今年の花粉はひどい?良い対策方法は?マスク?

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すでに首都圏の耳鼻咽喉科には数多くの患者が訪れており、昨シーズンに比べ深刻な症状を訴えるケースも少なくないという。
その一因として考えられるのは、昨年末から今年にかけて猛威を振るったインフルエンザの影響だ。
どんな対策が必要か?
必要なマスクとは?

目次

今年の花粉はひどい?

三茶おはな耳鼻科の松尾有希子院長が指摘する。
「今年は患者さんの数も増えていますし、例年に比べて症状がひどい方が多い。インフルエンザや風邪が完治しておらず、それに伴う様々な症状を抱えているのに、間髪入れずにスギ花粉の飛散が増えてきてしまったことが理由として考えられます。風邪を引いたまま花粉症になる、あるいは花粉症の状態で風邪を引いてしまうことで、気管支炎になるケースもみられます。免疫力が低下している時はアレルギー症状も強く出るので、タイミングが悪いとしか言いようがありません」
花粉の出所であるスギやヒノキの生育には、前年の6月から8月頃にかけての気象条件が大きく影響するとされる。
その時期に気温が高く、日照時間が多く、降雨量が少ないと花芽が多く形成され、翌春の花粉の飛散量が増加するのだ。
日本気象協会は北海道、九州を除く広範囲で、昨シーズン比で「非常に多い」「多い」「やや多い」飛散量を予想している。
福岡はすでにスギ花粉の飛散量のピークを迎えているが、高松、広島、大阪、名古屋は3月上旬〜中旬、金沢、仙台では3月中旬〜下旬にピークを迎える見込み。
東京のピークは3月上旬から4月上旬とされ、他と比べ飛散の期間が長い。
「ストレスが多い方や不眠が続いている方などは症状が強く出ることも多いので、よく食べ、よく眠り、よく運動をするなど、人間が基本的に必要としている行動を取ることが症状の抑制に効果的です。そのうえで花粉の飛散予報に従い、防護していただきたいと思います」(松尾院長)

対策は?

1)花粉情報をチェック
テレビやインターネットで気象情報や花粉情報を入手しましょう。
花粉情報の要注意日
1:天気が晴れまたは曇り
2:最高気温が高い
3:湿度が低い
4:やや強い南風が吹き、その後北風に変化したとき
5:前日が雨
以上から、前日または当日の未明まで雨で、その後天気が急に回復して晴れ、南風が吹いて気温が高くなる日が要注意日となる。(日本気象協会作成)
2)外出を控えめに
花粉の飛散の多い日は特に注意が必要。1日のうち飛散の多い時間帯(午後1時~3時頃《注:地域によって差があります》)の外出もなるべく控えましょう。
3)外出時は完全防備
帽子・メガネ・マスク・マフラーを身につけて。コートもツルツルした素材を選びましょう。

4)帰宅時は玄関でシャットアウト
衣服・ペットなどについた花粉は、きちんと外ではらって玄関でシャットアウト。なるべく室内に持ち込まない工夫と努力を。
5)帰宅後は洗顔やうがいを
体についた花粉はきちんと洗い流しましょう。毎日の習慣として心がけましょう。
今年は特に酷そうなので対策は花粉症の方は念入りに対策が必要かもしれませんね。

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