「レビュー」カテゴリーアーカイブ

Windows11OSインストールでインターネット接続できないときの対処法

Windows 11は初期設定でインターネット接続が必須に

Windows 11 Proのインストール自体はライセンスがなくてもできますが、実際に使用するためにはライセンス認証が必要なのでProでインストールする意味はなく、一般的な自作PCで使用されるWindows 11 Homeでは条件次第でインストール/初期設定で進められなくなり、詰む状況が発生します。

続きを読む Windows11OSインストールでインターネット接続できないときの対処法

入金不要ボーナスについて知っておくべき5つのポイント

オンラインカジノサイトの目玉でもある、カジノキャンペーン。

数多くあるキャンペーンでも人気があるのが、「入金不要ボーナス」です。これはカジノサイトに登録すると必ず手にすることができる、オンラインカジノで試し遊びを経験してみたい人にとってはとても魅力的なボーナスとなります。

まずはポイントを抑えて、気に入ったカジノサイトに登録するようにしましょう。

ポイント1:賭け条件

カジノボーナスの利用において、賭け条件というものが存在します。登録して、カジノボーナスを利用して手にした配当金は、賭け条件をクリアしないと手にすることができません。

賭け条件とは、手にしたボーナスを何乗かに賭けた金額を消費しないといけないという条件になります。

例えば、賭け条件が40倍のカジノサイトで、50ドルをボーナスとして入手し、プレイ後、これらのボーナスで手にした配当金を手にするには50ドル×40の2000ドルをカジノサイトへ投資してプレイするまでは出金できない仕組みになっています。

賭け条件が低いカジノサイトを選択するのが最良のポイントです。

ポイント2:何のボーナスなのか?

ノー デポジットボーナスオンカジの表記を目にしたら、まずは、実際にどのような種類のボーナスなのかに注目してみましょう。

スロットでしかプレイしない人であれば、フリースピンボーナスでたくさん回して楽しむことができます。中にはボーナスが活用できるゲームの種類が限られているところもありますので、ボーナス利用が可能なゲームを調べておくことも大切です。

ポイント3:上限ベット

ボーナスを利用しての賭けに、上限が定められている場合があります。1回の上限であるのか、ゲーム毎の上限であるのかも、オンラインカジノサイトによって異なります。

上限ベットがないカジノサイト、または数値が高いカジノサイトを見つけるのがポイントです。

ポイント4:ボーナスの有効期限

カジノボーナスには、有効期限がついています。この日数が短いと、カジノボーナスを入手してもボーナスを利用して遊ぶことができないばかりか、プレイの有無関係なく賭け条件が適用されてしまう場合もありますので、ライフスタイルにあった日数を検討するのがポイントです。

ポイント5:ボーナス利用の出金上限

こちらもあらかじめ確認しておかないといけないポイントです。

ボーナスを利用して手にした配当金の出金には、賭け条件の他、出金上限もあります。

これは、ボーナスを利用して2000ドルの配当があったとしても、決められた金額しか出金ができないということになります。

例えば、出金上限が100ドルで、配当金が2000ドル、賭け条件は満たしていても、今回の出金は100ドルまでしかできないということになります。

これら5つのポイントを抑えて、ボーナス利用プレイを楽しみましょう。

iPhone4K動画をパソコンに読み込む方法及び読み込めない時の対処法

Windowsに取り込む方法

1. iPhoneとPCをケーブルで繋ぎ、iPhone側でアクセスを許可

これは「パソコンがあなたのiPhoneにアクセスして、写真や動画ファイルを触れるようになりますがよろしいですか?」というメッセージです。

もし他人のPCに繋ぐのなら安易に許可しないほうがいいですが、今回は写真を取り込みたいので許可しましょう。

2. PCでエクスプローラーを開く

キーボードで「Windowsマーク+X」を押し[エクスプローラー]を開きます。

▲こちらがエクスプローラー。

3. [Apple iPhone]を右クリックして[画像とビデオのインポート]を選択

▲[PC]という項目の中に[Apple iPhone]があるので右クリック。

Windowsで読み込めないときの対処法

iPhone:「MACまたはPCに転送」を【元のフォーマットのまま】に設定変更

もしもiPhoneの写真や動画を転送する際にエラーが発生する場合は、以下の設定を変更して試してみてくださいね。なお、エラーが発生した後の場合は、一度iPhoneを再起動してから試してみてくださいね。

iPhoneの設定アプリを起動し、【設定>写真】項目にある「MACまたはPCに転送」を【元のフォーマットのまま】に設定変更してみる。

iPhoneの【設定>写真】項目にある「MACまたはPCに転送」を「自動」に設定しているとフォーマット変換に起因してエラーが発生する可能性あるようです。【自動】に設定している場合は一度【元のフォーマットのまま】に設定変更して再度試してみてください。

Macに取り込む方法

https://support.apple.com/ja-jp/HT201302

iOS16.0変更内容まとめ

ロック画面

  • ロック画面のデザインを一新。お気に入りの写真を表示したり、フォントスタイルを変えたり、よく使うウィジェットを表示したりして自由に画面をパーソナライズすることが可能
  • ロック画面を複数作成し簡単に画面を切り替えることが可能
  • ロック画面のギャラリーでは、あなたに合った画面デザインの候補が提供され、またAppleによって厳選されたデザインのコレクションから選択することも可能
  • ロック画面の日付と時刻のフォントとカラーをカスタマイズするオプション
  • ロック画面上のウィジェットで、天気、バッテリー残量、カレンダーの予定などが一目でチェック可能
  • 新しいエフェクトにより、被写体を時刻表示よりも前にくるように配置(iPhone XS以降)
  • 写真にスタイルを適用すると、ロック画面上の写真を引き立てるカラーフィルタ、色合い、フォントスタイルに自動で変更
  • 通知はロック画面の下部に表示され、展開されたリスト表示、スタック表示、または件数表示から選択可能

