Amazonプライムを「月600円だから安い」と考え、何年も放置していませんか?
月600円でも、1年間では7,200円です。使っていないサービスへ毎年7,200円を払い続けるなら、それは便利なサブスクではありません。ただの静かな出費です。
しかし、Amazonプライムは雑に解約すればよいサービスでもありません。配送特典、Prime Video、Amazon Music Prime、Prime Reading、Amazon Photosなどを使う人なら、年額5,900円でも十分に元を取れる可能性があります。
結論から言えば、1年近く利用するなら年払い、学生ならPrime Student、同居家族がいるなら家族会員を使うべきです。一方、Amazonでほとんど買い物をせず、動画も見ないなら、自動更新を止めたほうがよいです。
Amazonプライムは安いのではありません。正しく使える人にとって、安くなるサービスなのです。

Amazonプライムの料金はいくら?
通常会員は月額600円または年額5,900円
2026年7月時点のAmazonプライム通常会員の料金は、次のとおりです。
| 支払い方法 | 料金(税込) | 1年間利用した場合 |
|---|---|---|
| 月額プラン | 600円 | 7,200円 |
| 年額プラン | 5,900円 | 5,900円 |
最新の料金は、Amazonプライム会費情報で確認できます。Amazon公式でも、年額5,900円または月額600円と案内されています。
月額600円を12か月払うと、合計は7,200円です。年額プランなら5,900円なので、年間1,300円安くなります。
年間1,300円は大金ではありません。しかし、何も我慢せず、支払い方法を変えるだけで節約できます。こういう地味な節約を放置しながら、コンビニのコーヒーだけ我慢しても仕方がありません。
10か月以上使うなら年払いが安い
年額5,900円を月額600円で割ると、約9.8か月です。
つまり、Amazonプライムを1年間のうち10か月以上使うなら、年額プランのほうが安くなります。
反対に、数か月だけPrime Videoを見たい人や、Amazonのセール期間だけ利用したい人は、月額プランでも問題ありません。
私なら、今後1年間も日用品やガジェットをAmazonで買う予定があるなら年払いにします。利用を続けるか分からないなら、まず月払いで様子を見ます。安いという理由だけで年払いを選ぶのではなく、利用期間で決めるべきです。
Amazonプライムを安く継続する方法7選
1.長く使うなら年額プランへ変更する
最も簡単で確実な方法は、月額プランから年額プランへ変更することです。
1年間利用した場合、月額プランより年額プランのほうが1,300円安くなります。割引クーポンを探したり、怪しい裏ワザを試したりする必要はありません。
支払い方法は、Amazonの「プライム会員情報」から確認できます。
ただし、途中で使わなくなる可能性が高い人は、月額プランのままでも構いません。年額プランは安いですが、使わなければ5,900円の無駄です。
「年払いは得」という言葉だけを見て契約するのは危険です。使う人には得、使わない人には普通に損です。
2.学生ならPrime Studentを利用する
日本国内の大学、大学院、短期大学、専門学校、高等専門学校などに通っている学生は、Prime Studentを利用できる場合があります。
Prime Studentの料金は、月額300円または年額2,950円です。無料体験期間は6か月あります。無料体験が終わると、自動的に有料会員へ移行します。
対象条件や登録方法は、Prime Student公式ヘルプで確認できます。
通常会員の約半額なので、対象になる学生はPrime Studentを選ぶべきです。
ただし、学生の家族が代わりに使う制度ではありません。登録できる学校や在学確認の方法も決まっています。「学生っぽい生活をしている」だけでは通りません。制度は雰囲気では動かないのです。
3.同居家族は家族会員に登録する
Amazonプライムでは、本会員と同居している家族を2人まで家族会員として登録できます。
家族会員は、主に次の特典を利用できます。
