筋トレを続けていると、手のひらに硬い「まめ」や水ぶくれができることがあります。これらは見た目だけでなく、痛みや不快感の原因になり、トレーニングのモチベーションを下げる要因にもなります。今回は、「筋トレ 手のひらまめ できる原因」という検索ニーズに対して、原因の解説から予防策、治し方、そしておすすめのグッズまでを網羅的に解説します。
手のひらにまめができる筋トレ種目とは？
まめができやすい筋トレの代表格は、懸垂・デッドリフト・ベンチプレス・ラットプルダウン・ダンベル系トレーニングなど、器具を握り込むタイプの種目です。特に懸垂やデッドリフトはバーとの摩擦が強く、手のひらの皮膚に繰り返し圧力がかかることでまめが形成されやすくなります。初心者のうちは皮膚がまだ柔らかく、耐久性がないため、短期間でまめができることもあります。
なぜ筋トレで手にまめができるのか？医学的視点での原因
手のひらにまめができる原因は、「摩擦」「圧力」「皮膚の圧迫・変形」の3要素に集約されます。バーベルやダンベルを握ると、手の皮膚が滑りながら引っ張られ、皮下に液体が溜まって水ぶくれ（＝まめ）ができます。さらに長期間同じ部位に負荷がかかると、水ぶくれが破れ、その部位が硬化し「タコ」や「胼胝（べんち）」へと変化します。医学的には、これらは物理的刺激に対する皮膚の防御反応です。
まめができやすい人の特徴と体質
全ての人が同じ条件でまめができるわけではありません。以下のような特徴を持つ人は、まめができやすい傾向があります。
- 皮膚が柔らかい（特に初心者）
- 手汗が多く、滑りやすい
- 握力が弱く、握り込みに頼るフォームになっている
- 長時間トレーニングを行う傾向がある
- 素手で重いバーベル・ダンベルを扱うことが多い
特に初心者の段階では、グリップに無駄な力が入りやすく、フォームが不安定になるため、まめができやすくなります。
手のひらのまめを予防する方法【具体例付き】
1. トレーニンググローブの着用
最も手軽な予防策はトレーニンググローブの使用です。グローブが手の皮膚と器具の間にクッションを作り、摩擦と圧力を緩和します。滑り止め加工が施されているグローブを選ぶと、グリップ力も向上しフォームも安定します。
2. リフティングストラップの活用
特にデッドリフトや懸垂などの高重量種目では、リフティングストラップが有効です。手のひらではなく、ストラップを巻いた前腕部で重さを支えるため、手の皮膚にかかる負荷を大幅に軽減できます。
3. パウダー・チョークの使用
手汗が多く滑りやすい人は**チョーク（炭酸マグネシウム）**を使うことで摩擦を減らせます。手のひらがドライになることで、器具との間の滑りが減り、皮膚の引っ張りが抑えられます。
4. 正しい握り方・フォームの習得
バーを深く握り込む「手のひら中央〜指の根本」での握り方は、まめができやすくなります。**できるだけ指先寄りで支える「ハンググリップ」**を意識することで、皮膚へのダメージを最小限に抑えられます。
すでにできた手のひらのまめを治す方法
1. 水ぶくれが破れていない場合
基本的には自然治癒に任せます。水ぶくれは皮膚を保護する天然のガーゼのようなものなので、無理に潰さないことが重要です。清潔を保ち、必要に応じて保護パッドやテーピングをしましょう。
2. 水ぶくれが破れた場合
破れた場合は感染のリスクがあるため、消毒と保護が必須です。市販のキズパワーパッドや絆創膏を使い、皮膚が再生するまでの間、トレーニングを控えるのが理想です。
3. すでに硬くなった「たこ・胼胝」の対処
放置すると硬くなり、痛みの原因になることもあります。お風呂上がりに軽石ややすりで削る＋保湿クリームが効果的です。ウレア（尿素）配合の保湿剤が角質を柔らかくするのでおすすめです。
筋トレを継続するためにまめ対策は不可欠
まめができると「トレーニングができない」「バーベルを持つと痛い」といった支障が出てしまいます。特にボディメイクや筋肥大を目指す場合、トレーニングの継続性が最も重要です。まめのせいで間隔が空くと、成果が出にくくなるばかりか、やる気が失われる原因にもなります。日常的なケアと予防策を取り入れることが、長く筋トレを楽しむコツです。
おすすめのまめ対策グッズ【初心者〜上級者向け】
- ゴールドジム トレーニンググローブ：耐久性が高く、通気性も優秀。初心者にも人気。
- Schiek（シーク）リフティングストラップ：プロも使用する本格派。デッドリフトや懸垂に最適。
- マググリップ ラットプルダウンバー：手のひらへの負担が分散され、まめができにくい設計。
- キズパワーパッド（ジョンソン・エンド・ジョンソン）：破れたまめの保護に最適な医療グッズ。
- ウレパールクリーム（第一三共）：角質ケア用保湿剤。たこの硬化防止に効果的。
まとめ：手のひらのまめは防げる！正しい知識と対策で快適トレーニングを
筋トレにまめはつきもの…と諦めていませんか？実は、正しい知識と少しの対策で、まめはかなり防ぐことができます。まめを放置してトレーニングの継続に支障が出るよりも、早い段階で予防策を講じ、ストレスなく筋トレに取り組むことが結果につながります。初心者のうちは特に無理をせず、グローブやストラップを上手に活用して、安全で効率的なトレーニングライフを楽しんでいきましょう。
コメント