集中モード

  • ロック画面と集中モードをリンクできるようになり、ロック画面を切り替えるだけでリンクされた集中モードを有効にすることが可能
  • 集中モードフィルタにより、カレンダー、メール、メッセージ、Safari、他社製のAppなどで気が散るようなコンテンツを表示しないようにすることが可能
  • 設定中の集中モードに関連するAppやウィジェットを含む、あなたに合ったロック画面とホーム画面が提案され、集中モードをより素早く簡単に設定可能

メッセージ

  • 送信後15分以内はメッセージの編集が可能で、受信者は編集の記録を見ることが可能
  • メッセージの送信後2分間は送信を取り消すことが可能
  • メッセージを未開封にする機能により、チャットをあとで見つけやすくすることが可能
  • “メッセージ”でSharePlayを使用して、友達とメッセージをやり取りしながら映画、ミュージック、ゲームなどを一緒に楽しむことが可能
  • 共同制作機能では、“メッセージ”を使ってファイルの共同作業への参加を簡単に依頼することができ、共有プロジェクトで編集が加えられたときにスレッドでアクティビティの更新情報を取得することが可能

 
メール

  • より正確で完全な結果を返し、入力を始めるとすぐに検索結果の候補を表示するよう検索機能が改善
  • メッセージの送信後10秒以内であれば“送信を取り消す”で送信をキャンセルすることが可能
  • “あとで送信”機能で、指定した日時にメールを送信することが可能
  • “リマインダー”機能でメールを読み直したり、返信を忘れないようにするためのリマインダーを受け取る日時を設定可能

 
Safariとパスキー

  • 共有タブグループで、複数のタブを共有することが可能になり、タブグループの更新は即時に確認可能
  • タブグループのスタートページは、タブグループごとに異なる背景画像やお気に入りをカスタマイズすることが可能
  • タブグループごとによく閲覧するWebサイトを固定することが可能
  • トルコ語、タイ語、ベトナム語、ポーランド語、インドネシア語、オランダ語をSafariのWebページ翻訳機能に追加
  • パスワードの代わりに、より簡単で安全にサインインできるパスキーに対応
  • パスキーはiCloudキーチェーンによりAppleデバイス間でエンドツーエンドで同期され、お使いのすべてのAppleデバイスで使用可能

 
テキスト認識表示

  • テキスト認識表示により写真の中のテキストが操作可能なテキストになり、“写真”、スクリーンショット、クイックルック、Safari、および“カメラ”を使ったライブプレビューでコピー&ペースト、“調べる”、翻訳の機能を使用可能(iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以降)
  • テキスト認識表示がビデオに対応し、一時停止したビデオフレーム内のテキストをコピー、翻訳、“調べる”、共有などの機能を使用可能(iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以降)
  • クイックアクションにより検出された写真とビデオ内のデータをシングルタップでフライトや配送の追跡、外国語の翻訳、通貨の変換などが可能(iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以降)

 
画像を調べる

  • 画像の被写体だけを背景から抜き出して、“メール”や“メッセージ”などのAppにコピー/ペーストすることが可能(iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以降)
  • “画像を調べる”で写真に写っている鳥、昆虫、蜘蛛、彫像を認識可能(iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以降)

 
Siri

  • ショートカットの設定が簡単になり、何も設定しなくてもAppをダウンロードするだけでSiriからショートカットを使用可能(iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以降)
  • メッセージ送信前にSiriから確認を求められることなく送信可能にする新しい設定
  • “Hey Siri、何ができるの?” と尋ねることにより、iOSやAppでSiriができることを調べることが可能(iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以降)
  • “Hey Siri、通話を終了”と頼んで電話やFaceTimeでの通話を終了するオプション (iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以降)

 
音声入力

  • 音声入力機能が全面的に新しくなり、音声入力とキーボードを一緒に使用してテキストの入力や編集を行うことが可能(iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以降)
  • 話す通りに読点、句点、疑問符を自動的に挿入する機能を装備
  • 絵文字に対応し、声を使って絵文字を挿入することが可能(iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以降)

 
マップ

  • 運転経路に15か所までの複数の経由地を追加することに対応
  • “ウォレット”に交通系ICカードを追加すると、少なくなった残高を確認する、カードにチャージするといったことが“マップ”から移動せずに実行可能
  • サンフランシスコベイエリア、ロンドン、ニューヨーク、サンディエゴでは、交通機関の運賃により移動にかかる費用を確認可能

 
Apple Payとウォレット

  • 加盟店でApple Payで購入した商品について、レシートの確認と注文の追跡をウォレットから行うことが可能

 
ホーム

  • ホームAppが再設計され、スマートホーム用アクセサリのナビゲーション、整理、表示、コントロールを簡単に実行可能
  • ホームタブで、アクセサリ、部屋、シーンのすべてを1つのタブに統合し、家全体を一目で見渡すことが可能
  • 照明、空調、セキュリティ、スピーカーとテレビ、水回りのカテゴリで、部屋ごとに整理されたすべての関連アクセサリに素早くアクセスでき、より詳細なステータス情報を表示
  • 最大4つまでのカメラ映像をホームタブの中央部に表示し、スクロールしてその他のカメラ映像を表示可能
  • アクセサリタイルのデザインを一新。カテゴリに合わせたカラーでより視覚的にわかりやすいアイコンを採用し、より正確なアクセサリの操作を実現

 
ヘルスケア

  • 服薬機能により、服用している薬のリストやスケジュールやリマインダーを作成して、薬、ビタミン剤、サプリメントの記録/管理を行い、時系列で記録を表示
  • 月経周期の記録に基づき、希発月経、月経不順、過長月経、持続性の点状出血の症状が見られる場合に周期の偏差を通知
  • ヘルスケア共有機能により、簡単かつ安全に大切な人のヘルスケアデータを共有可能
  • ヘルスケア共有のリマインダー機能により、どのヘルスケアデータが大切な人と共有されているかを明確に表示し、かつデータ共有のコントロールが可能

