基礎体温を上げて病気になりにくくする

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ついこの間風邪をひきました。
少しだるかったので朝体温を測ってみると、普段より1度ほど高かったです。
案の定その日の夕方から発熱して39度を超える高熱を出しました。
ということで、体温から健康を意識してみようということで今回の記事を書いてみました。

目次

基礎体温を上げて病気になりにくくする

 

[1]自分の平熱を知っていますか?

自分の平熱を知っている人はどのくらいいるのでしょうか。そして、日本人の平熱は何度なのでしょうか。
自分の平熱を把握している人の割合
テルモ株式会社のテルモ体温研究所が平熱について調査をしました。
その結果、9割の人が自分の平熱を知っていました。そして自分の平熱を答えた平均値は、大人は36.1度、子供は36.4度という結果になりました。
日本人の平均の平熱は何度?
調査をした中で、自分の平熱が36.1度だと思っているという結果が出ましたが、実は日本人の平熱の平均値は、36.6度から37.2度です。だいたい37度が平熱の平均値だということになります。
医学的に正しい測り方をすれば、このような結果になるのです。
世の中の多くの人は37度熱があったら「熱がある」と思ってしまいます。ですが、平熱の平均値が37度ですので、37度は熱が出たということにはならないのです。

[2]平熱を知るためにすること

正しい熱の測り方
先述しましたが、自分の平熱が36.1度だと思っている人が多いことは熱の測り方に問題があったということが考えられます。ここで、熱の正しい測り方をご紹介いたします。
1 飲食後、運動後、出先から帰ってきたなどの場合は30分間をあけて測ります。
2 計測中は動かないでじっとしています。
3 脇の下に汗を書いている場合はしっかり拭きます。
4 脇のくぼみのところに、体温計の先を上に向けるようにして当てます。斜め下から上にむけて当てるようにします。
5 上半身に対して体温計が30度になるようにして、脇をしっかり閉じます。肘を脇腹に当てるようにして手のひらは上を向けます。
6 水銀体温計や実測計は10分、予測計は電子音が鳴るまで待ちます。
熱を測る時に、斜め下から体温計を入れるというところがポイントです。35%の人は体温計を斜め上から入れているという方法をとっていました。それでは正しい平熱を知ることができません。正しい熱の測り方で自分の平熱を知ることが重要です。
熱を測る時間はいつがいいの?
平熱を知る時には、一日のうちにいつ測ったらいいのでしょうか。熱は一日を通して変動しています。体温は1日のサイクルで周期的に変動しており、午前4時ごろが最も低く午後から夕方にかけて高い状態が維持されますが、通常その高低差は1℃以内です。また、食後(は体温が上がっていますので、この時間の測定は避けましょう。
自分の平熱を知るために、起床した時、午前中、午後、夜の4回測って平均を出します。一度だけではなく、健康な時にこれを何日かやってその平均を平熱とします。
出典:テルモ体温研究所

[3]平熱と免疫力の関係性

体温と免疫力は密接な関係があると言われています。平熱が低いと免疫力が下がります。血液内に存在する免疫は体中を血液とともにめぐることでウィルスなどの菌を撃退しています。しかし、体温が低くなると血行が悪くなり免疫の力が弱くなってしまうのです。このことについて更に詳しく知りたい方は免疫力と基礎体温についての記事も参考にしてみてください。

平熱が低くなる原因

平熱が低めの人が多い現代ですが、体温が低くなるのにはどんな原因があるのでしょうか。
• 運動不足
• 体温が低くなる原因のひとつに運動不足が挙げられます。運動不足で筋肉量が低下したことにより、体温が下がり基礎代謝も下がります。
• エアコンなどに頼った生活
• 普段からエアコンの中で過ごし、汗をかくことが殆ど無い場合、暑い時に汗をかいて体温調節をするという機能が低下し、体温が低いままになってしまう場合があります。
• 食生活の乱れ
• 朝食を食べないなどの食生活の乱れも低体温の原因とされています。夜には人の体は低体温です。起きて食事をすることで血糖値を上げ、血行も良くなりますが食事をしないと血行がよくならず、体温いままになってしまいます。
出典:テルモ体温研究所

平熱が低いと体にどんな影響が出るの?

