期的に自己処理を減らしたいなら医療レーザー脱毛。

このように目的を分けて考えたほうがいい。

一本抜くたびに数秒かかるだけでも、それを何年も続ければかなりの時間になる。

ムダ毛を抜くことに慣れてしまうと、その時間まで「普通」に感じてしまう。

毛抜きを握り続けるより、そもそも抜かなくていい状態を目指したほうが合理的だ。

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この記事を書いた人

30代ブロガー
いろいろあって苦労したことの備忘録
少しでも皆さまのお役に立てれば幸いです✨

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