 
ファミリー共有

  • 子供用アカウント設定の改善により、年齢に応じたメディア制限など、適切なペアレンタルコントロールが適用された状態で子供用アカウントを簡単に作成可能
  • クイックスタートを使って、子供用に新しいiOSまたはiPadOSデバイスを親/保護者が選択したペアレンタルコントロールが適用された状態で簡単に設定可能
  • 子供からのスクリーンタイムのリクエストが“メッセージ”に表示されるようになり、承認や拒否をより簡単に実行可能
  • ファミリーチェックリストでは、子供のペアレンタルコントロール設定のアップデート、位置情報共有のオン、またはiCloud+のサブスクリプションをみんなと共有することを気づかせるようなヒントや提案を表示

 
個人情報安全性チェック

  • “設定”の新規項目の個人情報安全性チェックでは、同居する人や親密なパートナーからの暴力行為にあっている人が相手に許可したアクセス権を素早くリセットすることが可能
  • “緊急リセット”により、“探す”経由での位置情報共有の無効化、Appのプライバシー権限のリセットなど、すべての人とAppのアクセスをリセットするアクションを素早く実行可能
  • 共有とアクセスを管理することで、情報にアクセスできるAppや人を確認し、カスタマイズすることが可能

 
アクセシビリティ

  • “拡大鏡”の“ドアの検出”機能によりドアを見つけ、ドア周辺の標識やシンボルを読み取り、ドアを開けるための手順を提供(iPhone12 ProとiPhone13 Pro)
  • iPhoneからApple Watchを完全にコントロールするApple Watchミラーリング機能は、iPhoneのスイッチコントロール、音声コントロール、その他の補助機能の使用に対応し、Apple Watchを最大限に活用することが可能
  • バディコントローラで、複数のゲームコントローラからの入力を1つにまとめて、認知機能に不自由のある方がゲームをプレイする際に、介助者や友達のサポートを受けることが可能
  • VoiceOverが、バングラ語(インド)、ブルガリア語、カタロニア語、ウクライナ語、ベトナム語を含む20以上の新しい言語と地域で利用可能

 
このリリースには、以下の機能と改善も含まれます:
 

  • Apple Watchを持っていなくてもフィットネスAppでフィットネスのゴールの記録/達成が可能。iPhoneのモーションセンサーで推定カロリー消費量を割り出し1日のムーブゴールの達成を援助
  • AirPods Pro(第2世代)に対応
  • “パーソナライズされた空間オーディオ”機能は、iPhoneのTrueDepthカメラを使用して、より正確で没入感のあるリスニング体験を提供する空間オーディオのパーソナルプロファイルをAirPods(第3世代)、AirPods Pro(第1世代/第2世代)、およびAirPods Maxに作成可能
  • FaceTimeのHandoff機能により、iPhoneからiPadやMacに、またはiPadやMacからiPhoneにシームレスにFaceTime通話を引き継ぐことが可能
  • ミー文字では、ステッカーポーズ、ヘアスタイル、帽子類、鼻、リップカラーのバリエーションがアップデート
  • クイックメモでは、iPhone上のどのAppでもメモが取れ、リンクを追加してコンテキストを作成し、簡単にコンテンツを見つけることが可能
  • 翻訳Appでカメラを使って身の回りのテキストを翻訳することが可能
  • “写真”の重複検出機能により、重複した写真を識別し、ライブラリを素早く整理することが可能
  • “カメラ”のポートレート写真では前景にある被写体をぼかして、よりリアルな被写界深度表現が可能(iPhone13、iPhone13 Pro、およびiPhone13 Pro Max)
  • “リマインダー”でリストをピンで固定して、よく使うリストに素早く移動することが可能
  • ホーム画面上での検索により、ホーム画面下部から直接Spotlightにアクセスでき、Appを開いたり、連絡先を探したり、Webで情報を入手したりすることが簡単に実行可能
  • CarPlayの自動メッセージ送信機能により、確認作業をしなくてもメッセージを送信可能
  • “緊急セキュリティ対応”では、重要なセキュリティの改善をより迅速にデバイスに適用するために、通常のソフトウェアアップデートとソフトウェアアップデートの間に自動的に適用

 
このリリースにはその他の機能と改善も含まれます。詳しくは、以下のWebサイトをご覧ください: https://www.apple.com/jp/ios/ios-16

iPhone14 ProをXユーザーが購入した理由。発売時期一覧

今までの私のiPhone
・3GS
・4S
・5S
ここまで二年おきに交換。
4から角ばったモデルだったので、6Sは丸形で少しダサい印象で見送り
・SE初代 は5Sから3年後
・iPhone Xは SEから1年後
顔認証が革新的で購入!
その後は、革新的要素がカメラに集中していたため購入を控えていました。およそ5年使用しています。

続きを読む iPhone14 ProをXユーザーが購入した理由。発売時期一覧

iPhone14などApple発表会まとめ【2022/9/8日本時間午前2時】

個人的には、今回のリーク情報や噂を見ても革新的な内容がなくiPhoneXからの革新的な進化を感じられません。iPhone miniがなくなるため、サイズ感的に素敵な13miniを購入しても良いかもしれないと感じています。あくまで、噂の域を出ないがiPhone SE4がXRベースで販売される噂が一部である。今回、その情報が出れば個人的に胸アツ展開です。

Apple Watchの体温計が実装されればかなりうれしいが、現時点の情報だと妊婦さん向けのシステムになるような情報が出ていたので期待は薄いです。

続きを読む iPhone14などApple発表会まとめ【2022/9/8日本時間午前2時】

【CPUとは?】初心者でもスッと分かるように解説

どうも、自作PC沼にハマった男「たっく」です。

自作PCを作りたいけど、そもそもよく出てくる「CPU」ってなに?

そんな疑問を解消すべく自作PC歴8ヶ月の僕が「CPU」を分かりやすく解説していきます。

CPUはパソコンの性能に大きく関わる重要なパーツです。目的に合うものを選ばないと必要以上に高いものを買ってしまったり作業効率が悪くなったりします。

この記事で分かること
  • CPUの基本
  • CPUの性能を決める要素
  • CPU表記の見方
  • CPUの種類
  • CPUの選び方
  • CPUを扱う際の注意点
  • 内蔵GPUと外部GPUについて

CPUについて知ることで、目的に合った最適なものが悩まずに見つけられます。

気になる人は、ぜひ読み進めてみてください!

