Windows 11は初期設定でインターネット接続が必須に
Windows 11 Proのインストール自体はライセンスがなくてもできますが、実際に使用するためにはライセンス認証が必要なのでProでインストールする意味はなく、一般的な自作PCで使用されるWindows 11 Homeでは条件次第でインストール/初期設定で進められなくなり、詰む状況が発生します。
Windows 11 Proのインストール自体はライセンスがなくてもできますが、実際に使用するためにはライセンス認証が必要なのでProでインストールする意味はなく、一般的な自作PCで使用されるWindows 11 Homeでは条件次第でインストール/初期設定で進められなくなり、詰む状況が発生します。
SKYLOONG GK980 TRIPLE-MODE BLUETOOTH MECHANICAL KEYBOARDを購入。
キースイッチを交換しました
続きを読む SKYLOONG GK980 KEYBOARD(キーボード)を購入!ホーリーパンダにカスタムどうも、自作PC沼にハマった男「たっく」です。
自作PCを作りたいけど、そもそもよく出てくる「CPU」ってなに?
そんな疑問を解消すべく自作PC歴8ヶ月の僕が「CPU」を分かりやすく解説していきます。
CPUはパソコンの性能に大きく関わる重要なパーツです。目的に合うものを選ばないと必要以上に高いものを買ってしまったり作業効率が悪くなったりします。
CPUについて知ることで、目的に合った最適なものが悩まずに見つけられます。
気になる人は、ぜひ読み進めてみてください!
CPU(Central Processing Unit 別名:プロセッサー)は、メモリーやHDD・SSDと並んでパソコンを構成する代表的なパーツです。内部パーツ(メモリやHHDなど)と周辺機器(マウスやキーボードなど)からデータを受け取り、制御・演算を担当するため「パソコンの頭脳」と表現されることがあります。そのためCPUはパソコンの性能や価格に大きく関わります。
CPUは性能が高くなるほど動作が快適になり重い処理(動画編集など)がこなせます。CPUの性能が低いほど動作は遅くなり重い処理には適していません。このようにパソコンの処理速度を大きく左右するパーツなので慎重に選ぶ必要があります。
グラフィック性能が求められる使い方(ゲーム、画像・動画処理など)に関しては、CPUではなく「GPU(画像・動画処理に特化したパーツ)が重要になる場合があります。
この場合はCPUが高性能でもグラフィック性能が高いとは限りません。CPUにGPUが内蔵されているモデルもあるのでGPUを買う必要がない場合があります。ただし重い処理を行う画像・動画編集などは別売のGPUを購入したほうが良いでしょう。
CPUの性能は主に以下の3つで決まります。
CPUは、演算処理をする「コア」と呼ばれるパーツがメインです。物理的に存在するため「物理コア」とも呼ばれており、コア数が多いほど作業を分担して行えるので処理が早くなります。
例えば「パソコンで音楽を聞く+Wordで文章入力をする」といった複数の作業を同時に行う場合は、コアの数が多いほど分担して処理されるためパソコンが快適に使えます。
ただし使用目的によっては「コア数の多さによる違い」を感じられないことがあります。
CPUの負荷が少ない作業を行う時。動画視聴や文章作成など。
CPUの負荷が多い作業を行う時。ゲーム、画像・動画編集など。
明確な基準はありませんが、8コア以上になると動作の違いを感じる人が少なくなる傾向にありますね!
例えば負荷の多い作業をしている時は、1コアと8コアを比べると全員が1コアに対して嫌悪感を抱くでしょう。一般的な作業(ネットサーフィンやWordなど)であれば4~8コアで十分です。
もし8コアで負荷の多い作業(ゲームや動画編集など)を行って動作が遅いと感じたら、よりコア数の多いパソコンを試してみましょう。
スレッドは、1コアで「いくつの仕事ができるか」という仕事数のことです。コア数と並んで表記(例:4コア8スレッド)されることが多く、コア数と同様にスレッド数が多いほど多くの作業を効率よく行うことができます。
スレッドは物理的に存在しない仮想コアという位置づけのため「論理コア」とも呼ばれています!
負荷の少ない作業であればスレッド数が多くても、あまり違いが分からないかもしれません。負荷の多い複数の作業を同時に行う場合は、スレッド数が多いほどストレスなく快適に行なえるでしょう。
スレッドという仕組みが開発されたことで、CPUの処理能力を最大限に活かせるようになりました。
クロック周波数は、CPUが1秒間にどれだけ処理できるかという数値です。クロック周波数が高いほど処理できる回数や量が多くなり、処理スピードが速くなります。
単位はHz(ヘルツ)で表すことができます。例えば3GHz(=3000hz)のCPUなら1秒間に約30億回のクロック(作業のテンポ)があり、クロックに合わせて処理や作業を行います。
つまりクロック周波数(クロックと同義)が高いほど「作業のテンポが早い=処理スピードが早い」ということです!
ただし、周波数が高いものほど発熱やバッテリー消費が大きくなることは理解しておきましょう。
CPUを製造しているメーカーはIntel(インテル)とAMD(エーエムディー)です。それぞれの特徴を簡潔に解説します。
IntelはCPU業界で75%ほどのシェアを誇るトップメーカーです。会社や施設などにある一般的なパソコンのほどんどはIntel製のCPUが使われているでしょう。IntelやCPUの信頼性や性能は安心感があります。主なラインナップは以下のとおりです。
AMDはIntelに次いで25%ほどのシェアを持っているメーカーです。Intel製よりもグラフィック性能に定評があり、安価でコストパフォーマンスが良く人気があります。主なラインナップは以下のとおりです。
次は各CPUの種類と性能を解説します!
IntelとAMDのCPUについて性能や種類を分かりやすくまとめました!
