平昌五輪フィギュア衣装はだけるハプニング点数減点?審査の基準は?

こんにちはTac^^です。

平昌五輪フィギュア衣装はだけるハプニング点数減点?審査の基準は?

平昌五輪フィギュア衣装はだけるハプニング点数減点?審査の基準は?

フィギュア団体 アイスダンスSDで演技していた韓国のミン・ユラ(左)は背中のホックが外れ、ガメリンは付けてあげようとする(撮影・山崎安昭)

フィギュアスケート団体のアイスダンスショートダンスで、韓国ペアにアクシデントが起きた。

地元の大歓声を浴びて、リンクに登場。

真っ赤な衣装のミン・ユラは両肩を激しく前後に動かして、胸を突き出す妖艶な演技を披露。

場内のボルテージも上がっていったが、途中で衣装がずるずると落ちて、肩が大きく露出し始めた。

ミン・ユラは演技途中で、肩のずれを直したが、それでも衣装の乱れは収まらない。

背中側にあるホックが外れて、肩甲骨付近の衣装がひらひらと揺れる。

再び両手で肩付近のずれを直して演技を続行。

最後のフィニッシュシーンでは、アレクサンダー・ガメリンが左手でひらひらを押さえて、ポーズを決めた。

演技を終えて、リンクを出ると、スタッフから白いジャージーを渡された。

それを肩に羽織って、キスアンドクライで採点を待った。

衣装のずれが影響したのか、得点は10組中9番目の51・97点で、笑顔はなし。

ただ減点はなく、衣装の一部がリンクに落ちてはいないことが不幸中の幸いだった。

目次

減点にはならない?審査の基準

11日の団体アイスダンスのショートダンス、韓国ペアに起きたハプニング。演技中に閔秀拉(ミン・ユラ)の真っ赤な衣装の背中のホックが外れ、肩甲骨付近の衣装がひらひらと揺れ、胸元もはだけそうになった。最終的には相棒のガメリンが衣装を押さえながらフィニッシュまでたどり着いたが、このアクシデント、減点にはならないの?

まず衣装や小道具に関する国際スケート連盟(ISU)の取り決めを見てみる。

  1. 衣装の一部が落下する。
  2. タイツ、長ズボンを着用すること。生足は禁止されている。男性は半そで以上を着なければならない。
  3. アイスダンスのフリーダンスを滑る女性は、スカートを着用しなければいけない。
  4. 露出度の高い印象を与えない。裸体を思わせるものもNG。

これらに抵触すると1点の減点が科される。

今回の韓国ペアのケース。

まずはホックが外れただけならば減点にはならない。

もしホックが外れ、何かの付属物などが氷上に落ちた時点でマイナス1点。

そして、もし落下物がなくても衣装が脱げてしまい過度な露出になった場合も減点対象にあたる。

今回過度の露出に当たる可能性もあったがそうはならなかった。

中断して再開

ただし、もし競技続行に相応しくないと判断されれば、審判が中断させ、服装をあらためた上で中断要素からの再開。

その場合に抵触するのは、衣装ではなく、中断に関するルール。

時間次第では棄権を強いられる可能性もある。

今回は過度な露出にはあたらず、中断もなかったため、減点はなかった。

もちろん、脱げないように演技外の動きを強いられたため、その分得点は伸びなかった。

聯合ニュースによると閔秀拉は「中断しようとも思ったけど、応援を聞いていたらできなかった。次は服をしっかり着て出たい」と述べた。

4種目の中で、特に「氷上の社交ダンス」と呼ばれるアイスダンスに関しては衣装への締め付けが厳しくなったばかりだった。

もともとシングルと違い女性は素肌のおなかを見せてもよいなど寛容な面もあったが、昨年5月にISUは平昌五輪に向けた規定として、肌が透ける素材を使用したコスチュームを着た場合も減点対象に加えた。

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