CPUとは「パソコンの頭脳」

CPU(Central Processing Unit 別名:プロセッサー)は、メモリーやHDD・SSDと並んでパソコンを構成する代表的なパーツです。内部パーツ(メモリやHHDなど)と周辺機器(マウスやキーボードなど)からデータを受け取り、制御・演算を担当するため「パソコンの頭脳」と表現されることがあります。そのためCPUはパソコンの性能や価格に大きく関わります。

CPUの性能が良ければ処理が早くなる

CPUは性能が高くなるほど動作が快適になり重い処理(動画編集など)がこなせます。CPUの性能が低いほど動作は遅くなり重い処理には適していません。このようにパソコンの処理速度を大きく左右するパーツなので慎重に選ぶ必要があります。

グラフィック性能が求められる使い方(ゲーム、画像・動画処理など)に関しては、CPUではなく「GPU(画像・動画処理に特化したパーツ)が重要になる場合があります。

この場合はCPUが高性能でもグラフィック性能が高いとは限りません。CPUにGPUが内蔵されているモデルもあるのでGPUを買う必要がない場合があります。ただし重い処理を行う画像・動画編集などは別売のGPUを購入したほうが良いでしょう。

CPUの性能を決める3つの要素

CPUの性能は主に以下の3つで決まります。

  • コア数
  • スレッド数
  • 動作周波数(クロック)

コア=CPUのメインパーツ

CPUは、演算処理をする「コア」と呼ばれるパーツがメインです。物理的に存在するため「物理コア」とも呼ばれており、コア数が多いほど作業を分担して行えるので処理が早くなります

例えば「パソコンで音楽を聞く+Wordで文章入力をする」といった複数の作業を同時に行う場合は、コアの数が多いほど分担して処理されるためパソコンが快適に使えます。

ただし使用目的によっては「コア数の多さによる違い」を感じられないことがあります

違いが感じられない例

CPUの負荷が少ない作業を行う時。動画視聴や文章作成など。

違いを感じられる例

CPUの負荷が多い作業を行う時。ゲーム、画像・動画編集など。

明確な基準はありませんが、8コア以上になると動作の違いを感じる人が少なくなる傾向にありますね!

例えば負荷の多い作業をしている時は、1コアと8コアを比べると全員が1コアに対して嫌悪感を抱くでしょう。一般的な作業(ネットサーフィンやWordなど)であれば4~8コアで十分です。

もし8コアで負荷の多い作業(ゲームや動画編集など)を行って動作が遅いと感じたら、よりコア数の多いパソコンを試してみましょう。

後ほど解説する「クロック周波数」の高さ次第では、コア数が少なくても処理が早くなる場合はあります。

スレッド=1コアの仕事数

スレッドは、1コアで「いくつの仕事ができるか」という仕事数のことです。コア数と並んで表記(例:4コア8スレッド)されることが多く、コア数と同様にスレッド数が多いほど多くの作業を効率よく行うことができます

スレッドは物理的に存在しない仮想コアという位置づけのため「論理コア」とも呼ばれています!

負荷の少ない作業であればスレッド数が多くても、あまり違いが分からないかもしれません。負荷の多い複数の作業を同時に行う場合は、スレッド数が多いほどストレスなく快適に行なえるでしょう。

スレッドという仕組みが開発されたことで、CPUの処理能力を最大限に活かせるようになりました。

クロック周波数=処理スピード

クロック周波数は、CPUが1秒間にどれだけ処理できるかという数値です。クロック周波数が高いほど処理できる回数や量が多くなり、処理スピードが速くなります

単位はHz(ヘルツ)で表すことができます。例えば3GHz(=3000hz)のCPUなら1秒間に約30億回のクロック(作業のテンポ)があり、クロックに合わせて処理や作業を行います。

つまりクロック周波数(クロックと同義)が高いほど「作業のテンポが早い=処理スピードが早い」ということです!

ただし、周波数が高いものほど発熱やバッテリー消費が大きくなることは理解しておきましょう。

CPU2大メーカー「intel&AMD」

CPUを製造しているメーカーはIntel(インテル)AMD(エーエムディー)です。それぞれの特徴を簡潔に解説します。

CPU界の大御所「intel」

IntelはCPU業界で75%ほどのシェアを誇るトップメーカーです。会社や施設などにある一般的なパソコンのほどんどはIntel製のCPUが使われているでしょう。IntelやCPUの信頼性や性能は安心感があります。主なラインナップは以下のとおりです。

  • Celeron(セレロン):低価格&省電力
  • Pentium(ペンティアム):Celeronの上位版
  • Core(コア)シリーズ:高性能&主力モデル(i3・i5・i7・i9の4種類)
  • XEON(ジーオン):ものすごいやつ

コスパ最強の「AMD」

AMDはIntelに次いで25%ほどのシェアを持っているメーカーです。Intel製よりもグラフィック性能に定評があり、安価でコストパフォーマンスが良く人気があります。主なラインナップは以下のとおりです。

  • Ryzen(ライゼン) 3:Core i3と同レベル
  • Ryzen 5:Core i5と同レベル
  • Ryzen 7:Core i7と同レベル
  • Ryzen 9:Core i9と同レベル
  • Ryzen Threadripper(スレッドリッパー):とんでもないやつ

次は各CPUの種類と性能を解説します!

【メーカー別】CPUの種類と性能

IntelとAMDのCPUについて性能や種類を分かりやすくまとめました!