現在、市販されている主な製品は以下のとおりです。
Intel | AMD | |||
区分 | モデル名 | コア/スレッド数 | モデル名 | コア/スレッド数 |
---|---|---|---|---|
業務用モデル | Xeon | 最大56コア/112スレッド | Ryzen Threadripper | 最大64コア/128スレッド |
最上位モデル | Core i9 | 最大16コア/24スレッド | Ryzen 9 | 最大16コア/32スレッド |
上位モデル | Core i7 | 最大12コア/20スレッド | Ryzen 7 | 最大8コア/16スレッド |
中位モデル | Core i5 | 最大10コア/16スレッド | Ryzen 5 | 最大6コア/12スレッド |
下位モデル | Core i3 | 最大4コア/8スレッド | Ryzen 3 | 最大4コア/4スレッド |
廉価モデル | Pentium / Celeron | 最大4コア/4スレッド | - | - |
次は各CPUの特徴を詳細に解説します。
Intelが誇る最高性能のCPUであり、Coreシリーズとの違いは搭載するコア数です。2021年3月時点での最上位モデル「Xeon Platinum 9282」は56コアを搭載しています。高負荷な処理に耐えうる耐久性や安定性が特徴です。サーバーやアプリケーション開発、4K・8K動画の編集などCPU性能をフルに使用する用途に向いています。
Coreシリーズの最上位モデルであり、4K動画の編集や動画配信といったハードな作業に向いたハイエンドCPUです。最新世代の第12世代は、これまでとは異なり2つのコアを搭載しています。処理性能に特化した「Performance(Pコア)」と電力効率に特化した「Efficient(Eコア)」が採用されています。これによりシングルスレッド性能とマルチスレッド性能が第11世代よりも大幅に向上しています。
Coreシリーズの上位モデルであり最新世代となる第12世代の搭載コア数は12つです。Core i9よりも全体的にクロック周波数が抑えられているものの、動画編集からゲームまで負荷の大きい処理でも快適に行うことができます。特にゲームの快適性はCore i9にも引けを取らないほどです。
Coreシリーズの中位モデルであり搭載するコア数は6つです。中位モデルとはいえ軽めの動画編集やゲーム、オフィスソフトを使った資料作成などの一般的な用途であれば十分なスペックを誇ります。
Coreシリーズの下位モデルで搭載するコア数は4つです。ネットサーフィンや動画視聴、軽めの資料作成など軽い作業であれば十分こなせるスペックです。価格も安めで消費電力や発熱も低いため、低予算でパソコンを組みたい方やコンパクトなケースを使ってパソコンを組みたい方にピッタリの製品です。
Intelの廉価モデルの1つであり搭載コア数は4つまたは2つです。現在はアーキテクチャ(構造設計)にCoreシリーズを採用した上位モデル「Pentium Gold」と、「Atom」を採用した下位モデル「Pentium Silver」の2つがラインナップされています。Atom採用モデルは省電力性が高いものの非力なためCoreシリーズ採用モデルがいいでしょう。
「Pentium」の下位モデルでありコア数は4つまたは2つです。主に低価格なパソコンに採用されています。非力ですが消費電力が低いので「安価な静音パソコンが欲しい」、「低予算で遊び用のPCを組みたい」といった方に向いた製品です。
AMDの最高性能を誇るCPUであり、2021年3月時点の最上位モデルとなる第3世代「Ryzen Threadripper 3990X」は64ものコアを搭載しています。8K動画編集やソフトウェアのコンパイルなど高いマルチスレッド処理を求めるクリエーター向けの製品です。
Ryzenシリーズの最上位モデルであり搭載コア数は12個または16個あります。インテルでいうCore i9と同クラスの製品です。これまではシングルコア性能のCoreシリーズ、マルチスレッド性能のRyzenシリーズといわれてきました。ですが第4世代のRyzenからはIPC(クロックあたりの処理命令数)が向上したことで、シングルコア性能もアップしています。
Ryzenシリーズの上位モデルであり搭載コア数は8つです。Core i7とスペックに相当する製品で、動画編集からゲームまで快適に作業を行うことができます。
Ryzenシリーズの中間モデルであり搭載コア数は6つです。Core i5のスペックに相当する製品でマルチタスク性能が高くなっています。軽い作業から重い作業までバランスよくこなせます。
Ryzenシリーズの下位モデルであり搭載コア数は4つです。Core i3のスペックに相当する製品で、ネットサーフィンや動画視聴、資料作成など一般的な用途なら十分こなせる性能を持っています。
CPUの型番はアルファベットと数字でしか記載されていないため、初心者の方には分かりづらいでしょう。そこで表記の見方を解説します。見方が分かれば、あなたが求めているCPUかどうかを判断できるようになります。
今回は市場で多く流通している「Coreシリーズ」と「Ryzenシリーズ」で解説します!
基本的に「シリーズ名とプロセッサナンバーは数字が大きくなるほど最新で性能が高くなる」と覚えておくといいでしょう。高性能なCPUを求めるなら、とりあえず数字の大きなものを選べば問題ありません。
サフィックスは「無印」と呼ばれている何も付いていないものと、アルファベットが付いているものがあります。サフィックスでCPUの特徴が変わりますので、次で詳細に解説します。
CoreシリーズとRyzenシリーズに分けて、主なサフィックスの種類と特徴を解説します。
Coreシリーズはデスクトップ向けとノート向けに、さまざまな種類があります。これくらい覚えておくと、どんな特徴なのか分かるでしょう。
※1:通常のクロック周波数よりも高く動かせる機能。ハイパフォーマンスを得られる代わりに、CPUの寿命が縮まったり保証対象外になるので注意。
※2:GPUは「グラフィックス・プロセッシング・ユニット」画像処理用に特化した装置。処理の重い画像や映像の処理を高速で行ってくれるため、搭載モデルのほうが快適に画像や映像を見ることができる。
Ryzenシリーズは下記の特徴くらいを覚えておけばいいでしょう。
今回はWindows10の確認方法を解説します。使っているパソコンのCPUが目的に合ったものか確認してみましょう。
CPUの基本的な部分が分かったところで次は選び方を解説します。下記の3つを意識して選んでみましょう。
大体こんな感じで覚えておけばいいでしょう!
Intel | AMD | |
使用目的 | モデル名 | モデル名 |
---|---|---|
オールマイティ | Xeon | Ryzen Threadripper |
ゲーム、ネット配信、サイズの重い画像&動画編集 | Core i9 | Ryzen 9 |
ゲーム、サイズの重い動画&画像編集 | Core i7 | Ryzen 7 |
WEB会議、サイズの軽い画像&動画編集 | Core i5 | Ryzen 5 |
資料作成、ネットサーフィン | Core i3 | Ryzen 3 |
ネットサーフィン、PCの動作確認 | Pentium / Celeron | - |
CPUの性能が高くなるほど価格も高くなりますし、目的によってはオーバースペック(必要以上の性能)になります。例えば「ネットサーフィンが目的なのにCore i9やRyzen 9を搭載しているパソコンを買う」といった感じです。
目的に必要のない性能を選ぶと無駄に出費してしまいます。パソコンを使う目的を明確にしてCPUを選ぶとコスパが良くなるでしょう。
為替などの影響があるため予算はあくまで目安です!
Intel | AMD | |
予算目安 | モデル名 | モデル名 |
---|---|---|
数十万円 | Xeon | Ryzen Threadripper |
7~15万円 | Core i9 | Ryzen 9 |
4~7万円 | Core i7 | Ryzen 7 |
2~4万円 | Core i5 | Ryzen 5 |
1~2万円 | Core i3 | Ryzen 3 |
1万円以下 | Pentium / Celeron | - |
性能が高ければできることは多いものの予算を決めておかないとキリがありません。予算内で目的に合うCPUを選ぶのもいいでしょう。
同じ世代でもサフィックスなどによって、値段が高いものと低いものがあるので注意が必要です。
現在のCPU性能を他と比べたいなら、ベンチマークのスコアを目安にしてみましょう!
パソコンにおけるベンチマークは性能を数値化したものです。基本的にベンチマークスコアが高いほど性能が良いという判断ができます。CPUやGPUなど対応するパーツごとにベンチーマークソフトで測ります。
有名なCPUベンチマークソフトは「Cinebench(シネベンチ)R23」です。
CinebenchはCPUの「シングルコア(単体の作業をこなす力)&マルチコア(複数の作業を同時にこなす力)」性能をテストできます。計測した数値は他のユーザーがテストした結果と比較できるため、自分のCPUがどのレベルなのか分かりやすくなっています。
今回はWindows版(Mac版もあり)で簡単な使い方を解説します。
これで使用できる状態になりました!
