サッカー日本代表新監督ハリルホジッチ解任理由は?

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日本サッカー協会が、日本代表バヒド・ハリルホジッチ監督(65)を解任し、日本協会の西野朗技術委員長(63)を新監督とする人事を決めたことが9日、分かった。

この日、午後2時から行われた日本協会の常務理事会で報告され、確定した。

田嶋幸三会長が午後4時から会見し、W杯ロシア大会開幕まで約2カ月となる時期でのハリルホジッチ氏の解任、西野氏に就任要請した経緯を説明する。

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サッカー日本代表新監督

西野氏はJ1のG大阪、名古屋、神戸などで監督を務め、96年アトランタ五輪ではブラジルに勝ち「マイアミの奇跡」を起こした。

ハリルホジッチ監督は2015年3月に就任、日本を6大会連続のワールドカップに導いた。

しかし、出場を決めてから、海外組を招集して臨んだ試合で1勝1分け4敗。

3月にはワールドカップに出場しないウクライナに敗れるなど、本大会への不安が増し電撃的な解任となった。

解任の理由は?

田嶋会長は、質疑応答の中で、解任を伝えた際のハリルホジッチ氏の様子について聞かれ、フランス・パリのホテルで7日午後6時(現地時間)に会って解任を伝えたこと、ハリルホジッチ氏が「満足出来ない、何でこの時期に?」と怒りと失望をにじませていたことを明かした。

田嶋氏は「まさか、こういうことを伝えられるかと動揺し、怒りもあり、どうしてか、理由とかを聞かれたのも事実だが、辞めていただく方を傷つけるより、線を引くことをお伝えすることが大事だと思った」と振り返った。

また「選手とのコミュニケーションが足りないと伝えたのは事実。日本を少しでも勝たせたいから、この決断をしたと伝えました」とも語った。

また、ハリルホジッチ氏は在任中、日本のメディアの解任報道などにナーバスになっていたといい、田嶋会長は以前から「メディアから解任だとか、そういうことを伝えることは一切ない。私は直接、話します」と約束していたという。

ハリルホジッチ氏は「(解任の通知は)紙1枚でいい」と言ったが「必死に努力してワールドカップの出場権を獲得したことに敬意を払い直接、伝えた」とパリ行きの理由を説明した。

日本は昨年11月の欧州遠征でブラジル(1-3)、ベルギー(0-1)に連敗。

国内組で臨んだ12月のE-1選手権では北朝鮮に1-0、中国に2-1と連勝も、続く韓国戦で1-4と惨敗を喫した。

そうして迎えた今年3月のベルギー遠征では、W杯で対戦するセネガルとポーランドを想定し、マリ戦(1-1)とウクライナ戦(1-2)が組まれたものの、1分1敗で内容も伴わずに課題が噴出。

選手も不安を口にするなど本大会に向けて暗雲が漂っていた。

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