こんにちはTacです。
先日お酒の丸い氷について記事を書きました。
少しそちらにも赤字で小さく追記しましたが、
実際は少し理論と違うのでは?という疑いがありましたので調べ直しました。
結論から言えば現実(実際)は、
『味については、丸い氷である必要はない』ということです。
参考 他サイトページ
念のため理論的に球体の氷が溶けにくいことを確認してみました。
4パターンを比較して検討してみました。
①たて・よこ・高さ=各(2r)の立方体
②半径(r)の球体
③たて・よこ・高さ=各(√2・r)の立方体
④②とほんとど同じ体積の立方体(一辺=(4/3)^(1/3)・r)
1)体積
①(8・r^3) > ②=④(4/3π・r^3) >③2√2・r^3
2)表面積
①(24・r^2) > ④ (6・(4/3・π)^(2/3))・r^2> ② (4・π・r^2)> ③(12・r^3)
1)2)の結果から同体積以上における表面積は球体が最も小さくなることが概ねこれで証明できる。
問題は、3)液体に入れた時の表面積である。
この時、
氷の密度:0.9168g/cm^3(計算を0.91で実施)
液体の密度:0.9472g/cm^3(計算を0.94で実施)
※液体は一般的に丸い氷を飲むと美味しいウイスキー(アルコール度数43℃)で考えます。
3)液体(ウイスキー)に入れた時に使っている表面積
①(19.52・r^2) > ③ (13.95・r^2) >② (12.56・r^2) > ③(9.76・r^2)
ちなみに式は、
①97/100*2*r*8r + 4r^2
②4・π・r^2
※球体の場合は計算が難しいので、球体が全部浸かった表面積とする。
③97/100*√2*r*4*√2*r + 2r^2
④97/100*(4/3)^(1/3)・r*4*(4/3)^(1/3)・r + (4/3)^(2/3)r^2
3)より②は当然全部浸かってない場合を考えるとこの値より小さくなるので、
同体積以上の立方体の氷と比較して球体の方が液体に接する表面積は少なくなる。
参考値
空気と液体(アルコール)で比較しても熱伝導率は液体の方が高い。
つまり、液体に接する表面積が少ない方が氷が溶けにくいと言える。
参考 他サイトページ
ここで参考他サイトページを見てみると氷が完全に浮いていない。
上での机上論は、氷が完全に浮いている場合を考えている。
ここで、理論と実状が違うのが垣間見える。
実際のコップでの実験を見てみるとコップの大きさ、氷の大きさによって浮かないという状況が生まれる。これが、カウンターの空論と呼ばれる所以んであろう。
今後、どの時点でこの丸氷がいいという話が広まったのか検証していきたい。
まあ、見た目的にも気持ち的にも丸い氷の方が気分がいいというのは変わらないので気にする必要もないのかもしれませんが…
飲むときに気持ち良く飲めればいいですよね笑
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