ちなみに自分のCPU情報は、すぐ下の「Your System」で確認できます。
スコアは1枚の画像を読み込むスピードで計測します。シングルコアは部分的に処理していきます。
マルチコアは一定の範囲を同時に処理していきます。
ベンチマークスコアが出たら、下のランキングで性能を比較することができます。
ベンチマークの結果は、あくまで目安にしておきましょう。パソコンの使用状況などでは全く同じスコアにならないことがあります。
個人的には「世代・使用目的に合うスペック・予算」で選ぶことをおすすめします!
重要かつ繊細なパーツなので、以下の注意点を意識して取り扱ってください。
丁寧に取り付けないとCPUは正常に動作しなくなるので注意しましょう。
CPUを設置するマザーボードには電気通信を行うためのピンがついています。初心者にありがちなのは、このピンを不注意で曲げたり折ったりしてしまうことです。ピンに気を付けて丁寧に取り付けてください。
また取り付ける向きに注意しましょう!
基本的に△の印がCPUやマザーボードに付いており、その向きをを確認して取り付ければ大丈夫です。
CPUグリスを塗りすぎると故障の原因になるので注意しましょう。
CPUを冷却するために必要なものです。CPUの冷却パーツである「CPUクーラー」との間に付けて、熱伝導率をアップさせ冷却効果を高めてくれます。
CPUに付属している「リテールクーラー」であれば大体は塗られていますが、別途クーラーを購入する場合はグリスが塗られていません。またグリスは定期的に塗り直さないと、固まってしまうなど冷却効果が落ちてしまいます。
上記のような場合はグリスを塗る必要があります。ここで知っておいてほしいのは「グリスは絶縁性(電気を通さない)が高いものが多い」ということです。グリスの量を塗りすぎてクーラーと密着させた時に、はみ出して周りの基盤に付着するとショートさせる可能性があります。
はみ出さないように適量を塗りましょう!
CPUの性能を低下させるだけでなく、寿命を縮めたり故障の原因になったりします。
CPUの発熱量はパソコンの中でもトップクラスなので、必ず温度対策を行ってください。温度対策には上記でも解説したクーラーやグリスが必須です。クーラーを付けていても高温になることはありますが、付けていないよりは性能を維持したまま高負荷の作業ができます。
またエアフロー(ケース内部の風の流れ)を最適化させることも大切です。最適化すれば排熱効果が高まりCPU以外のパーツも寿命が伸びます。
エアフローに関しては別記事で詳細に解説します!
CPUにはGPUが内蔵されているものと、そうでないものがあります。基本的にintel製のCPUは内蔵されており、AMD製は内蔵されていません。どちらが良いのかは一長一短ですが、それぞれのメリットやデメリットを見てみましょう。
内蔵GPUはグラボを用意する必要がないため、外部GPUよりも安くパソコンを組むことができます。また消費電力や発熱が少ないのもメリットです。
グラフィックボードの略です。外部GPUはグラフィックボードに搭載されているものであり、画像や映像処理専用のパーツです。
一方で外部GPUよりはスペックが劣るため、高負荷なゲームや動画編集には向いていません。さらにメモリ(容量が大きいほど快適)をCPUと共有するため、余裕がなくなり処理速度が遅くなってしまいます。
資料作成やWEB会議など軽い負荷の作業がメインのビジネス用途であれば最適でしょう。
ノートパソコンであれば消費電力が低いことでバッテリー持ちが良くなります!
最新世代のCPUは内蔵GPUの処理性能が向上しているものがあります。負荷が軽めのゲームや動画編集などであれば、ストレスなく行えるでしょう。
ゲームや動画編集などの高負荷な作業に向いており、専用の「VRAM」と呼ばれる専用のメモリを搭載しているので余裕を持って処理できます。
一方で性能が高いだけに消費電力や発熱が多く、新たに予算を出して購入しなければいけません。高価なものは数十万円するものもあります。またグラボを設置するスペースが必要になり、ケースが小さいと収まらないこともあるでしょう。
高負荷な作業が快適にこなせるためゲーマーやクリエイターに最適です。
少しでも快適さを求めるなら外部GPUがおすすめです!
今回のまとめです。
CPUはパソコンの性能を決める重要なパーツです。「何をしたいのか?」「予算はいくら出せるのか?」など考えて、自分にとって最適なCPUを見つけてみてください!
どうも、自作PC沼にハマった男「たっく」です。
自作PCを作りたいけど、それなりに予算が必要だから失敗したくないな。失敗するパターンがあるみたいだから、事前に知っておきたい!
そんな疑問を解消すべく、今回は自作PC歴8ヶ月の僕が「事前に知っておくべき自作PC初心者の失敗パターンと注意点」を解説していきます。
数百円~数千円レベルならまだしも、数万円~数十万円という予算で作ることが多い自作PC。失敗パターンを覚えておかないと、さらに予算が必要になるかもしれません。さらに、効率よく作ることができない場合もあります。
失敗パターンと回避するためのポイントが分かるので、無駄に予算を使わず時短で理想の自作PCが作れるようになります。気になる人は、ぜひ読み進めてみてください。
自作PC初心者にありがちな失敗パターンは、以下のとおりです。
それぞれ解説していきます。
予算不足で失敗するパターン
予算のない初心者は、性能よりも「安く作りたい」という気持ちが大きいかもですね。確かに格安のパーツで「とりあえず作ってみたい」という人は問題ありません。
ですが、格安のパーツは「安いなりの理由」があり、初期不良率も上がる可能性があります。信頼性・耐久性などで不安が残るでしょう。その結果、組み立てた後の目的が果たせない「粗悪な自作PC」が完成し、結局は粗大ごみになってしまうかもしれません。
予算不足で失敗するパターン
中古品の中には動作不良のものや、性能が本来のように引き出せない場合があります。耐久性にも不安があるため、中古品の特性やリスクを理解しないまま使うと故障率がアップしがちです。
ある程度の経験と知識があり、中古品の特性やリスクを理解している人が活用することでコスパの良い自作PCを作れると思います。ただ、初心者が扱うには先程の不安や保証期間の問題もあるため、失敗する可能性が高くなります。
経験・知識不足で失敗するパターン
パーツには「相性」があります。これを知らずに好みのパーツばかりで構成してしまうと、せっかく作っても認識せず動かないかもしれません。よくあるのが「マザーボード」と「CPUやメモリ」などの相性です。マザーボードのメーカーが推奨するパーツではない場合、正しく設置できなかったり認識しないことがあります。さらに、価格が安い商品は「返品」できない可能性があるので怖いです。
基本的に対応CPUやメモリは、各社マザーボードメーカーのサイトにリストが公開されている場合が多いので、不安であれば確認してみましょう。
経験・知識不足で失敗するパターン
