アルコール依存症とは?酩酊泥酔状態違いは?酒は百薬の長?

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アルコール依存症とは、お酒の飲み方(飲む量、飲むタイミング、飲む状況)を自分でコントロールできなくなった状態のことをいいます。
飲むのはよくないことだとわかっていても、脳に異常が起きて飲むことをやめられなくなります。
その意味では、アルコールは麻薬や覚せい剤と同様の依存性の薬物の一種だともいえます。
またアルコール依存症は患者さん本人の意思の弱さによって起きるものではなく、医療機関で治療が必要な病気であるともいえます。

目次

アルコール依存症とは?

アルコール依存症を発症するまでの期間は、男性と女性で異なり、男性に比べて女性ではその半分程度であるといわれています。
習慣的な飲酒は、アルコールに対する耐性をもたらします。飲酒を始めたころには少量のお酒で気分よく酔えていたのが、徐々に酒量が増え、酔った感じがしなくなってくるのです。
さらに、家庭や社会生活に影響があっても、気にすることもなく、飲酒量がいつも以上に増えたり、飲む時間や飲む場所を気にしなくなるのです。

適切な飲酒量とは

この状態でさらに飲酒を続けると、少しでも酒を口にすると自分の意思が働かなくなり、ほどよいところで止められなくなるアルコール依存症になってしまいます。
このような状態に陥ると、妻や夫から「離婚する」、職場で「退職してもらう」、周囲から「命にかかわる」などといわれても飲酒をやめられず、ほぼ毎日数時間おきに飲むようになります。
そして、さらに病気が進行すると、目を覚ますと飲み始め、酔うと眠り、再び目覚めると飲み始めるという、連続飲酒を起こすようになります。
なお、日本では、1日の平均飲酒量が「6ドリンクを超える」のが多量飲酒とされ(右図)、この量になるとアルコール依存症の危険性が高まるとされています。
6ドリンクとは、1日にビールなら500mL缶3本、日本酒なら540mL弱、焼酎(25°)なら300mL、ワインならグラス6杯程度です。
参照:http://alcoholic-navi.jp/understand/condition/pathology/

酩酊・泥酔状態違いは?

泥酔と酩酊の違いは??
どっちが酔ってる?
酩酊は、酔ってはいるが、まだ意識がある。
泥酔は、意識が混濁している。
したがって、泥酔のほうが酔っています。

酒は百薬の長?

海外の14の研究をまとめて解析した結果。適量を飲酒する人は死亡リスクが低い傾向が確認できる(Holman CD,et al. Med J Aust. 1996;164:141-145.)

飲酒量と健康リスクについては、欧米や日本で研究が進められており、飲酒量と総死亡率について「Jカーブ」の関係にあることが示唆されている。
欧米人を対象とした14の研究をまとめて解析し、1996年に発表された報告では、男女ともに1日平均アルコール19gでの飲酒者の死亡リスクは非飲酒者より低くなっている。
参照:https://style.nikkei.com/article/DGXMZO15276860T10C17A4000000?page=2
日本人の場合は少し値がちがうかもしれないがほどほどがなんでもいいということだろう。

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