- お急ぎ便
- お届け日時指定便
- 特別取扱商品の取扱手数料無料
- 会員限定先行タイムセール
- 一部のネットスーパー特典
詳しい条件は、Amazonプライム特典を共有する公式ページで確認できます。
夫婦や親子が、それぞれ配送特典のためだけにプライム会員へ入っているなら、かなりもったいないです。本会員1人と家族会員を組み合わせれば、重複した会費を減らせます。
ただし、Prime VideoやAmazon Music Primeなど、すべてのデジタル特典を家族会員へ共有できるわけではありません。
家族会員は、主に買い物と配送のための制度です。「家族会員にすれば動画も音楽も全部別アカウントで使える」と思い込むと、登録後に話が違うとなります。登録前に対象特典を確認するべきです。
4.無料体験は終了日を確認して使う
Amazonプライムには、対象者向けの30日間無料体験があります。
無料体験中も、配送特典やPrime Videoなどの対象サービスを利用できます。対象かどうかは、Amazonプライム公式ページへログインすると確認できます。
ただし、無料体験期間が終わると、自動的に有料会員へ移行します。何もしなくても勝手に無料のまま続く、そんな親切な世界ではありません。
無料体験だけを使う予定なら、登録した日に終了日をカレンダーへ入れておくべきです。
なお、一度解約した人へ再び無料体験が表示される場合もありますが、必ず利用できる制度ではありません。新しいメールアドレスや複数アカウントを使い、無料体験を繰り返す方法は避けるべきです。
規約のすき間を探して数百円を節約するより、普通に年払いを選ぶほうが安全です。
5.キャンペーンは公式ページで確認する
Amazonでは、セールに合わせてポイントアップや会員向けキャンペーンが行われる場合があります。
ただし、キャンペーンの内容や対象者は毎回同じではありません。
古い記事に書かれている「ギフト券へチャージすると必ず高還元」「解約画面を開くと必ず割引される」といった情報を信用するのは危険です。終了した制度や、一部の利用者にしか表示されない案内もあります。
利用前に、Amazonのキャンペーンページや自分のアカウント画面で条件を確認するべきです。
「最大○%還元」という言葉にも注意が必要です。最大還元には、買い物金額、支払い方法、事前エントリーなどの条件が付いていることがあります。最大という数字だけ見て買い物を増やせば、節約ではなくAmazonへの寄付になります。
6.Amazon Mastercardの還元を利用する
Amazonで定期的に買い物をする人は、Amazon Mastercardを使う方法もあります。
プライム会員がAmazon.co.jpで対象の買い物をすると、通常より高いAmazonポイント還元を受けられる場合があります。
ただし、これはAmazonプライムの会費が直接割引される制度ではありません。Amazonで必要な物を買った結果、ポイントが貯まり、実質的な負担を減らせる方法です。
ポイントを得るために不要な物を買ったら意味がありません。
2%のポイントを得るために、必要のない商品を100%の金額で買う人は珍しくありません。カードを増やすと支出管理が難しくなる人もいるため、Amazonの利用額が多い人だけ検討すれば十分です。
7.使わない時期は自動更新を止める
Amazonプライムを毎月使う必要はありません。
Prime Videoで見たい作品がある月だけ契約し、見終わったら終了する方法もあります。Amazonで買い物をする回数が少ない人なら、必要な時期だけ月額プランを使うほうが安くなる場合があります。
また、Amazonには、現在の会員期間が終わった時点で請求を止める「一時停止」の案内もあります。現在の会員資格が残っている間は特典を使い、次回更新を止めたい人に向いています。
私なら、次回更新日を確認し、今後も使う理由がなければ先に更新を止めます。
解約手続きを早めに行っても、表示された会員期間の終了日までは特典を利用できる場合があります。更新日の前日まで覚えておこうとする必要はありません。人間の記憶は、サブスク会社が期待するほど優秀ではないからです。
Amazonプライムの特典は本当に元が取れる?