接続予定のパーツを考慮しないと、接続数が足りずに接続できない可能性があります。例えば、HDDやSSDを複数接続するならSATAコネクタ数(ストレージ用のコネクタ)を考えて購入しないと、再購入する羽目になります。また、ケースファンの数を多くつけようとすれば、ファン用のハブを追加する必要が出てきます。
特に安い電源やマザーボードは接続端子が少ないものがあるため、よく調べずに購入すると後悔します。事前に自作PCの「どのパーツを、どれくらい使用するのか」を明確にしておかないと、さらに予算が増えてしまうでしょう。
経験・知識不足で失敗するパターン
電源は各パーツを動かすだけの「容量」が必要です。これらはパーツによって変化するため、事前に容量計算をしておかないと起動しなかったり、途中でシャットダウンするなどのトラブルが発生します。PCが起動しなければ作業やゲームができません。
予期せぬ場面でのシャットダウンや再起動だと、状況次第ではデータやBIOSが消えるなどの大問題になります。特に、チームで作業などをしている場合は、他の人にも迷惑が掛かってしまいます。
経験・知識不足で失敗するパターン
各パーツを正しくケーブルで接続することで起動しますが、これらの接続が不十分だと動かなかったり故障することがあります。特に初心者の場合は、気付かないまま故障だと勘違いしてしまい、無駄にパーツを買い足して予算が増えることも。
ただ、基本的には間違った端子にケーブルは基本的に挿せない仕様になっているので、「ここは違うな」と気付くはずです。ですが、無理矢理だと挿さってしまうことがあるため、それが原因で故障してしまうこともあります。
経験・知識不足で失敗するパターン
各パーツには正しい取り付け方があり、よく理解して取り付けないとトラブルの原因になります。PCが起動しなかったり、排熱がうまくいかなかったりと故障や性能低下につながるでしょう。
正しく取り付けていないことで故障や性能低下になれば、新たなパーツを購入しなければいけない状態になってしまいます。使えたパーツの残骸だけが残り、無駄な出費が増えてしまう可能性大です。
経験・知識不足で失敗するパターン
自作PCは精密機器の塊(マザーボード・CPU・メモリなど)であり、静電気を帯びたままパーツに触れてしまうと、故障の原因になります。
特に静電気は、何気ない行動により気付かないうちに帯びていることが多く、しかも気付きづらいです。何より、こうした原因で故障しても保証の対象外になることが多く、出費がかさんでしまうこともあります。
経験不足で失敗するパターン
自作PCの経験がない状態では、各パーツの扱いにも不慣れです。CPUやCPUソケットのピンを折ってしまったり、ファンの向きを間違えたり(排熱ができない)、CPUクーラーのフィルムを剥がし忘れたりと様々あります。
慣れている人であれば直せるパーツも、初心者では修復が難しいでしょう。さらに、取り付けを間違えた状態で気付かずに使用し続けていると、故障の原因になってしまいます。
経験・知識不足で失敗するパターン
自作PCは自由度が高いだけに、後々のことも考えて構成を考えたり、パーツ購入しないと費用や手間が増えます。特に初心者は「目先のことでいっぱいいっぱい」になりがちです。
ありがちなのは「GPUをアップグレードした時、ケースに収まりきらない」場合です。その結果、各パーツを組み直したり、ケースを合うものに買い直す費用が発生します。
経験・知識不足で失敗するパターン
「マザーボードのバックパネル」「CPUクーラーのヒートシンク」「ケースの角」など、自作PCのパーツには鋭利な金属部分があります。取り付けに慣れていない初心者、何台か作っている人でも怪我をすることがあります。
怪我をすれば当然のごとく血が出ますし、状況次第では深い傷になる可能性があります。こうしたパーツの扱いばかりは、実際に自作PCを作る中で慣れるしかありません。
経験・知識不足で失敗するパターン
自作PCを組み立てて、いざ起動させようとしてもOSが立ち上がらない場合があります。この場合は、BIOSの起動順位の設定なども考えられますが、「OS自体のドライバーが古くてインストールできない」といったパターンもあります。
OSやBIOSの設定は、PCを触ったことがある人でも分からない場合があり、初心者にはハードルが高いです。ネットで検索すれば、ある程度の解決方法は分かるものの、手順や専門用語など難しく解決までに時間が必要かもしれません。
経験・知識不足で失敗するパターン
実は故障していないのに、故障していると勘違いして同じパーツを新しく購入してしまう場合も考えられます。「コネクタの接続がうまくされていなかっただけ」「実は別のパーツが故障していた」など、経験や知識不足の初心者には可能性のある失敗です。
こうなると費用がかさむだけではなく、無駄に故障していないパーツが増えてしまいます。返品できればいいのですが、できない場合はヤフオクなどで売れますが、確実に購入価格よりは下がることは言うまでもありません。
自制心不足で失敗するパターン
本来の目的「ゲームをサクサクしたい」「動画編集を快適に作業したい」などを逸脱し、作ることやパーツ集めが目的になると散財する可能性があります。予算をキッチリ決めて、自制心を持って作れる人なら問題ないです。
ただし、世の中には「クレジットカード」という後払いできる魔法のカードがあります。分割という魔法も使えます。手元に予算がなくても買えてしまうため、自制心や目的意識を持っておかないと散財してしまうかもしれません。
どうも、現在進行系で散財している管理人、たっくです(満面の笑み)
自作PCが初心者が失敗を避けるためのポイントは、以下のとおりです。
それぞれ解説していきます。
自作PCを「作る目的を明確に」しましょう。目的次第で構成や予算などが変化するからです。一般的な目的とスペックは下記のとおりです。
自身の目的に合わせた構成を考えてパーツ購入することで、時間や予算を無駄にせずコスパの良い自作PCを作ることができます。
目的が定まったら「各パーツの知識を学び目的に合う選定」をしましょう。合うパーツを選定しないと、目的を果たせない可能性があります。
バリバリ動画編集がしたい
↓
目的に合わない低スペックなパーツで作る
↓
まともに動画編集ができずストレスMAX
バリバリ動画編集がしたい
↓
目的に合うスペックのパーツで作る
↓
サクサクな動画編集ができる
目的をストレスなく果たすためには、各パーツの知識と目的に合った選定がコツです。
自作PCの「構造・パーツ・組み立て方を事前に学ぶ」のが大切です。全く知識がなければ、自作PCを作ることができません。学び方は本やサイトなど様々ですが、個人的にオススメの学び方は自作PC関連のYouTube動画です。
動画なら実際のパーツや組み立て方などを見ながら、分かりやすく学ぶことができます。検索で「自作PC 初心者」や「自作PC 組み立て方」などで探せば、分かりやすい動画が出てきます。
僕はASCIIさんの「ジサトラ」が大好きです!