平熱が低いと体にどのような影響が出るのでしょうか。
• 免疫力の低下
• 私達のまわりには目に見えない菌やウィルスがたくさんいます。そして、体の中では毎日ガン細胞が生まれています。その菌やウィルス、ガン細胞を撃退してくれるのが血液中に存在する「免疫」です。体温が低くなると血管が収縮してしまい、血行が悪くなるためウィルスを見つけても免疫は素早くウィルスを撃退できなくなってしまいます。
• 血行が良い場合は免疫力が保たれますが、体温が1度下がると、免疫力の働きが30%落ちると言われています。
• 基礎代謝が悪くなる
• 基礎代謝とは、私達が生きていく中で消費するエネルギーのことです。人間はご飯を食べる時、座ってテレビを見ている時、寝ているときでさえエネルギーを使います。そして、平熱を保つのにもエネルギーを使います。その体温は正常であれば、代謝エネルギーが消費されるのですが、体温が低くなると代謝が悪くなってしまうのです。
• 血行が悪くなる
• 体温が低くなると、血行が悪くなります。そうなると冷え性になったり、先述したように、疫力が低下することになってしまいます。
上記のように、平熱が低く低体温だと病気になりやすくなることをはじめ、様々な不調が身体にでてきます。この低体温について更に詳しく知りたい方は、こちらの低体温の改善方法の記事を参考にしてください。

[4]平熱を上げる3つの方法

低体温の場合は、体に色々な弊害を及ぼすことが分かりました。そのためには体温を上げる必要がありますが、そのためにはどんな方法があるのでしょうか。

体温を上げる方法

• 体を温める
• 食品の中には陰性の食材といって、体を冷やすものがあります。
体を温める食材は、しょうが、にんにく、根菜類、チーズなどです。
普段から献立の中に体を温める食材を使って体を温めるように心がけましょう。
また、夏でもお風呂をシャワーで済ませず、お湯をためてゆっくり浸かり、体を温めることもおすすめです。
• 運動をする
• 低体温になる原因は筋肉量の低下があります。
低体温を改善するためには筋肉を付ける必要があるので、インターバル速歩と呼ばれる1日30分程のウォーキングを継続的に行うのがおすすめです。

• 食生活を見直す
• 最近は朝食を食べないという人が多いようです。
体温は夜に寝ているときには低体温になっています。朝、目覚めてから朝食を摂ることで体温を上げるのですが、朝食を食べないと低体温のままで体温が上がりにくい体になってしまうのです。
朝食をしっかり食べて、規則正しい生活をすることが大切です。
• また、病気にならないためには免疫力をあげることも大切です。
その免疫を上げる方法として、今話題の「免疫ビタミンLPS」を摂取する方法があります。このLPSは食品に多く含まれているので、更に詳しく知りたい方は管理栄養士さん監修のLPSが多く含まれる食品の記事も参考にしてください。

体温が上がるとどんなよいことがあるの?

• 冷え性が改善される
• 体温が上がることで、血行が良くなります。冷え性の原因はエアコンに頼りすぎた生活や運動不足、体を冷やす食べ物を食べる、無理なダイエットなどがあげられます。これらを改善すると体温が保たれます。そして、体温が保たれることで血行がよくなり冷え性改善につながるのです。
• 病気になりにくくなる
• 体温が上がることで免疫力が上がります。免疫力が上がるということは病原菌やウィルスをやっつける力が高まるということです。体温が上がるということは病気になりにくい体を作るということなのです。
• 太りにくい体になる
• 体温を上げることで新陳代謝が活発になります。代謝は体温が低ければ悪くなり、太りやすい体になってしまいます。体温が高くなれば代謝は上がり、痩せやすい体になります。
• 認知症の予防になる
• 筋肉を鍛えることなどで、体にとっては体温上昇につながり、脳にとっては認知症予防となり、日常生活で事故防止につながります。

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