配送特典を使う人は元を取りやすい
Amazonプライムの中心となる特典は、対象商品の配送です。
対象商品では、お急ぎ便やお届け日時指定便などを追加料金なしで利用できます。特典の詳しい内容は、Amazonプライム特典についてで確認できます。
日用品、飲料、書籍、パソコン用品などをAmazonでよく買う人は、配送特典だけでも価値を感じやすいです。
特に避けたいのが、送料を無料にするため、必要のない商品を追加する行動です。
500円の送料を避けるために1,000円の商品を追加したら、500円の損です。それでも送料無料という表示を見ると得をした気分になるのですから、買い物の仕組みはよくできています。
Prime Videoは対象作品だけ見放題
Prime Videoでは、プライム会員特典の対象となっている映画、ドラマ、アニメなどを追加料金なしで視聴できます。
ただし、Prime Video内のすべての作品が無料になるわけではありません。
レンタル作品、購入作品、Prime Videoチャンネルなどは、プライム会費とは別に料金が必要です。
Prime Videoだけを目的にするなら、見たい作品がある月だけ契約する方法もあります。反対に、配送や読書、写真保存も使うなら、年間プランとの相性がよいです。
Amazon Photosは写真の保存に強い
プライム会員は、Amazon Photosで写真を容量無制限で保存できます。動画には容量制限がありますが、スマートフォンの写真をバックアップしたい人には強い特典です。
写真が多い人なら、Amazon Photosだけでも会費の価値を感じる可能性があります。
ただし、Amazonプライムを解約した後も、同じ条件で無制限保存を続けられるわけではありません。解約する前に、保存しているデータと容量を確認するべきです。
スマートフォンが壊れてから写真の大切さに気付くのは遅すぎます。バックアップは、問題が起こる前に行うから意味があります。
Prime ReadingとAmazon Music Primeも使える
Amazonプライムには、対象のKindle本を読めるPrime Readingや、追加料金なしで利用できるAmazon Music Primeも含まれています。
ただし、対象作品や利用方法には制限があります。
Prime Readingは、Amazonで販売されているKindle本がすべて読み放題になるサービスではありません。Amazon Music Primeも、Amazon Music Unlimitedとは別のサービスです。
サービス名が似ているため分かりにくいですが、別料金の契約を追加していないか確認するべきです。
Amazonプライムを解約したのに請求が続く場合、Music UnlimitedやPrime Videoチャンネルなど、別のサービスが残っている可能性があります。
Amazonプライムの自動更新を止める方法
無料体験も有料会員も基本的に自動更新される
Amazonプライムは、無料体験期間や現在の会員期間が終わると、自動的に次の期間へ更新されます。
無料体験だけ試したつもりでも、終了日までに手続きをしなければ有料プランへ移行します。
「無料体験へ登録しただけで、有料会員になるとは思わなかった」という主張は気持ちとしては分かります。しかし、登録画面には自動更新の案内があります。読みにくい場所に重要なことを書くのはサブスク界の伝統ですが、確認しなければ財布が負けます。
次回更新日を確認する
次回更新日は、Amazonへログインし、アカウントサービスから「プライム会員情報」を開くと確認できます。
確認する項目は次の3つです。
- 現在の料金プラン
- 次回更新日
- 登録している支払い方法
月額プランだと思っていたら年額プランだった、使っていないカードから請求されていた、ということもあります。
Amazonから600円または5,900円の覚えのない請求がある場合、プライム会費の可能性があります。Amazon公式も、不明な請求の例として月額600円と年額5,900円を案内しています。
自動更新の停止手順
Amazonプライムの自動更新を止める基本的な流れは次のとおりです。
- Amazonへログインする
- 「アカウントサービス」を開く
- 「プライム会員情報」を選ぶ
- 「プライム会員情報の管理」を開く
- 「プライム会員資格を終了する」を選ぶ
- 画面の案内に従って手続きを完了する
途中で「特典と会員資格を継続する」などのボタンが表示される場合があります。終了手続きが完了した画面まで進む必要があります。
スマートフォンアプリで項目が見つからない場合は、ブラウザからAmazonを開いたほうが分かりやすいです。設定画面を何周も探すより、最初からブラウザ版を使うほうが早いです。
解約したらAmazonプライム会費は返金される?