こんな感じで自作PCの基本的な仕組みを学べば、失敗を減らして効率よく作ることができます。
パーツには「相性」があります。相性を理解しないまま作っても「起動しない・本来の性能を発揮できない」などの問題が発生します。相性問題は初心者のみならず中級者でも悩みどころで、各パーツと組み合わせは無数に存在するからです。
さらに、合う合わないは推奨品以外のパーツであれば「実際に作ってみるまでは分からない」のが現状。初心者は各パーツのメーカー推奨品を購入するのがベストです。
各パーツを動かすための「電源容量計算」をしましょう。電源容量を計算してパーツを購入しないと起動しなかったり、途中で再起動やシャットダウンする可能性があります。
容量は各パーツの詳細を確認すれば分かりますが、購入する電源は余裕を持った容量のものがオススメです。
自作PCを組み立てる時は「パーツを丁寧に扱う」ことを心がけてください。「パーツの破損による故障・組み立てる時に怪我をする・買い直す」などの状況になりかねません。
パーツの破損で買い直すのも予算が増えてしまい痛いですが、丁寧に扱わないことで怪我をするのも痛いです。お財布や体に優しくなるよう正しく丁寧なパーツの取り扱いをしましょう。
自作PCが完成したら、各パーツが正しく取り付けられているかを確認しましょう。しっかりと確認しないと、故障の原因になったり、PCが起動しないなどのトラブルに発展することもあります。
特に初心者は、苦労した分「早く起動させたい」という思いから、パーツが正しく取り付けられているかの確認が疎かになってしまうかもしれません。すんなり起動させて故障などのトラブルを抱えずに済むよう、組んだ後は念入りに各パーツの取り付け状況を確認してください。
自作PCを組んだら「OSやBIOSの正しい設定を理解」しておきましょう。これらを理解していないと、うまく起動しない可能性があります。
BIOSは自作PCを組んだ後に起動させると表示される画面で、BIOSが表示されないとOSのインストールができません。OSはドライバが古いと、うまくインストールできないことがあります。初心者にはハードルが高い部分ですが、起動させるための正しい設定方法を理解しておいてください。
ネットで調べても分からない時は、経験者や専門家に相談してみよう。初心者が経験や知識もない状態で、あれこれ考えていても時間だけが過ぎていきます。解決しない場合は、Yahoo!知恵袋やTwitterなどで質問することをオススメします。
さらに、自宅近くにPCパーツショップがあれば、詳しい店員さんがいるはずなので電話や直に相談してみましょう。近くにない場合は、ネットショップで購入することになりますが、お問い合わせなどから「購入前の相談」が可能かどうかを確認してみるといいでしょう。
今回のまとめは以下のとおりです。
自作PCは様々なパーツの組み合わせで完成します。各パーツを適切に組み合わせないと、思い通りの性能を発揮しなかったり、PC自体の寿命を縮めてしまうことにもなりかねません。さらに、余計な費用や怪我のリスクが発生する可能性まであります。ですから、事前に自作PCの基本的な部分を学びつつ、今回の失敗やポイントを意識して組んでみましょう。
初自作PCの成功を祈っています!
どうも、自作PC沼にハマった男「たっく」です。
初めて自作PC作るんだけど、組み立ての時に必要な道具ってなにがあるんだろ?
そんな疑問を解消すべく、今回は自作PC歴8ヶ月の僕が「自作PCを作る時に必要な道具と注意点」を解説していきます。
必要な道具を持っていないとパーツがあっても作れませんし、効率よく作れず時間が掛かってしまうかもしれません。今回は注意点も合わせて紹介していきます。
必要な道具や注意点が分かるので、失敗することなく時短で自作PCが作れます。気になる人は、ぜひ読み進めてみてください。
自作PCを作る時に、最低限必須な工具は「プラスドライバー」です。
自作PCを組み立てる時に、プラスドライバーだけは必須です。Twitterでは僕が実際に使用しているものを紹介しました。
「+2」のドライバーをもっていたので、僕は「+2」を利用しました。個人的に「+1」だとネジをなめやすい感覚があったのも理由の一つです。
大きさは「+1」または「+2」を選びましょう。
ドライバーは大きさがJIS規格で決まっています。大きさは「+0~+4(No.0・0番とも表記される)」などがあり、自作PCでは「+1」または「+2」があれば大丈夫です。
長さは150mm以上がオススメで、ケース内の作業時に楽だからです。
一般的な手動で回すドライバーもありますが、Twitterのフォロワーさんがペン型の電動ドライバーもオススメだと教えてくれました。
サイズ的にも機能的にも便利なドライバーなので、こちらを選んでもいいかもしれませんね。
次は、あれば便利な道具&工具を解説します!
必須ではないですが、あれば便利な道具&工具は以下のとおりです。
それぞれ解説していきます。
「M.2 SDD」を取り付ける場合は、固定するネジが小さいため精密ドライバー(+00)を用意しましょう。
結束バンドは、各種配線をまとめるときに便利な道具です。多少のバンドは、ケースなどに付属しているため必須ではないと判断しています。
ですが、配線の整理が雑すぎると、ケースのふたが閉まらないという場合もあるので結束バンドを使うことは強くおすすめします。値段も高くないため、配線をまとめては直してを繰り返し行えるのが利点です。
ニッパーは何かと便利な工具ですが、自作PCを作る時は結束バンドを切るのに便利です。結束バンドを利用する人は、必須ですね。ハサミやカッターで代用可能ですが、切りにくい場合やケーブルそのものを傷つけるリスクが高いのでニッパーを利用しましょう。
箱を開封する時に使用しますが、これくらいなら自宅にあるものでも十分です。箱など「壊れようが破けようがどうでも良い」という人は不要かもしれません。
しっかり管理しておかないと無くしてしまう可能性があるため、自宅にある小物入れなどで管理しましょう。特にケースやCPUクーラーはネジの種類が多く付属しているため、あると便利です。しっかり管理したい人は「ネジ整列皿」もオススメです。
適合するネジの大きさに注意して選択しましょう。
使っていない配線の先を覆ったり、抜けやすい端子の接続部分に巻いて抜けにくくする時に便利です。
養生テープは剥がしやすいので、仮固定などに利用すると便利です。配線を仮固定したりCPUのバックプレートを仮固定したりする時など、「手が足らない」と思うときがたまにあります。
パーツの取り付け時や配線時に、ケース内の見づらい部分などを照らすことで作業効率アップや取り付けミスが減らせます。
次は、個人的に不要だなぁと思った道具を解説します!
他サイトで紹介されてはいるものの、個人的に使わなかった道具を解説します。
PCパーツなどの精密機器は「静電気」に弱いため、各サイトで必須だと書かれているのが「静電気(帯電)防止手袋」です。ですが、僕は個人的に必要ないかなと思っています。
というわけで僕には不要でしたが、どうしても心配な人は購入してもいいかなと思います。
最後は、自作PCを作る時に注意すべき点を解説します!