Intel・AMDの主なCPUラインアップ

現在、市販されている主な製品は以下のとおりです。

IntelAMD
区分モデル名コア/スレッド数モデル名コア/スレッド数
業務用モデルXeon最大56コア/112スレッドRyzen Threadripper最大64コア/128スレッド
最上位モデルCore i9最大16コア/24スレッドRyzen 9最大16コア/32スレッド
上位モデルCore i7最大12コア/20スレッドRyzen 7最大8コア/16スレッド
中位モデルCore i5最大10コア/16スレッドRyzen 5最大6コア/12スレッド
下位モデルCore i3最大4コア/8スレッドRyzen 3最大4コア/4スレッド
廉価モデルPentium / Celeron最大4コア/4スレッド

次は各CPUの特徴を詳細に解説します。

intel

Xeon:ものすごいやつ

引用元:Wikipedia

Intelが誇る最高性能のCPUであり、Coreシリーズとの違いは搭載するコア数です。2021年3月時点での最上位モデル「Xeon Platinum 9282」は56コアを搭載しています。高負荷な処理に耐えうる耐久性や安定性が特徴です。サーバーやアプリケーション開発、4K・8K動画の編集などCPU性能をフルに使用する用途に向いています。

Core i9:Coreシリーズの最高峰

引用元:Wikipedia

Coreシリーズの最上位モデルであり、4K動画の編集や動画配信といったハードな作業に向いたハイエンドCPUです。最新世代の第12世代は、これまでとは異なり2つのコアを搭載しています。処理性能に特化した「Performance(Pコア)」と電力効率に特化した「Efficient(Eコア)」が採用されています。これによりシングルスレッド性能とマルチスレッド性能が第11世代よりも大幅に向上しています。

  • シングルスレッド性能:単体の作業を処理する力
  • マルチスレッド性能:複数の作業を処理する力

Core i7:Coreシリーズの上位モデル

引用元:Wikipedia

Coreシリーズの上位モデルであり最新世代となる第12世代の搭載コア数は12つです。Core i9よりも全体的にクロック周波数が抑えられているものの、動画編集からゲームまで負荷の大きい処理でも快適に行うことができます。特にゲームの快適性はCore i9にも引けを取らないほどです。

Core i5:Coreシリーズの中間モデル

引用元:Wikipedia

Coreシリーズの中位モデルであり搭載するコア数は6つです。中位モデルとはいえ軽めの動画編集やゲーム、オフィスソフトを使った資料作成などの一般的な用途であれば十分なスペックを誇ります。

Core i3:Coreシリーズの下位モデル

引用元:Wikipedia

Coreシリーズの下位モデルで搭載するコア数は4つです。ネットサーフィンや動画視聴、軽めの資料作成など軽い作業であれば十分こなせるスペックです。価格も安めで消費電力や発熱も低いため、低予算でパソコンを組みたい方やコンパクトなケースを使ってパソコンを組みたい方にピッタリの製品です。

Pentium:Celeronの上位版

引用元:Wikipedia

Intelの廉価モデルの1つであり搭載コア数は4つまたは2つです。現在はアーキテクチャ(構造設計)にCoreシリーズを採用した上位モデル「Pentium Gold」と、「Atom」を採用した下位モデル「Pentium Silver」の2つがラインナップされています。Atom採用モデルは省電力性が高いものの非力なためCoreシリーズ採用モデルがいいでしょう。

Celeron:低価格&省電力

引用元:Wikipedia

「Pentium」の下位モデルでありコア数は4つまたは2つです。主に低価格なパソコンに採用されています。非力ですが消費電力が低いので「安価な静音パソコンが欲しい」、「低予算で遊び用のPCを組みたい」といった方に向いた製品です。

AMD

Ryzen Threadripper:とんでもないやつ

引用元:AMD

AMDの最高性能を誇るCPUであり、2021年3月時点の最上位モデルとなる第3世代「Ryzen Threadripper 3990X」は64ものコアを搭載しています。8K動画編集やソフトウェアのコンパイルなど高いマルチスレッド処理を求めるクリエーター向けの製品です。

Ryzen 9:Ryzenシリーズの最高峰

引用元:AMD

Ryzenシリーズの最上位モデルであり搭載コア数は12個または16個あります。インテルでいうCore i9と同クラスの製品です。これまではシングルコア性能のCoreシリーズ、マルチスレッド性能のRyzenシリーズといわれてきました。ですが第4世代のRyzenからはIPC(クロックあたりの処理命令数)が向上したことで、シングルコア性能もアップしています。

Ryzen 7:Ryzenシリーズの上位モデル

Ryzenシリーズの上位モデルであり搭載コア数は8つです。Core i7とスペックに相当する製品で、動画編集からゲームまで快適に作業を行うことができます。

Ryzen 5:Ryzenシリーズの中間モデル

引用元:AMD

Ryzenシリーズの中間モデルであり搭載コア数は6つです。Core i5のスペックに相当する製品でマルチタスク性能が高くなっています。軽い作業から重い作業までバランスよくこなせます。

Ryzen 3:Ryzenシリーズの下位モデル

引用元:AMD

Ryzenシリーズの下位モデルであり搭載コア数は4つです。Core i3のスペックに相当する製品で、ネットサーフィンや動画視聴、資料作成など一般的な用途なら十分こなせる性能を持っています。

CPU表記の見方

CPUの型番はアルファベットと数字でしか記載されていないため、初心者の方には分かりづらいでしょう。そこで表記の見方を解説します。見方が分かれば、あなたが求めているCPUかどうかを判断できるようになります

今回は市場で多く流通している「Coreシリーズ」と「Ryzenシリーズ」で解説します!

  • メーカー名:メーカーの名称
  • ブランド名:ブランドの名称
  • シリーズ名:シリーズの名称
  • プロセッサナンバー:世代や特徴を示した数字
  • 世代番号:大きいほど最新モデル
  • サフィックス:特徴を表すアルファベット

基本的に「シリーズ名とプロセッサナンバーは数字が大きくなるほど最新で性能が高くなる」と覚えておくといいでしょう。高性能なCPUを求めるなら、とりあえず数字の大きなものを選べば問題ありません。

サフィックスは「無印」と呼ばれている何も付いていないものと、アルファベットが付いているものがあります。サフィックスでCPUの特徴が変わりますので、次で詳細に解説します。

