RTX3080やRTX3090を購入してゲームを楽しんでいる方は4K解像度であったり、最高画質でゲームをプレイしているという方が多いと思います。
そういった設定でプレイしているとグラフィックボードの計算量や描画量が多くなりその分、発熱量があがります。
普段はGPU温度を見てGPU温度を下げるために冷却を検討する必要がありましたが、RTX3080以上のグラボ(GDDR6Xメモリ)に限ってはそれだけでは不十分です。
https://media-www.micron.com/-/media/client/global/documents/products/technical-note/dram/tn0008_thermal_apps.pdf?rev=71bbcae453c14b29a736fbb246e1aedb
上記からわかるように3080未満のGDDR6の限界温度は100度
実際にサーマルスロットリング発生するのも100度です。
想定動作温度は95度以内
では、GDDR6Xではどうかというと110度でスロットリングが発生します。
この温度設定はおそらく発熱しやすいため、100度ではすぐにスロットリングが発生するためだと思われます。
micronの公式ページでは通常の6と同様に想定動作温度は95度~105度となっています。
高温になりやすいというのがスペックからもわかります。
温度変化結果
改善状況 | 温度(℃) | 備考 |
初期段階(ケース内) | 98~100 | |
オープンフレーム | 96~98 | 若干減少 |
扇風機当てる | 94~98 | 若干減少 |
+ヒートシンク追加 | 94~98 | |
+ヒートシンク+扇風機 | 94~96 | 96度で安定しやすくなった |
ファン+ヒートシンクから風を吸う | 96~100 | 不安定上昇傾向 |
ファン+ヒートシンクに風を当てる | 94~98 | 減少傾向 |
ファン+ヒートシンクから風を吸う+扇風機 | 96~98 | 変化あまりなし |
ファン+ヒートシンクに風を当てる+扇風機 | 94~98 | 減少傾向 |
ファン直置きグラボに背面に風当てる+扇風機 | 92 | 92度で安定 |
※筆者環境において
GPU負荷はマイニングで実行
詳細設定はこちら

初期段階
GPU:GALAX GeForce RTX™ 3090 HOF
ケース:MONTECH AIR X WHITE
- 前面吸気
- 天面排気(CPUラジエーターはさむ)
- 背面排気
背面を吸気にしたら温度は若干だが上昇傾向
オープンフレーム化
ProjectM ATXオープンフレーム・ホワイトエディション パワーアップモデル [ PM-N-FRAME-ATX-WHITE-KAI ]
扇風機の風を当てる
上記ケース右から当てた。
ヒートシンク追加
ファン追加
まとめ
改善状況 | 温度(℃) | 備考 |
初期段階(ケース内) | 98~100 | |
オープンフレーム | 96~98 | 若干減少 |
扇風機当てる | 94~98 | 若干減少 |
+ヒートシンク追加 | 94~98 | |
+ヒートシンク+扇風機 | 94~96 | 96度で安定しやすくなった |
ファン+ヒートシンクから風を吸う | 96~100 | 不安定上昇傾向 |
ファン+ヒートシンクに風を当てる | 94~98 | 減少傾向 |
ファン+ヒートシンクから風を吸う+扇風機 | 96~98 | 変化あまりなし |
ファン+ヒートシンクに風を当てる+扇風機 | 94~98 | 減少傾向 |
ファン直置きグラボに背面に風当てる+扇風機 | 92 | 92度で安定 |
グラボのヒートシンクやバックパネルに風を当てるのが有効。
とりあえず95度以内には何とかなったので次の段階には進まずには済みそうかな??
次の対策は分解?
- サーマルパッド、グリス交換
- 水冷化
参考サイト



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