自作PCを作る時に、僕が意識していた注意点は以下のとおりです。
それぞれ解説していきます。
各ケーブルの接続先の数と位置を確認して下さい。自作PCは様々なパーツで構成されています。その中には、ケーブルで接続して動作するパーツがあり、それぞれの接続先に接続することで動作します。
接続先の数が合わなかったり位置を間違えて接続してしまうと「動作自体しない・故障につながる」などのリスクがあります。ですから、各ケーブル接続先の数や位置を確認して、確実に組んでいきましょう。主に、気にしておくべきケーブルは以下の5種類です。
ケースの取り扱いにも注意が必要です。パーツを取り付ける時にケースの位置を変えたり、完成してから移動させることもあるでしょう。誤ってケースを落としてしまったり、どこかにぶつけてしまうと、傷や故障の原因になります。せっかく作った自作PCをキレイに長く使いたいのであれば、ケースの取り扱いには注意して下さい。
自作PCで使用するネジは主に2種類あり、それぞれの形や大きさなどを確認しておきましょう。2種類のネジとは「インチネジ&ミリネジ」です。それぞれに特徴があるので覚えておきましょう。また、付属品の内容によって長さが違ったり、ネジ山の形状も違うので後述するネジの管理をしっかり行いましょう。
ミリネジ部分にインチネジを無理に付けようとすると、大きさが合わずネジ山やネジ穴を傷付けてしまうため注意して下さい。
各パーツを取り付けるのに必要な、ネジは分かりやすいように管理して下さい。紛失してしまうと、パーツを本来通りに固定できず脱落する可能性があります。
すでに紹介しましたが、手っ取り早いのは小皿や小物入れに入れて管理することです。パーツ別に分けて管理すれば、ネジの取り違えなどのトラブルが減ります。ネジ整列皿は1本1本分けられるため、しっかり管理したい人は活用してみて下さい。
自作PCなどの精密機器は静電気に弱いため、静電気対策は必須です。手軽にできる方法としては、大きめの金属(冷蔵庫やラックなど)に触れることで対策できます。
僕は不要だと思いますが、どうしても不安な人は静電気(帯電)防止手袋を活用しましょう。
手袋でパーツに引っかかる・パーツ落下などのリスクもあるため、注意して作業して下さい。
新品・中古で購入したCPUクーラーを取り付ける時は、グリスを確認してみましょう。新品の場合は付属のグリスがあるものが多いです。ただ、メーカーによっては性能面では心もとないものもあります。中古の場合は、グリスが塗られていない(付属していない場合もある)ため、購入する必要があります。
新品でも中古でもグリスの状態を確認して、必要であれば性能の良いグリスを塗り直すことで、よりCPU温度の低下が期待できます。僕のオススメは「AINEX JP-DX1」なので、気になる人は活用してみて下さい。
自作PCを作った後は、各パーツの取り付け状況を確認しましょう。
など、正常に組まれているかを再チェックします。しっかり組まれていないと、本来の性能が発揮できなかったり、故障の原因になるなどのリスクが発生します。せっかく時間と予算を掛けて作った大切な自作PCなので、工程の途中はもちろんのこと、最終的なチェックも欠かさず行ってください。
改めてまとめると、自作PCを作る時に必要な工具は以下のとおりです。
作る時の注意点は以下のとおりです。
事前に「必須の工具・あると便利な道具・注意点」を知って用意しておくことで、安全に効率よく自作PCを作ることができます。せっかく作るなら組み立ての時も意識して、楽しみながら作れると満足度も高くなります。
ぜひ、今回の内容を参考にして頂き、楽しい自作PCライフを送って下さいね!
どうも、自作PC沼にハマった男「たっく」です。
自作PCを初めて作るんだけど、ちゃんと作れるか心配・・・どんな部分に気を付ければいいのかな?
そんな疑問を解消すべく、今回は自作PC歴8ヶ月の僕が「自作PC初心者向けに、失敗しないためのポイント」を解説していきます。
何事も経験とは言えども、知っておいた方がいいことを知らないまま作ると、後悔することになるかもしれません。せっかく作るのであれば、初めてでも満足度を上げたいところ。
初めてでも失敗しないポイントが分かるので、無駄に時間や資金を使わず満足度の高い自作PCが組めるでしょう。気になる人は、ぜひ読み進めてみてください。
今回は以下のポイントを解説していきます。
「どんな目的で自作PCを作りたいのか?」を明確にしておきましょう。「ゲーム用なのか」「動画編集用なのか」などです。
目的もなく自作PCを作り始めてしまうと
など、作っている時に楽しくなかったり、作った後に後悔する可能性があります。
僕の場合は、ゲームがやりたいという目的で、ゲームが快適にできるようにパーツを構成しました!
ですから、作る目的を明確にしておくことで失敗する可能性が減るので、ぜひ意識してください。
使用目的に合った最低限必要なスペックを理解しておきましょう。
理解しておかないと
などのデメリットが発生するかもしれません。
僕は事前に「ゲーム用で組む」という目的が合って、自分にとって快適な環境でゲームができるスペックのパーツを選定しました!
目安ですが、目的別に最低限必要なスペックを載せておくので、パーツ選びの参考にしてください。
目的別 | CPU | GPU | メモリ | ストレージ |
ゲーム用 | Intel Core i7以上 (8コア・16スレッド以上) AMD Ryzen 7以上 (8コア・16スレッド以上) | GTX1660SUPER以上 | 16GB以上 | SSD 1TB以上 |
動画編集用 | Intel Core i7以上 (8コア・16スレッド以上) AMD Ryzen 7以上 (8コア・16スレッド以上) | GTX1660SUPER 内蔵GPU以上 | 16GB以上 | SSD 1TB以上 |
テレワーク用 | Intel Core i3以上 (4コア・4スレッド以上) AMD Ryzen 3以上 (4コア・4スレッド以上) | 内蔵GPU | 8GB以上 | SSD 500GB以上 |
動画閲覧/ネット用 | Intel Celeron以上 (2コア・4スレッド以上) AMD Ryzen 3以上 (4コア・4スレッド以上) | 内蔵GPU | 4GB以上 | HDD 256GB以上 |
目的によって必要スペックやパーツが異なるため、しっかりと理解しておきましょう。
自作PC関連のサイトやYouTubeで、事前にPC関連の知識や組み方などを予習しておくといいでしょう。
初めて自作PCを作ろうとしても、事前知識がなければ
など、失敗する可能性が高まります。
僕の場合は、ASCIIさんのジサトラなどを見て知識や組み方を勉強した結果、満足度の高い自作PCを組むことができました!
失敗する可能性を減らすためにも、事前知識をサイトやYouTubeなどで蓄えることが大切です。
実際に選定したパーツで問題なく動くのかを、PCワンズの自作一式見積もりで確認するといいでしょう。見積もりができるほか、実際に選んだパーツが問題なく動くのかを確認してもらえます。
事前知識を蓄えてパーツを選定したとは言え、特に初心者が仮想構成を組んで確認しないと
などの問題に直面するかもしれません。
僕はPCワンズさんで一式見積もりをして、問題ないことを確認してもらって無事に組めました!
実際に組んでから問題が出ないように、PCワンズの自作一式見積もりを活用してみてください。
在庫の有無や価格差があるため、パーツ購入は色々なサイトをチェックしましょう。
特定のサイトだけでも揃うかもしれませんが、色々なサイトを見ないと
など、なんだか損した気分になってしまうかもしれません。
僕は下記のサイトを主に利用していますので、ぜひ活用してみてください!
