ブログ運営は、甘くない。
いや、甘くないどころか、ある日突然、収益グラフが崖から転落する。
今回のデータでは、2月1日時点で28日収益は4,993円あった。
それが6月21日には229円まで落ちている。
ほぼ消滅である。
「PVが落ちたから収益も落ちたんでしょ?」
そう思うかもしれない。
たしかにPVは大きく落ちた。
しかし本当に怖いのはそこだけではない。
クリック数、CTR、CPC、ページインプレッション。
このあたりが連動して崩れると、ブログ収益は一気に壊れる。
この記事では、実際の週次データをもとに、ブログ収益がなぜ暴落したのかを整理していく。
ブログ収益は2月から6月でほぼ消えた
2月時点ではまだ安定していた
2月1日のデータを見ると、PVは2万、クリック数は339、CTRは1.69%、28日収益は4,993円だった。
この時点では、決して爆発的に稼げているわけではない。
ただ、ブログとしては一応まわっている状態だった。
2月中は収益も4,300円〜4,900円台で推移しており、大きな崩壊は起きていない。
クリック数も330〜345前後で安定していた。
つまり、アクセスも広告クリックも一定の水準を保っていたということだ。
ブログ運営者としては「まあ、このまま記事を積み上げれば伸びるだろう」と思いやすい局面である。
この油断が、人類のいつもの敗因である。
4月にはCTR改善で一時的に持ち直した
3月から4月にかけて、PVはじわじわ落ちている。
2月1日には2万PVあったものが、4月26日には1.31万PVまで減っている。
ただし、この時点では収益が大きく崩れていない。
理由はCTRが改善していたからだ。
2月1日のCTRは1.69%。
それが4月19日には3.13%まで上がっている。
クリック数も421まで増えており、28日収益も5,031円まで上昇している。
つまり、PVが落ちても広告クリック率が上がれば、収益は維持できる。
これはかなり重要なポイントだ。
ブログ収益はPVだけで決まらない。
どれだけ広告がクリックされるか、どれだけ単価が維持されるかで大きく変わる。
5月後半から本格的に崩れ始めた
5月24日にPVが一気に23%減った
問題が明確になったのは5月24日からだ。
5月17日のPVは1.15万。
5月24日は0.8848万。
前週比で23%減っている。
さらに5月31日は0.6348万PV。
前週比28%減。
この時点でアクセスの土台が崩れ始めている。
ブログでPVが2週連続で20%以上落ちるのは、かなり危険なサインだ。
単なる日々のブレではなく、検索流入や主要記事の順位低下が起きている可能性が高い。
クリック数も一気に減少した
PVが落ちればクリック数も減る。
5月17日のクリック数は368。
5月24日は311。
5月31日は220。
クリック数は2週間で148も減っている。
ただ、この時点ではCTR自体はまだ悪くない。
5月24日は3.51%、5月31日は3.47%ある。
つまり、読者が来れば広告はクリックされていた。
問題は、そもそも読者が来なくなっていたことだ。
ここまでは「PV減少による収益低下」と見ていい。
6月に入って収益構造が完全に崩れた
6月7日には収益が1,466円まで低下
6月7日のPVは0.4312万。
クリック数は136。
28日収益は1,466円。
2月1日の4,993円と比べると、かなり大きな落ち込みだ。
ただ、この時点でもCPCは11円ある。
CTRも3.15%ある。
つまり、かなり厳しい状態ではあるが、まだ広告単価は完全には壊れていない。
6月14日にCPCが3円まで急落した
本当に厳しいのは6月14日だ。
PVは0.1913万。
クリック数は72。
CPCは3円。
28日収益は241円。
ここで収益構造が完全に別物になっている。
クリック数が減っただけではない。
1クリックあたりの単価まで急落している。
CPCが11円から3円に落ちると、同じクリック数でも収益は大きく減る。
たとえば100クリックあったとして、CPC11円なら1,100円。
CPC3円なら300円。
同じ100クリックでも、収益は約4分の1になる。
ブログ運営で怖いのはここだ。
PVが減る。
クリック数が減る。
さらにCPCも下がる。
三重苦である。
広告収益界の地獄定食である。
6月21日のPV回復はまだ安心できない
PVは205%増えたが収益は戻っていない
6月21日はPVが0.583万まで回復している。
前週比では205%増だ。
一見すると良いニュースに見える。
しかし、28日収益は229円。
前週の241円よりさらに低い。
クリック数も70で、前週の72から減っている。
つまり、PVは戻ったが収益は戻っていない。
ここを見誤ると危ない。
「PVが戻ったから大丈夫」と判断すると、また同じ失敗をする。
大事なのは、PVの回復がクリックと収益に結びついているかどうかだ。
CTRが1.20%まで落ちたのが痛い
6月21日のCTRは1.20%。
前週の3.76%から大きく下がっている。
PVは増えたのに、広告クリック率が落ちた。
これは、流入した読者の質が変わった可能性がある。
あるいは、広告配置や表示内容との相性が悪くなった可能性もある。
検索流入が戻っても、読者の意図と広告が合っていなければ収益にはつながらない。
ブログは「人が来れば勝ち」ではない。
来た人が何を求めているかまで見ないと、収益は伸びない。
今回のデータから見える原因
原因1:PVの急落
一番わかりやすい原因はPVの急落だ。
2月1日のPVは2万。
6月14日は0.1913万。
