WordPressが5.2にアップデートされました。
このアップデートでは多くの機能が追加や更新されました。
その中でも注目が集まったのが「サイトヘルス」。
WordPress5.1からこの機能はあったようなのですが、5.2からかなり内容も豊富になりまさに「ホームページの健康診断」ができるものとなっています。
サイトヘルスは自分のホームページの健康度をパーセンテージで示してくれます。
また、改善方法も教えてくれるので何が問題か分かりやすくなっています。
サイトヘルスの導入
まずWordPress5.2にアップデートしていない方は5.2にアップデートしましょう。
5.2にすると、
このように、サイトヘルス機能がアップしたことがお知らせされています。
サイトヘルスチェック
このリリースでは5.1で導入したサイトヘルス機能を拡張し、よくある設定上の問題をデバッグする手助けをする新しいページを2つ追加しました。
さらに、開発者がサイト管理者のためにデバッグ情報を含められるスペースも追加しています。 サイトステータスを確認し、問題をデバッグする方法を学びましょう。
と、このように機能がアップしたことが書かれています。
サイトヘルスを実行してみる
ダッシュボード ツール>サイトヘルス をクリックするだけで見ることができます。
ステータスと情報の2つの表示が行われますがどちらのページでも「サイトの健康度をパーセンテージ」で示してくれるので分かりやすいです。
サイトヘルスで表示されるサイトの健康度
問題がなければgoodと表示されます!
改善点の提示
ツール>サイトヘルス をクリックしたとき、あるいはサイトヘルスで、ステータスをクリックしたときにこのステータスが表示されます。
「致命的な問題」が出たときの対処の一例
0件の致命的な問題と表示されていたのですが、スクリーンショットを撮るときまでには消えてしまいました。
ということで致命的な問題はこのサイトではありませんでした。
参考のために、他のサイトで致命的な問題が出たときの状態について書いてみます。
バックグラウンド更新が想定通りに動作していませんという表示が出ていました。この表示をクリックすると、
バックグラウンド更新は使用中の WordPress のバージョンにセキュリティ更新がリリースされた際、自動更新できることを保証しています。という説明の後に、×と✔の箇条書きがありました。
問題なのは×が付いている箇所のようです。
AUTOMATIC_UPDATER_DISABLED 定数は定義され有効化されています。
が問題だということのようです。定数を定義しているとするとWordPressのルート直下にあるwp-config.phpだと思われます。
FTPでwp-config.phpをダウンロードして中身を見ると、
1
2
3
4
|
/**
* Turn off automatic updates since these are managed upstream.
*/
define(‘AUTOMATIC_UPDATER_DISABLED’, true);
|
というような部分が見つかりました。
いつ、なんのためにこのコードを入れたのか、コメントが英語なところを見ると自分で入れたのではなくどこかのサイトを参考にいれたのかな?と思いますが、セキュリティアップデートが自動的にかかって困ることはないので、この行を削除して、保存しFTPでアップロードしました。
その結果、致命的な問題が表示されなくなり、サイトヘルスのパーセンテージも上がりました。
「おすすめの改善」を見て対応できる部分を対応する
「おすすめの改善」に表示されている項目を見てみます。
こんな感じで改善事項が表示されています。多くのサイトで表示されるだろうなと思われるのは、
停止中のプラグインを削除してくださいと停止中のテーマを削除してくださいとPHPバージョンを更新すべきですです。
停止中のプラグインを削除して下さい
停止中のプラグインを削除してくださいをクリックすると、
プラグインは連絡フォームや e コマース機能などを追加してサイトを拡張します。サイトに深くアクセスするため、最新に保つことが重要です。
4個のプラグインがアップデートを待っています。
このサイトには3個の無効なプラグインがあります。 停止中のプラグインは攻撃者の標的になります。プラグインを使用するつもりがなければ削除することをおすすめします。
ここの改善を実行するには使用していないプラグインを削除するを行います。
プラグインをクリックして、
停止中をクリック
この場合、複数の停止中プラグインがあったので一括で操作するため、このチェックボックスをクリックして
一括操作から削除を選択し、
適用をクリックします。
ポップアップが表示されるのでOKをクリック
このように表示され、停止中のプラグインがなくなりました。
でも表示された内容を見ると、更新可能なプラグインがありますということなので、プラグインを更新すればこの問題はなくなるかと思いました。
プラグインをクリックして、利用可能な更新をクリックし、先ほどと同じように一括で行うために洗濯をした後に、
一括操作から更新を選択して適用をクリックすれば
順番に更新が行われます。複数あると時間がかかることもありますので、更新が終わるまでじっと待ちます。
停止中のテーマを削除して下さい
停止中のテーマを削除してくださいを対応します。
この場合はまず、この行をクリックして内容を確認して下さい。停止中のテーマでもWordPressデフォルトテーマは削除してはいけないようです。また、使っているのが子テーマだった場合は、
このように表示されます。使っているのが子テーマだった場合は、親テーマも削除しないようにします。
停止中のテーマを削除するのは少し面倒なのですが、
ダッシュボード 外観>テーマをクリック
削除するテーマのテーマの詳細をクリック
ポップアップされた画面の右下にある削除をクリック
ポップアップのOKをクリック、コレで削除できます。
先ほどと同じようにテーマを更新すれば良い。
PHPバージョンを更新すべきです
このPHPバージョンを更新すべきですについては、各自のサーバーで対応可能です。
私の場合エックスサーバーを利用しているのですが、
サーバー管理画面でPHPの変更が可能です。
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