色々なサイトで在庫や価格差を見れば、あなたの理想的な自作PCが組めるでしょう。
自作PC初心者が、初めての自作を成功させるポイントをまとめると
となります。
初めて自作PCを組むときは、僕も色々調べて作りました。予算30万円ほどで考えて構成を組んでいましたが、予算が予算だけに不安はありましたね。ですが、今回のようなポイントを意識して組んだことで、満足度の高い自作PCを完成させて無事に沼へドボンとハマったのでした。ぜひ、参考にして頂いて初自作PCを成功させてください。
どうも、自作PC沼にハマった男「たっく」です。
予算30万円もかけて作ったPCは、一体どんな構成なんだ!?気になる!
そんな疑問を解消すべく、今回は自作PC歴8ヶ月の僕が作った「初自作PC&現在の自作PC構成」を理由とレビューを踏まえて解説していきます。
構成やパーツ選びは、こだわりだすとキリがないですからね・・・自作PC初心者だけじゃなく、今後の構成に悩んでいる人にも参考になるはず。
一例ですが「予算30万円の構成」が分かるので、今後の構成選びのヒントになるかもしれません。気になる人は、ぜひ読み進めてみてください。
私の場合はフレンドとゲームをするために自作PCを用意することにしました。
どんなゲームを始めようとしたかというと、バンダイナムコのブループロトコル(現在制作中)というMMORPGです。早々にフレンドがBTOパソコン(いわゆる自分でカスタマイズできるメーカーパソコン)を購入し、「たっくもゲーム用のPC用意してゲームが出たら一緒にやろうぜ!」って言われました。
なので、「ならゲーム用のパソコンを用意するか」と思い組む運びとなりました。
どうせデスクトップパソコンを用意するなら出来合いのものではなく「自分で作ってみたい」という思いが強かったため、自作パソコンという選択をしました。
PC自作に興味が湧いたのは、もともとアスキーのジサトラというYouTubeチャンネルを見ていたからです。今から三年ほど前だったと思いますが、当番組の出張ジサトラという企画で地元近くのパソコンショップでのイベントに参加しました。イベント自体はPC自作を実演するというものです。
そこから、実際にイベントを見て「あー、自作PCっておもしろそうだなあ」と思いました。実際に作成したのは3年後なわけですが、、、(笑)
3年後に作成となったのは、以下の3点が理由です。
ただ、前述したゲームタイトルの予定発売時期が近づきフレンドが実際にPCを用意しました。そしたら、フレンドに「早くお前も買って別のゲームでもしてブループロトコル出るの待ってようぜ」と急かされ、とりあえずゲーム用途として生かせるから用意しようと準備を始めました。
それでも、構成を考えてはいろんな動画を見て構成を見直したりしていく感じで、すぐには作成できませんでした。なぜなら、自分が欲しいと思う構成で考えると予算50万近くになったからです。その間、動画を見ていたこともあり作りたいという気持ちだけは強くなっていました。
そんなタイミングで、知人に「ヘッドフォンを買いたいから視聴しにいきたいから付き合ってよ!と誘いをうけ、少し遠出をして電子街へ行きます。「どうせならパソコンパーツちょっと見ていい?」っと軽い感じでPCパーツを見に行くことにしました。結果、自作PCを買いたい&作りたい欲が爆発して初自作PCパーツを購入してました。
何とか予算30万くらいになるようにと考えていたのですが・・・。
実際にパーツを直でみて、BTOではなく自作PCのほうが良いと感じ作成しました。では実際の構成内容を次で紹介していきます。
基本コンセプトは以下の3点です。
構成 | 製品名 | 値段 | 購入元 |
OS | Windows 10 (64-bit 日本語版) | ¥0 | 再利用 |
CPU | AMD Ryzen 9 5900X | ¥76,800 | アプライド |
マザーボード | ROG STRIX B550-A GAMING | ¥21,980 | ワンズ |
メモリ | F4-3600C18D-32GTRS | ¥22,550 | ワンズ |
GPU | GK-RTX3060Ti-E8GB/WHITE/LHR | ¥84,700 | アプライド |
SSD | 980 PRO MZ-V8P1T0B/IT | ¥22,480 | ツクモ |
電源 | SUPER FLOWER LEADEX PLATINUM SE 1000W-WT | ¥21,340 | ツクモ |
クーラー | ROG STRIX LC 240 RGB WHITE EDITION | ¥22,000 | アプライド |
ケース | MONTECH AIR X WHITE | ¥9,599 | ツクモ |
キーボード | REALFORCE RGB TKL R2TLA-JP4G-BK | ¥27,760 | ツクモ |
マウス | Xtrfy M4 RGB 有線 ゲーミングマウス | ¥9,999 | ツクモ |
※価格は税込。購入時点の購入元価格参考 | ¥319,208 |
結果的に予算オーバーの32万円の構成となりました。
CPUは物理12coreのAMD Ryzen 9 5900Xを選択しました。CPUはインテルとAMDが主に流通しているのですが、当時の物理コア基準で考えるとAMDの方が有利な点が多いのでこちらを選択しました。その中でも長く高性能が維持できるものという選び方です。
マザーボードは、AMDに対応するマザーボードで GPU拡張、PCIe Gen4を基準にレーン数が多めのものを選択しました。 他の部分を拡張する予定でマザボとCPUは長めに使用するつもりのためです。
メモリーは、色をシルバー、ホワイト系にしたかったためDDR4でマザーとの接続をできるだけ早いものを選択しました。応答速度が3600MHzのものです。あとは単純にかっこいいので選んでます。
GPUは白でかっこいいものを選びました。あと、ポイントとしては最新のRTXが触れる性能で選択しています。
記憶媒体はM.2SSDで速度重視のものを選びました。容量は、ゲームが主目的だったので1Tです。
電源は、白で1000W以上の電源で電力変換効率が高めのものを選択しました。これを選択したのは、ケーブルまで白いものだったからです。
CPUクーラーは、単純に白いのとマザーボードメーカーと合わせたのが選定理由です。CPUが高性能なため簡易水冷にしました。
ケースは、電子街でひとめぼれしたものです。20cm径のファンが二基前面搭載だったので、コスパも割といいと判断して選びました。正直これがきっかけで作成に踏み切ったといっても過言ではないです。
PC周辺機器は、まったくもっていなかったのでキーボードも購入しました。かっこよくて、長持ちする丈夫さが売りのリアルフォースの中から選定しました。
マウスも持っていなかったので購入しました。選定理由は、限定モデル版&白基調でかっこいいからです。
始めて作った感想は「自作は楽しい」です。
ただ、作成時点の正直な感想は「値段が高いな~」です。まあ、妥協をほとんどしなかったので仕方ないのですが、こだわると値段のきりがないので注意が必要だと思いました。初心者や激安で組みたいという人は、予算5万円から沼にハマっていくのもいいかもしれません。
ほかにも思ったことなども含めて整理すると・・・
なかでも、自作すること自体が想像以上に楽しかったため沼にハマっていきました。
沼にはまった結果のPCがこちらです。
初代から現在の構成は以下のとおりです。
※マーカー部分( 追加分 変更前)を変更しました。
構成 | 製品名 | 値段 | 購入元 |
OS | Windows 10 (64-bit 日本語版) | ¥0 | 再利用 |
CPU | AMD Ryzen 9 5900X | ¥76,800 | アプライド |
マザーボード | ROG STRIX B550-A GAMING | ¥21,980 | ワンズ |
メモリ | F4-3600C18D-32GTRS | ¥22,550 | ワンズ |
GPU | GK-RTX3060Ti-E8GB/WHITE/LHR | ¥84,700 | アプライド |