約10分の1まで落ちている。
ここまで落ちれば、収益が減るのは当然だ。
特に検索流入メインのブログでは、順位変動、インデックス問題、需要の季節変動、記事品質の相対低下などが影響しやすい。
記事数を増やしていても、主力記事が落ちれば収益は簡単に崩れる。
原因2:クリック数の減少
クリック数も339から70前後まで落ちている。
広告収益型ブログでは、クリック数はほぼ収益の心臓部だ。
PVが多少少なくても、CTRが高くクリック数が確保できれば収益は残る。
しかし今回のようにクリック数そのものが減ると、収益はかなり苦しくなる。
原因3:CPCの急落
今回もっとも痛いのはCPCの低下だ。
2月〜5月まではCPCが11円〜15円程度で推移していた。
ところが6月14日以降は3円まで落ちている。
これは非常に大きい。
クリックされても単価が低ければ稼げない。
むしろ「クリックされているのに収益が伸びない」という一番しんどい状態になる。
広告ジャンル、読者属性、広告在庫、時期、記事テーマなどが影響している可能性がある。
原因4:CTRの不安定化
4月〜5月はCTRが3%台まで改善していた。
しかし6月21日は1.20%まで落ちている。
これは広告配置や記事内容だけでなく、流入キーワードの変化も疑うべきだ。
同じPVでも、読者の検索意図が違えばクリック率は変わる。
たとえば「買いたい」「比較したい」「申し込みたい」という読者は広告をクリックしやすい。
一方で「意味だけ知りたい」「無料で解決したい」という読者はクリックしにくい。
読者の質が変われば、CTRも収益も変わる。
対策はPV回復だけでは足りない
主力記事の順位低下を確認する
まず確認すべきは、どの記事の流入が落ちたのかだ。
全体PVだけ見ても原因はわからない。
見るべきなのは、以下のような部分である。
検索流入が多かった記事
クリックを稼いでいた記事
収益につながっていた記事
急に表示回数が落ちた記事
CTRが急落した記事
ここを特定しないまま新記事だけ増やしても、穴の空いたバケツに水を注ぐだけになる。
収益記事への内部リンクを増やす
PVが落ちたときほど、収益記事への導線が大事になる。
すべての記事で稼ごうとする必要はない。
集客記事から収益記事へ読者を流せばいい。
特に、CTRやCPCが高かった記事には内部リンクを集める価値がある。
アクセスは少なくても、収益性の高い記事に読者を流せれば、全体の収益効率は上がる。
低CPC記事に依存しすぎない
CPCが3円まで落ちているなら、広告単価の低いテーマに偏っている可能性もある。
雑記ブログでは、アクセスが取れても単価が低い記事が増えやすい。
もちろん低単価記事にも意味はある。
サイト全体の入口になるからだ。
ただし、収益を安定させたいなら、高CPCが狙えるテーマも混ぜるべきだ。
お金、通信、サーバー、アプリ、保険、仕事、教育などは比較的収益導線を作りやすい。
CTRが高かった時期の記事構造を見直す
4月〜5月はCTRが高かった。
この時期に伸びていた記事の構造を見直すべきだ。
広告位置
見出しの流れ
読者の悩みへの近さ
商品・サービスへの導線
内部リンクの置き方
うまくいっていた時期には、必ず理由がある。
なんとなく「最近ダメだな」で終わらせると、また同じところで沈む。
人類は反省を記録しないと同じ穴に落ちる生き物である。
今後の改善方針
まずは検索表示回数の回復を狙う
6月は表示回数も大きく落ちている。
検索結果に表示されなければ、クリックもPVも増えない。
まずは表示回数が落ちた記事を洗い出し、タイトル、見出し、導入文、内部リンクを見直すべきだ。
特に、以前は表示されていたのに急に落ちた記事は優先度が高い。
次にクリック率を戻す
表示回数が戻っても、クリックされなければ意味がない。
検索結果でクリックされるには、タイトルが重要になる。
「何の記事か一瞬でわかる」
「読者の悩みに刺さる」
「読むメリットがある」
「古く見えない」
このあたりを満たす必要がある。
CTRが落ちている記事は、タイトルの修正だけでも改善する可能性がある。
最後にCPCが高い記事を増やす
収益を戻すには、CPCの改善も必要だ。
CPC3円の状態では、かなり大量のクリックが必要になる。
そのため、単価の高いジャンルの記事を増やす必要がある。
ただし、高単価ジャンルは競争も強い。
だからこそ、個人ブログでは体験談や具体的な比較、失敗談を入れるべきだ。
一般論だけの記事では勝ちにくい。
実際に使った、迷った、失敗した、比較した。
そういう生々しい情報のほうが読者には刺さる。
まとめ
今回のデータを見ると、ブログ収益が落ちた原因は単純なPV減少だけではない。
PVが落ちた。
クリック数が落ちた。
CPCが落ちた。
CTRも不安定になった。
この4つが重なったことで、28日収益は4,993円から229円まで落ち込んだ。
ただし、希望がないわけではない。
4月にはPVが減っていてもCTR改善で収益を維持できていた。
つまり、改善すべきポイントは見えている。
やるべきことは明確だ。
主力記事の順位低下を確認する。
収益記事への内部リンクを増やす。
CTRが高かった記事構造を再利用する。
CPCが高いテーマの記事を増やす。
表示回数が落ちた記事を優先的にリライトする。
ブログは数字が落ちるとしんどい。
だが、数字があるなら原因も見える。
感覚で落ち込むより、データを見て直す。
それがブログ収益を戻すための一番現実的な方法だ。

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