サフィックスの種類と特徴

CoreシリーズとRyzenシリーズに分けて、主なサフィックスの種類と特徴を解説します。

Coreシリーズ

Coreシリーズはデスクトップ向けとノート向けに、さまざまな種類があります。これくらい覚えておくと、どんな特徴なのか分かるでしょう。

デスクトップパソコン向け
  • X:最高性能
  • K:オーバークロック可能(※1)
  • KS:Kよりも高性能
  • F・P:内蔵GPU非搭載(※2)
  • S:省電力・クロック周波数低め
  • T:超省電力・クロック周波数さらに低め
ノートパソコン向け
  • HK:最高性能
  • HQ:Hよりハイスペック
  • H:ハイスペック
  • U:省電力・クロック周波数低め
  • Y:超省電力・クロック周波数さらに低め
  • G1~G7:数字が多いほど内蔵GPU性能が高い

※1:通常のクロック周波数よりも高く動かせる機能。ハイパフォーマンスを得られる代わりに、CPUの寿命が縮まったり保証対象外になるので注意。

※2:GPUは「グラフィックス・プロセッシング・ユニット」画像処理用に特化した装置。処理の重い画像や映像の処理を高速で行ってくれるため、搭載モデルのほうが快適に画像や映像を見ることができる。

Ryzenシリーズ

Ryzenシリーズは下記の特徴くらいを覚えておけばいいでしょう。

  • XT:最高性能
  • X:ハイスペック
  • H:ノートパソコン向け・ハイスペック
  • U:ノートパソコン向け・一般的な性能
  • E:省電力
  • G:グラフィックス内蔵

使っているCPUの確認方法

今回はWindows10の確認方法を解説します。使っているパソコンのCPUが目的に合ったものか確認してみましょう。

STEP
画面の左下にあるスタートメニューを右クリックする
STEP
「システム」を選択する
STEP
「プロセッサ」部分がCPU情報

CPUの選び方

CPUの基本的な部分が分かったところで次は選び方を解説します。下記の3つを意識して選んでみましょう。

  1. 使用用途で選ぶ
  2. 予算で選ぶ
  3. ベンチマークで選ぶ

使用目的で選ぶ

大体こんな感じで覚えておけばいいでしょう!

IntelAMD
使用目的モデル名モデル名
オールマイティXeonRyzen Threadripper
ゲーム、ネット配信、サイズの重い画像&動画編集Core i9Ryzen 9
ゲーム、サイズの重い動画&画像編集Core i7Ryzen 7
WEB会議、サイズの軽い画像&動画編集Core i5Ryzen 5
資料作成、ネットサーフィンCore i3Ryzen 3
ネットサーフィン、PCの動作確認Pentium / Celeron

CPUの性能が高くなるほど価格も高くなりますし、目的によってはオーバースペック(必要以上の性能)になります。例えば「ネットサーフィンが目的なのにCore i9やRyzen 9を搭載しているパソコンを買う」といった感じです。

目的に必要のない性能を選ぶと無駄に出費してしまいます。パソコンを使う目的を明確にしてCPUを選ぶとコスパが良くなるでしょう。

予算で選ぶ

為替などの影響があるため予算はあくまで目安です!

IntelAMD
予算目安モデル名モデル名
数十万円XeonRyzen Threadripper
7~15万円Core i9Ryzen 9
4~7万円Core i7Ryzen 7
2~4万円Core i5Ryzen 5
1~2万円Core i3Ryzen 3
1万円以下Pentium / Celeron

性能が高ければできることは多いものの予算を決めておかないとキリがありません。予算内で目的に合うCPUを選ぶのもいいでしょう。

同じ世代でもサフィックスなどによって、値段が高いものと低いものがあるので注意が必要です。

ベンチマークで選ぶ

現在のCPU性能を他と比べたいなら、ベンチマークのスコアを目安にしてみましょう!

ベンチマークとは?

パソコンにおけるベンチマークは性能を数値化したものです。基本的にベンチマークスコアが高いほど性能が良いという判断ができます。CPUやGPUなど対応するパーツごとにベンチーマークソフトで測ります。

有名なCPUベンチマークソフトは「Cinebench(シネベンチ)R23」です。

CinebenchはCPUの「シングルコア(単体の作業をこなす力)&マルチコア(複数の作業を同時にこなす力)」性能をテストできます。計測した数値は他のユーザーがテストした結果と比較できるため、自分のCPUがどのレベルなのか分かりやすくなっています。

Cinebench R23の計測方法

今回はWindows版(Mac版もあり)で簡単な使い方を解説します。

STEP
Microsoft Storeからダウンロード(無料)
Cinebenchのダウンロードページへ移動して
「Microsoft Store アプリの取得」をクリック
引用元:Microsoft Store
ストアが立ち上がったら
「入手→開く」をクリック
ソフトが起動したら
下部の「Accept」をクリック

これで使用できる状態になりました!

STEP
シングルコア&マルチコアの計測
計測したいテストの右にある
「Start」をクリック

二つ同時にテストできないため一つずつやりましょう。

ちなみに自分のCPU情報は、すぐ下の「Your System」で確認できます。

結果が出るまで
数十分ほど待つ

スコアは1枚の画像を読み込むスピードで計測します。シングルコアは部分的に処理していきます。

シングルコアのテスト中

マルチコアは一定の範囲を同時に処理していきます。

マルチコアのテスト中
Startの左に出た〇〇pts(Pointsの略)が
ベンチマークスコア

ベンチマークスコアが出たら、下のランキングで性能を比較することができます。

ベンチマークの結果は、あくまで目安にしておきましょう。パソコンの使用状況などでは全く同じスコアにならないことがあります。

個人的には「世代・使用目的に合うスペック・予算」で選ぶことをおすすめします!

CPUを扱う際の注意点

重要かつ繊細なパーツなので、以下の注意点を意識して取り扱ってください。

丁寧に取り付ける

丁寧に取り付けないとCPUは正常に動作しなくなるので注意しましょう。

CPUを設置するマザーボードには電気通信を行うためのピンがついています。初心者にありがちなのは、このピンを不注意で曲げたり折ったりしてしまうことです。ピンに気を付けて丁寧に取り付けてください。

また取り付ける向きに注意しましょう!

基本的に△の印がCPUやマザーボードに付いており、その向きをを確認して取り付ければ大丈夫です。

CPUグリスは塗りすぎない

CPUグリスを塗りすぎると故障の原因になるので注意しましょう。

CPUグリスとは?

