年金支給年齢65歳→68歳?財務省提案に戸惑いの声

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財務省が年金の支給年齢を65歳→68歳に引き上げる提案をし、物議を醸している。

支給開始年齢、65歳→「68歳」を提案

財務省は11日、社会保障に関する財政制度分科会を開催。

その中で、「人生100年時代」を迎えていく中で、厚生年金の支給開始年齢を更に引き上げていくべきではないかと提案した。

目次

年金支給年齢65歳→68歳?財務省提案に戸惑いの声

共同通信によると、支給開始年齢を65歳から「68歳」へと引き上げることを提案したという。

社会保障費が増加の一途

日本では急速な高齢化に伴い社会保障費が増加の一途をたどっている。

このような中、持続可能な社会保障制度を構築するためには、世代間の公平化を図り、給付と負担のバランスを確保する必要があるとされている。

出典:「財務省」資料

現在、「65歳」へ引き上げ途中

年金の支給開始年齢はかつては60歳だったが、1994年に老齢厚生年金の定額部分の65歳への引き上げが決まり、2000年には報酬比例部分についても60歳→65歳への引き上げが決定した。

現在、厚生年金の支給開始年齢は男性は2025年まで、女性は2030年までをかけて「65歳」までの引き上げが行われている。

出典:「財務省」資料

「就労促進」「将来の水準の維持」へ

しかし、デフレ下でマクロ経済スライドが十分に機能を発揮せず、年金財政を維持するための給付調整の影響が将来世代に偏ってきているという。

また、平均寿命が延びて働く意思のある高齢者が増え、実際に就業率も上昇している。

支給開始年齢の引き上げは高齢就労を促進する側面もあり、高齢就労が促進されれば保険料収入が増え、将来の年金給付水準の維持・向上にもつながることなどから、支給開始年齢の引き上げを検討していくべきではないかと提案した。

出典:「財務省」資料

主要先進国も支給開始年齢を引き上げ

資料によると、支給開始年齢の「67~68歳」への引き上げは、主要先進国(アメリカ・イギリス・ドイツ・フランス・イタリア)でも実施されているという。

出典:「財務省」資料

ネット上には「蜃気楼のよう」という声

財務省の提案を受けて、ネット上にはさまざまな意見が寄せられている。中には「寿命が延びてるので当たり前の話」「やらざるを得ない」という人もいるが、こんな声も。

年金受給年齢引き上げまたするんかい
いったいいつまで働けばいいんや
— にゃん治郎 (@Nyanjiro_u)
2018年4月11日
from Twitter

「年金支給は蜃気楼。 支給年齢が近づくと年齢が引き上げられていく。」
— MoT (@romaspqr)
2018年4月11日
from Twitter

このペースであがってたら僕が年金もらう頃には80歳くらいなのでは?
— ゆっと(ユット) (@uto2371)
2018年4月12日
from Twitter

年金支給年齢ばっか引き上げて定年退職後どうやって生きるんだよーーー
— ユリカノ (@yurikano2)
2018年4月12日
from Twitter

僕も今月で成人なので年金のやつ払えやって封筒来たけど、払った金が帰ってくる年齢まで生きてる気がしないんだよなぁ
— うまま (@Car46ter)
2018年4月12日
from Twitter

年金受給開始年齢引き上げの件、そもそも今の働いてる世代で貯蓄ゼロという例も珍しくないから、今の30~40代くらいがいざ年金を貰う頃になったとき、退職後に蓄えもないし年金も受け取れないで絶対社会問題化するとは思う
— マロカレ@飲酒ゲーマー (@tiny_embryo)
2018年4月12日
from Twitter

年金支給年齢引き上げる理由が「欧米もこの年齢だから」なら、賃金も欧米並みにして…
— める (@mer0622)
2018年4月12日
from Twitter

戸惑う声が寄せられている。

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