特典を使っていなければ全額返金される場合がある
Amazon公式では、有料会員になった後、その会員期間中にプライム特典を利用していない場合、会費の全額返金を受けられると案内しています。
返金対象になる可能性がある場合は、Amazonプライム会員登録のキャンセルと返金を確認してください。
ただし、配送特典やPrime Videoなどを利用している場合、必ず全額返金されるとは限りません。
「少し使ったけれど、ほとんど使っていないから返してほしい」という気持ちは分かりますが、利用状況によって扱いは変わります。返金されると決めつけず、解約画面に表示される案内を確認するべきです。
解約前に別契約も確認する
Amazonには、プライム会費とは別に契約できるサービスがあります。
- Amazon Music Unlimited
- Kindle Unlimited
- Audible
- Prime Videoチャンネル
- レンタル・購入した動画
Amazonプライムを解約しても、これらの契約がすべて自動的に終了するとは限りません。
請求を止めたい場合は、デジタルコンテンツと端末の設定、メンバーシップおよび購読の画面も確認するべきです。
似た名前のサービスを大量に並べ、別々に契約させる仕組みは利用者に優しいとは言いにくいです。しかし、最後に確認するのは自分です。
Amazonプライムを継続したほうがいい人
Amazonで月に何度も買い物する人
日用品、飲料、書籍、ガジェットなどをAmazonで定期的に購入する人は、配送特典を使いやすいため、プライム会員を継続する価値があります。
急ぎの商品を注文することが多い人や、日時指定を使う人にも向いています。
複数の特典を使っている人
Prime Videoだけでなく、Amazon Photos、Prime Reading、Amazon Music Prime、会員限定セールなども使っている人は、元を取りやすいです。
全部の特典を無理に使う必要はありません。普段の生活の中で、2つか3つの特典を自然に使えているなら十分です。
同居家族もAmazonを利用する人
同居家族がAmazonで買い物をする場合、家族会員を設定することで、会費の重複を減らせます。
家族全員が配送特典のためだけに個別契約しているなら、すぐに契約状況を確認するべきです。
Amazonプライムを解約したほうがいい人
Amazonでほとんど買い物をしない人
Amazonで月に1回も買い物をせず、Prime Videoも見ないなら、継続する理由は弱いです。
「いつか使うかもしれない」という理由で払い続けると、その「いつか」が来ないまま何年も経過します。
Prime Videoしか使わない人
Prime Videoだけを使っている人は、見たい作品がある月だけ契約する方法も検討できます。
作品の配信状況は変わるため、見たい作品がない月まで会費を払い続ける必要はありません。
特典の内容を説明できない人
自分がどの特典を使っているか分からない人は、一度解約を検討したほうがよいです。
「Amazonプライムは便利らしい」という理由だけでは、毎年5,900円を払う根拠として弱すぎます。
自分が使っている特典を3つ挙げられないなら、その契約は生活を便利にしているのではなく、Amazonの売上を便利に増やしているだけです。
まとめ
Amazonプライムを安く継続するなら、まず支払い方法と利用状況を確認するべきです。
1年間のうち10か月以上使うなら、月額600円ではなく年額5,900円を選ぶことで、年間1,300円安くなります。
学生なら、月額300円または年額2,950円のPrime Studentを確認するべきです。同居家族がいるなら、配送特典などを共有できる家族会員も活用できます。
無料体験は便利ですが、終了後は自動で有料会員へ移行します。利用を続けないなら、終了日を確認し、自動更新を止める必要があります。
また、Amazonプライムを解約しても、Amazon Music Unlimited、Kindle Unlimited、Audible、Prime Videoチャンネルなどの別契約が残る場合があります。請求を完全に止めたいなら、ほかのメンバーシップも確認するべきです。
私なら、Amazonで定期的に買い物をし、配送、動画、写真保存など複数の特典を使うなら年払いで継続します。
反対に、Amazonをほとんど使わず、何の特典を使っているのか分からないなら解約します。
Amazonプライムは、正しく使えばコストパフォーマンスの高いサービスです。しかし、使っていなければ毎月600円が消えていくだけです。
安いから残すのではありません。使っているから残すのです。この基準で判断すれば、Amazonプライムを無駄なく利用できます。


コメント