CPUを冷却するために必要なものです。CPUの冷却パーツである「CPUクーラー」との間に付けて、熱伝導率をアップさせ冷却効果を高めてくれます。

CPUに付属している「リテールクーラー」であれば大体は塗られていますが、別途クーラーを購入する場合はグリスが塗られていません。またグリスは定期的に塗り直さないと、固まってしまうなど冷却効果が落ちてしまいます。

上記のような場合はグリスを塗る必要があります。ここで知っておいてほしいのは「グリスは絶縁性(電気を通さない)が高いものが多い」ということです。グリスの量を塗りすぎてクーラーと密着させた時に、はみ出して周りの基盤に付着するとショートさせる可能性があります。

はみ出さないように適量を塗りましょう!

温度対策を怠らない

CPUの性能を低下させるだけでなく、寿命を縮めたり故障の原因になったりします

CPUの発熱量はパソコンの中でもトップクラスなので、必ず温度対策を行ってください。温度対策には上記でも解説したクーラーやグリスが必須です。クーラーを付けていても高温になることはありますが、付けていないよりは性能を維持したまま高負荷の作業ができます。

またエアフロー(ケース内部の風の流れ)を最適化させることも大切です。最適化すれば排熱効果が高まりCPU以外のパーツも寿命が伸びます。

エアフローに関しては別記事で詳細に解説します!

内蔵GPUか?外部GPUか?

CPUにはGPUが内蔵されているものと、そうでないものがあります。基本的にintel製のCPUは内蔵されており、AMD製は内蔵されていません。どちらが良いのかは一長一短ですが、それぞれのメリットやデメリットを見てみましょう。

内蔵GPUのメリット・デメリット

メリット
  • 安価に導入できる
  • 消費電力や発熱が少ない
  • グラボを用意する必要がない
デメリット
  • 基本的に高負荷な作業は向いていない
  • メモリの共有で性能が落ちる

内蔵GPUはグラボを用意する必要がないため、外部GPUよりも安くパソコンを組むことができます。また消費電力や発熱が少ないのもメリットです。

グラボとは?

グラフィックボードの略です。外部GPUはグラフィックボードに搭載されているものであり、画像や映像処理専用のパーツです。

一方で外部GPUよりはスペックが劣るため、高負荷なゲームや動画編集には向いていません。さらにメモリ(容量が大きいほど快適)をCPUと共有するため、余裕がなくなり処理速度が遅くなってしまいます。

資料作成やWEB会議など軽い負荷の作業がメインのビジネス用途であれば最適でしょう。

ノートパソコンであれば消費電力が低いことでバッテリー持ちが良くなります!

最新世代のCPUは内蔵GPUの処理性能が向上しているものがあります。負荷が軽めのゲームや動画編集などであれば、ストレスなく行えるでしょう。

外部GPUのメリット・デメリット

メリット
  • 高負荷な作業でも快適にこなせる
  • 専用のメモリがあり性能が落ちない
デメリット
  • 消費電力や発熱が多い
  • 新たに購入する必要がある
  • グラボのスペースが必要になる

ゲームや動画編集などの高負荷な作業に向いており、専用の「VRAM」と呼ばれる専用のメモリを搭載しているので余裕を持って処理できます。

一方で性能が高いだけに消費電力や発熱が多く、新たに予算を出して購入しなければいけません。高価なものは数十万円するものもあります。またグラボを設置するスペースが必要になり、ケースが小さいと収まらないこともあるでしょう。

高負荷な作業が快適にこなせるためゲーマーやクリエイターに最適です。

少しでも快適さを求めるなら外部GPUがおすすめです!

理想のCPUを選択しよう

今回のまとめです。

  • CPUはパソコンのメイン処理装置
  • 性能は主にコア、スレッド、クロックで決まる
  • CPUの種類はCoreシリーズかRyzenシリーズが主流
  • 選び方は使用目的、予算、ベンチマークを参考に選ぶ
  • CPUは丁寧に扱い温度対策を意識する
  • 内蔵GPUはビジネスなど軽い作業向け
    外部GPUはゲームや動画編集など重い作業向け

CPUはパソコンの性能を決める重要なパーツです。「何をしたいのか?」「予算はいくら出せるのか?」など考えて、自分にとって最適なCPUを見つけてみてください!

【必読】自作PC初心者にありがちな失敗12パターンと8つのポイント

どうも、自作PC沼にハマった男「たっく」です。

自作PCを作りたいけど、それなりに予算が必要だから失敗したくないな。失敗するパターンがあるみたいだから、事前に知っておきたい!

そんな疑問を解消すべく、今回は自作PC歴8ヶ月の僕が「事前に知っておくべき自作PC初心者の失敗パターンと注意点」を解説していきます。

数百円~数千円レベルならまだしも、数万円~数十万円という予算で作ることが多い自作PC。失敗パターンを覚えておかないと、さらに予算が必要になるかもしれません。さらに、効率よく作ることができない場合もあります。

この記事で分かること
  • 自作PC初心者が陥りがちな12の失敗パターン
  • 失敗しないためのポイント8つ

失敗パターンと回避するためのポイントが分かるので、無駄に予算を使わず時短で理想の自作PCが作れるようになります。気になる人は、ぜひ読み進めてみてください。

自作PC初心者が知っておくべき12の失敗パターン

自作PC初心者にありがちな失敗パターンは、以下のとおりです。

  • 格安パーツばかりで粗悪な自作PCを作る
  • 中古品ばかりを購入して故障率がアップする
  • パーツを落としたり扱いをミスって破損&故障させる
  • マザーボードと他パーツの相性が合わない
  • コネクタ数を考えずに安い電源を購入する
  • 電源の容量不足でPCが動かない
  • 各パーツの配線を適切に接続していない
  • 静電気防止対策をせずパーツが故障する
  • 後からパーツを追加したらケースに収まりきらない
  • 作る時に鋭利なパーツで怪我をする
  • OSやBIOSの設定に手間取る
  • 作ることやパーツ集め自体が目的になって散財する

