ナチュラル志向が高まる今、合成成分を避けた天然オイルへの注目が集まっています。その中でも特に話題なのが、「あんず油」。聞いたことはあるけれど、「髪にいいって聞くけど、ボディにも使えるの?」「顔にも使えるの?」「ベタつかないの?」という疑問を持つ方も多いはず。
本記事では、あんず油の髪・体・顔での使い方と注意点や、ほかのオイルの原料について、くわしく見ていきます。
そもそも「あんず油」とは?その特徴を知ろう
あんず油とは、アンズの種(核)から抽出される**アプリコットカーネルオイル(Apricot Kernel Oil)**のこと。色は薄い黄色で、クセのないほのかな甘い香りが特徴です。脂肪酸のバランスが良く、オレイン酸・リノール酸・ビタミンEが豊富に含まれています。主な脂肪酸はオレイン酸で、2025年の研究では、90℃で酸化を早める試験で、亜麻仁油と比べて酸化しにくいという結果が出ています(Foods誌の論文)。ただ、酸化のしにくさは製品や保存のしかたで変わります。
さらりとした使い心地で、顔・体・髪など、いろいろな部分の保湿に使われるオイルです。ほかの天然オイル(ホホバ、アルガン、オリーブなど)と比べた使い心地の感じ方は、人によって違います。
ヘアケアでのあんず油の使い方
- ツヤ出しに使う人も
ドライヤーの熱や紫外線、摩擦によって傷んだ髪は、キューティクルが開きやすく、パサつきの原因に。あんず油は、髪にツヤやまとまりを出すためのヘアオイルとして使われることがあります。ただ、あんず油だけで傷んだ髪を補修する効果を確かめた研究は、調べた範囲では見つかりませんでした。 - さらりとした使い心地
オイル=重たい・ベタつくというイメージを持つ人もいますが、あんず油はさらりとした使い心地のオイルです。毛先の広がりが気になるときに、数滴をなじませる使い方があります。ただ、仕上がりの感じ方は、髪質や使う量によって違います。 - 頭皮ケアに使う人も
あんず油は、頭皮のマッサージオイルとして使われることもあります。ただ、毛穴詰まりの解消やフケの予防、育毛の効果を確かめた研究は、調べた範囲では見つかりませんでした。
あんず油のボディケアでの使い方
あんず油を、顔や体に使う人もいます。ただ、肌に合うかは人によって違います。
- 無香料・無着色の商品も
無香料・無着色・防腐剤不使用をうたう商品もあります。ただ、肌への刺激の感じ方は人や製品によって違うので、敏感肌の人は特に、製品の表示を確かめましょう。 - 体の保湿に使う人も
入浴後など、体の保湿にあんず油を使う人もいます。ただ、乾燥によるかゆみや粉吹きを防ぐ効果や、化粧水がいらなくなるほどの保湿の効果を確かめた研究は、調べた範囲では見つかりませんでした。かゆみや乾燥が続くときは、皮膚科に相談してください。 - マッサージオイルとしても
伸びが良くて滑りがいいため、ボディマッサージ用のキャリアオイル(精油を薄めるための植物油)として使われることもあります。ただ、むくみやセルライトへの効果を確かめた研究は、調べた範囲では見つかりませんでした。
顔に使うときの注意点
あんず油を、フェイスケアに使う人もいます。ただ、ビタミンEによるエイジングケアや乾燥小じわの予防、ブースターオイルとしての浸透の効果について、あんず油だけをヒトで調べた研究は、調べた範囲では見つかりませんでした。顔に使う場合は、製品の表示を確かめ、肌に合うかを少しずつ試してから使うのが安心です。
あんず油とほかのオイルの原料
- ホホバオイル:ホホバの種から採る、液体のワックス(ろう)。
- アルガンオイル:アルガンの木の種から採るオイル。使い心地や香りは製品によって違う。
- 椿油:ツバキの種から採るオイル。髪の手入れにも使われる。
- あんず油:アンズの種(核)から採るオイル。髪・顔・体など、いろいろな部分に使われている。
結論:あんず油の使い方と注意点
ここまで見てきた通り、あんず油は、髪や体など幅広い使い方ができるオイルです。ただし、ほかのオイルと比べて安全性や保湿力が優れているかどうかは、調べた範囲では確かめられませんでした。肌の状態や製品によって合う・合わないがあるので、使う前に製品の表示を確かめてください。
スキンケアをシンプルにしたい方には、一本でいろいろな使い方ができる点が便利です。肌に合うかは、少量で試してから使いましょう。ナチュラルケアを始めたいなら、選択肢の一つとして試してみてはいかがでしょうか。

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