ZT-T20600H-10M | \54,980 | ツクモ | |
GALAX GeForce RTX™ 3090 HOF(中古) | \212,070 | じゃんぱら | |
SSD | 980 PRO MZ-V8P1T0B/IT | ¥22,480 | ツクモ |
電源 | SUPER FLOWER LEADEX PLATINUM SE 1000W-WT | ¥21,340 | ツクモ |
クーラー | ROG STRIX LC 240 RGB WHITE EDITION | ¥22,000 | アプライド |
ケース | MONTECH AIR X WHITE | ¥9,599 | ツクモ |
PM-N-FLAME-ATX-WHITE-KAI | \18,800 | アーク | |
キーボード | REALFORCE RGB TKL R2TLA-JP4G-BK | ¥27,760 | ツクモ |
マウス | Xtrfy M4 RGB 有線 ゲーミングマウス | ¥9,999 | ツクモ |
ケースファン | DEEPCOOL FK120 | \1,100 | Amazon |
※価格は税込。各購入時点 | ¥606,158 |
RTX2060を追加しました。沼にはまったきっかけといってもいいパーツです。
ちなみに、私はマイニング(記事作成予定)を趣味で行っています。最初は興味本位でマイニングってどんなもんかなと元のGPUでやってみたら、OCなどで調整をして性能を引き出すというのにはまりました。そこで「GPU一つだとなんか物足りないな」と思い、まだスロットも空いてるのでネットで新しいGPUを購入しました。一世代前のGPUなのは、マイニングの規制がないGPUだからです。サイズは、GPUをもともとあったものと合わせて二つ差して問題ないものを選びました。
マイニングですが、電気代を考えると稼げないので稼ぐ目的の方はやめておいたほうがいいです。稼ぐならばマイニングリグなどの用意が必要です。多くのGPUとそれに電気を供給する電源ラインが必要になります。自分は趣味の範囲でちょっとやってる感じです。
HOFブランドのGPUを追加しました。
前述したようにRTX2060を追加したわけですが、さらにGPUを追加しました。実はもともと欲しかったメーカーブランドがこちらです。本当ならば、RTX3080TIが欲しかったです。ですが、初代作成時点では売り切れ、その後の再販もない状態で入手するには中古しかなかったです。買ったのは沼に使って、もう感覚がマヒしてたからですね。
「今つかっているGPUは本当に欲しかったものじゃない!」
「かっこいいお気に入りをメインで使いたい!」
って理由で購入してしまいました。
結果、3つのGPUを所有することになりました。
ケースも更新しました。オープンフレームと呼ばれる開放型のケースです。
理由は、RTX3090を使うことになったからです。前のケースにはぎりぎり入るには入ったのですが、取り付けサイズがかなりギリギリで扱いがつらかったです。あと「冷却もオープンフレームのほうがいいのでは?」と思い長尾製作所さんのオープンフレームホワイト改を購入しました。電源が前のケースでは見えなかったので見えるこのケースを選択しています。当然、色は白基調で統一させました。
開放型にすることによって、一番のお気に入りのHOFのGPUが眺められて満足しています。
冷却用にケースファンを追加しました。
オープンフレームにしたわけですが、3090のメモリジャンクションは簡単に100度近くにいく状態でした。なので冷却用にファンを追加しました。現在のPCを見てもらうとわかりますが、GPUの上に直置きで冷却しています。選定理由は、最近コスパがいいと評判のDeepCoolというメーカーさんを試してみたかったからです。本当は白いのがあれば欲しかったんですが、ファン単体の白はなかったので仕方なく黒いファンを購入しました。
このファンを追加したことで、温度は2度ほど低下しました。
カスタマイズしていくのが楽しくて、どんどんパーツを追加し自作沼に浸かりました。
もともとはゲームをするために自作PCを作り始めたわけですが、以下の3つの理由で別の方向にはまっています。
60万円の40近くはGPUですから・・・さすがに短期間で買いすぎですね(反省)。
まだまだGPUは、別の型番も欲しいなと思います。さらに、インテルのアルダーレイクSはCPUとして面白そうです。なので、また別のPC自作するのも楽しそうだな&したいなと思っています。カスタマイズできる自作PCはとても楽しいですし、自作は楽しんだもん勝ちですが、パーツはよく考えて購入しましょう。
以上、自作PC沼にハマった男「たっく」の自作構成でした。
RTX3080やRTX3090を購入してゲームを楽しんでいる方は4K解像度であったり、最高画質でゲームをプレイしているという方が多いと思います。
そういった設定でプレイしているとグラフィックボードの計算量や描画量が多くなりその分、発熱量があがります。
普段はGPU温度を見てGPU温度を下げるために冷却を検討する必要がありましたが、RTX3080以上のグラボ(GDDR6Xメモリ)に限ってはそれだけでは不十分です。
https://media-www.micron.com/-/media/client/global/documents/products/technical-note/dram/tn0008_thermal_apps.pdf?rev=71bbcae453c14b29a736fbb246e1aedb
上記からわかるように3080未満のGDDR6の限界温度は100度
実際にサーマルスロットリング発生するのも100度です。
想定動作温度は95度以内
では、GDDR6Xではどうかというと110度でスロットリングが発生します。
この温度設定はおそらく発熱しやすいため、100度ではすぐにスロットリングが発生するためだと思われます。
micronの公式ページでは通常の6と同様に想定動作温度は95度~105度となっています。
高温になりやすいというのがスペックからもわかります。
続きを読む 3090,3080Ti,3080VRAM(GDDR6X)メモリジャンクション温度を下げる方法https://www.nicehash.com/profitability-calculator/nvidia-rtx-3060-ti-lhr/nvidia-rtx-2060
https://www.nicehash.com/blog/post/nvidia-and-amd-graphics-card-oc-settings-for-mining
https://www.nicehash.com/blog/post/ravencoin-(kawpow)-nvidia-and-amd-overclock-settings-for-gpu-mining
クロック上げ,メモリクロック下げ
–pl 79% –cclock @1245 –mclock 1125
コアクロック下げ、メモリ上げ?
–lhr-mode 1 –cclock @1450 –mclock 970 –fan 54 –lhr-reduce-value 0.1
メモリクロック1150はきつい
コアクロック1400ぐらいがリミットかも・・・(1500より上が安定かも)
ver.
https://github.com/nicehash/NiceHashMiner/releases
許可?の可否はよく調べてみましょう。私も自信がありません。
これは自己責任でおねがいしますね。
管理者権限での実行が必要なため
各アプリ、プラグインに管理者権限を付与
プロパティショートカット→詳細設定→管理者権限
nbminer→プロパティ互換性→すべてのユーザーの設定→管理者権限
自動起動の邪魔なので確認のポップをなしに(非推奨)
https://office-hack.com/windows/windows10-useraccount-control/
https://mone-site.net/archives/683#i