こんにちはTacです。
映画シングを観た感想と評価。
映画シングを観た感想と評価。
あらすじ
劇場を運営するコアラのバスター・ムーンは、以前は活気のあった劇場に輝きを取り戻すべく、世界最高の歌唱コンテストをプロデュースしようと考える。
感傷的に歌うハツカネズミや、内気なゾウ、25匹も子供がいるブタ、パンクロッカーのヤマアラシらが会場に集結し物語が始まる・・・・
製作国:アメリカ
上映時間:118分
製作年:2016年
監督・脚本:ガース・ジェニングス
キャスト(声の出演):マシュー・マコノヒー / リース・ウィザースプーン / セス・マクファーレン / スカーレット・ヨハンソン / ジョン・C・ライリー / タロン・エガートン / トリー・ケリー / ジェニファー・ソーンダース / ジェニファー・ハドソン / ガース・ジェニングス / ピーター・セラフィノウィッツュ / ニック・クロール / ベック・ベネット 等
映画について
シング – オリジナル・サウンドトラック [ (アニメーション) ]
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【ミニオンズ】や【ペット】を輩出したイルミネーション・エンターテインメイントのアニメーション映画【SING シング】。
個人的には【ミニオンズ】は面白かったです。
バナナマンが声優を務めた【ペット】も気になりはしたものの結局スルーしてます。
そして近年の動物擬人化アニメーションの傑作【ズートピア】があるにも関わらず、間を空けず似たような作品でした。
今回は結末ありのオチどうこうの映画ではあまりないです。
純粋に音楽性を楽しめる映画かなと思いました。
ぶっちゃけちょっと泣きました。
ゴリラの家族の話が少しウルウルしてました。
ここからネタバレ
幼い頃から劇場の運営が夢だったコアラのバスターは、夢を叶えたものの経営難で銀行の差し押さえをなんとか誤魔化し長引かせている切羽詰まった状況にいた。
打開策として考えたのが歌のコンテスト!
優勝者には賞金1000ドルで実施を計画。
しかし、チラシの印刷ミスで100,000ドルになっていまい応募者殺到!
歌に自信がある者・夢を追いかける者・今の自分を変えたい者など色々な動物たちが殺到。
集まった主なメンバーが
内気であがり症の象のミーナ/勝気な彼氏に合わせ一歩引いてるパンクロッカーでヤマアラシのアッシュ/ギャングのボスの父親を持つゴリラのジョニー/子沢山な主婦で豚のロジータ
それぞれの諸事情で『歌を歌いたいけど歌えない』本来の自分を半ば押し殺していた彼らの元に、バスターの作ったコンテストの黄色のチラシが風に舞い、手に渡り、曇っていた顔に笑みが溢れた。
チャンスと希望が風に乗り空から降り注ぐなんてドラマチックでした。
話の流れはいたってオーソドックス。
くすぶっていた者がチャンス掴み、同じくくすぶっていたキッカケを作った主人公も彼らと関わることで少しづつ変化し、共に最高のパフォーマンスを作り上げる!
そこまで捻りのない内容をよりグッと引き上げるのは良曲や歌の数々。
特に良かったのはゴリラのジョニーが終盤のコンサートで歌う『I’m Still Standing』。
元はエルトン・ジョンの曲らしいけど、最高っすね!
吹き替えだとスキマスイッチの方が歌ってます。
アップテンポな楽曲にジョニーを演じたタロン・エガートンの軽快な声が乗り、そこにコンサート前に銀行強盗に失敗し逮捕されてしまった父親を想う『切なさ』が入り混じる。
切なさを振り解き、父親に声を轟かせるよに張り上げる!
喉を摘まれているような息苦しさのある感動、久しぶりでしたね!
たジョニーの父親の、息子の勇姿を生で見たいがために脱走するシーンとのカットバックがよかったです。
私はここでウルウルきてしまった。
アッシュの曲以外はもろもろが既存の曲ではあるんだけど、音楽(歌)のパワーがダイレクトに伝わって来るって意味では良質な音楽映画ので中に入れられる一本じゃないかな。
動物の使い方とコアラのバスター
単なる動物の擬人化では無く、さり気なく『動物の使い方』もちゃんとしてたなと。特に地声からしてキュートな象のミーナ。
デカイがたいのわりにシャイであがり症なため、普段は象の特徴である大きい耳で顔を覆ってるんだけど、それがラストでは耳を広げて気持ちよさそうにノリノリで歌い上げる!声を当ててるトリ・ケリーによる最高な歌唱力も相まって、そりゃ胸熱でしたね。
消極的な象のミーナと積極的で自信家なネズミのマイクも、体の大きさ含め対比的な関係に見せておいて、最後には『レベルの高い実力を持つ者同士、というより歌・音楽が好きなもの同士、身体の大きさや見た目・種族なんてなんて関係ない』ってメッセージも受け取れたので良いなと思いました。
あと何気、舞台装置の照明として発光するイカを泳がせるシーンが胸熱でした。
その後の惨事はショッキングだったけど。
まとめ
評価: まあまあ
ラストのコンサートシーンは文字通り観客になれるので、ライブを観てるような高揚感も楽しめました。
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