AMBIPILE軽い柔らかい両面パイルＴシャツ希少な機械が製造!

2019年8月2日2019年8月3日

こんにちはTas^^です。

もう日本にわずかしか現存していない希少な機械が生み出す、軽くて柔らかい素材を使ったシンプルな服
SODES®という両面パイルの生地を使用しており、軽くてよく伸びるので着心地がとても良いです
元の機械メーカーが倒産しすでにメンテナンスは終了。大阪の職人の協力を得て、オリジナル生地を開発

AMBIPILE

AMBI = 「両側」を意味する接頭辞。
SODES®という両面パイルの生地を使用して服をつくっているアパレルブランド。

この両面パイルを編んでいる機械、実はもう日本にわずかしか現存していない。希少な機械が生み出す、軽くて柔らかい素材を使って、デイリーユースに使えるシンプルな服を作りました。

特徴

①伸びる

見た目はタオルのようにフワフワしておりますが、織物ではなくニットなので、びっくりするほどよく伸びますす。

↑AMBIPILEのＴシャツは首元が詰まり気味なのですが、リブの部分も同じ生地を使っているため、ストレスなく着用して頂けます。

②軽い

細い糸を使い、ゆっくりふんわり編んでいるので、ボリュームがあるのにとっても軽い！

さらに特筆すべきは、両面パイルならではの特殊な構造。

＜両面パイルの断面図＞

③肌触り

天竺のＴシャツとは異なり、肌に触れるのは面ではなく、点なので、べたつかずさらっとしており、暑い夏でも快適にご使用頂けます。

④適温

パイル部分にエアーポケットがうまれ、適度に保温をしてくれます。機能加工を施さずとも組織自体が機能性を発揮してくれる、体に優しい生地となっております。

⑤蒸れない

肌側のパイルが汗を吸い、外側のパイルで発散するため、蒸れにくく、暖房が効きすぎている電車の中等でも、不快感なく着用頂けます。

⑥優しい

形状安定のため、芯の部分にはポリエステルを使用していますが、肌に触れるパイル部分には、弊社オリジナル糸である高品質インド超長綿「マハバーラオーガニック」を使用。手摘みの為、機械収穫に比べ、綿の油分が失われず、独特の光沢・なめらかさ・柔らかさが特徴の肌が喜ぶ優しい風合いです。

⑦速乾

生地の密度が詰まっていないため、空気を通し、生地自体が軽いため、洗濯してもよく乾いてくれます。

⑧シンプル

無駄な装飾はつけず、どんな洋服にでも合わせられるよう極力シンプルに。老若男女問わず、何年たっても飽きずに着ていただけるデザインに仕上げました。

⑨着心地

両脇部分の縫製をこだわることで、肌に触れる部分が痒くなったり、違和感を感じないように仕上げました。ブランドネームも綿混にし、極力ストレスを感じないようにしております。

⑩日本製

編む→染める→縫う　すべて日本国内の工場にておこなっております。
職人さんと直接会って話すことで、こだわりの高品質なものづくりに努めております

AMBIPILEで使用している両面パイルの生地を編んでいる機械は、実はフランス生まれ。

フランスの会社が保有していたその機械は”SODES®”と呼ばれ、当初はバスローブ・ガウン用の生地を編むための機械でした。

1964年―12台の機械をフランスから独占輸入を行い、国内への供給を開始します。

その後、SODES®社が倒産してしまい、メンテナンスや部品の調達が困難なってしまったことで、大阪の機械メーカーとすったもんだを繰り返し、オリジナルをもとにして、唯一無二の国産SODES®が誕生しました。

バスローブやガウンと聞くと重くて伸びない！というイメージがあったことと、日本ではあまり馴染みがなかった為、「他の商品にも使えるような両面パイルが作れないか？」と軽量な素材開発に取り組みます。
こちらもまたすったもんだを繰り返し、粗ゲージの機械に細い糸を使い、また芯の部分にポリエステルを使うことで、軽くて物性の安定した素材ができあがりました。

この軽くて着心地の良い素材は、肌着・パジャマ向けの用途として重宝され、1970年代前半より現在に至るまで販売されているロングセラー商品となっております。

2019年現在―実存するのは3台のみ。

一日に3反程度しか編めず（高速編み機なら20～30反は編めます）、古くて故障することも多いので、とても効率が良いとは言えない機械ですが、この機械でしか生み出せない風合いを届けるため、職人さんの力を借りながら今日ものんびり回っております