それぞれ解説していきます。

格安パーツばかりで粗悪な自作PCを作る

予算不足で失敗するパターン

予算のない初心者は、性能よりも「安く作りたい」という気持ちが大きいかもですね。確かに格安のパーツで「とりあえず作ってみたい」という人は問題ありません。

ですが、格安のパーツは「安いなりの理由」があり、初期不良率も上がる可能性があります。信頼性・耐久性などで不安が残るでしょう。その結果、組み立てた後の目的が果たせない「粗悪な自作PC」が完成し、結局は粗大ごみになってしまうかもしれません。

中古品ばかりを購入して故障率がアップする

予算不足で失敗するパターン

中古品の中には動作不良のものや、性能が本来のように引き出せない場合があります。耐久性にも不安があるため、中古品の特性やリスクを理解しないまま使うと故障率がアップしがちです。

ある程度の経験と知識があり、中古品の特性やリスクを理解している人が活用することでコスパの良い自作PCを作れると思います。ただ、初心者が扱うには先程の不安や保証期間の問題もあるため、失敗する可能性が高くなります。

マザーボードと他パーツの相性が合わない

経験・知識不足で失敗するパターン

パーツには「相性」があります。これを知らずに好みのパーツばかりで構成してしまうと、せっかく作っても認識せず動かないかもしれません。よくあるのが「マザーボード」と「CPUやメモリ」などの相性です。マザーボードのメーカーが推奨するパーツではない場合、正しく設置できなかったり認識しないことがあります。さらに、価格が安い商品は「返品」できない可能性があるので怖いです。

基本的に対応CPUやメモリは、各社マザーボードメーカーのサイトにリストが公開されている場合が多いので、不安であれば確認してみましょう。

接続数を考えずに電源を購入する

経験・知識不足で失敗するパターン

接続予定のパーツを考慮しないと、接続数が足りずに接続できない可能性があります。例えば、HDDやSSDを複数接続するならSATAコネクタ数(ストレージ用のコネクタ)を考えて購入しないと、再購入する羽目になります。また、ケースファンの数を多くつけようとすれば、ファン用のハブを追加する必要が出てきます。

特に安い電源やマザーボードは接続端子が少ないものがあるため、よく調べずに購入すると後悔します。事前に自作PCの「どのパーツを、どれくらい使用するのか」を明確にしておかないと、さらに予算が増えてしまうでしょう。

電源の容量不足でPCが動かない

経験・知識不足で失敗するパターン

電源は各パーツを動かすだけの「容量」が必要です。これらはパーツによって変化するため、事前に容量計算をしておかないと起動しなかったり、途中でシャットダウンするなどのトラブルが発生します。PCが起動しなければ作業やゲームができません。

予期せぬ場面でのシャットダウンや再起動だと、状況次第ではデータやBIOSが消えるなどの大問題になります。特に、チームで作業などをしている場合は、他の人にも迷惑が掛かってしまいます。

各パーツの配線を適切に接続していない

経験・知識不足で失敗するパターン

各パーツを正しくケーブルで接続することで起動しますが、これらの接続が不十分だと動かなかったり故障することがあります。特に初心者の場合は、気付かないまま故障だと勘違いしてしまい、無駄にパーツを買い足して予算が増えることも。

ただ、基本的には間違った端子にケーブルは基本的に挿せない仕様になっているので、「ここは違うな」と気付くはずです。ですが、無理矢理だと挿さってしまうことがあるため、それが原因で故障してしまうこともあります。

パーツを正しく取り付けていない

経験・知識不足で失敗するパターン

各パーツには正しい取り付け方があり、よく理解して取り付けないとトラブルの原因になります。PCが起動しなかったり、排熱がうまくいかなかったりと故障や性能低下につながるでしょう。

正しく取り付けていないことで故障や性能低下になれば、新たなパーツを購入しなければいけない状態になってしまいます。使えたパーツの残骸だけが残り、無駄な出費が増えてしまう可能性大です。

静電気防止対策をせずマザーボードなどが故障する

経験・知識不足で失敗するパターン

自作PCは精密機器の塊(マザーボード・CPU・メモリなど)であり、静電気を帯びたままパーツに触れてしまうと、故障の原因になります。

特に静電気は、何気ない行動により気付かないうちに帯びていることが多く、しかも気付きづらいです。何より、こうした原因で故障しても保証の対象外になることが多く、出費がかさんでしまうこともあります。

パーツを落としたり扱いを誤って故障の原因を作る

経験不足で失敗するパターン

自作PCの経験がない状態では、各パーツの扱いにも不慣れです。CPUやCPUソケットのピンを折ってしまったり、ファンの向きを間違えたり(排熱ができない)、CPUクーラーのフィルムを剥がし忘れたりと様々あります。

慣れている人であれば直せるパーツも、初心者では修復が難しいでしょう。さらに、取り付けを間違えた状態で気付かずに使用し続けていると、故障の原因になってしまいます。

後からパーツを追加したらケースに収まりきらない

経験・知識不足で失敗するパターン

自作PCは自由度が高いだけに、後々のことも考えて構成を考えたり、パーツ購入しないと費用や手間が増えます。特に初心者は「目先のことでいっぱいいっぱい」になりがちです。

ありがちなのは「GPUをアップグレードした時、ケースに収まりきらない」場合です。その結果、各パーツを組み直したり、ケースを合うものに買い直す費用が発生します。

作る時に鋭利なパーツで怪我をする

経験・知識不足で失敗するパターン

「マザーボードのバックパネル」「CPUクーラーのヒートシンク」「ケースの角」など、自作PCのパーツには鋭利な金属部分があります。取り付けに慣れていない初心者、何台か作っている人でも怪我をすることがあります。

怪我をすれば当然のごとく血が出ますし、状況次第では深い傷になる可能性があります。こうしたパーツの扱いばかりは、実際に自作PCを作る中で慣れるしかありません。

OSやBIOSの設定に手間取る

経験・知識不足で失敗するパターン

自作PCを組み立てて、いざ起動させようとしてもOSが立ち上がらない場合があります。この場合は、BIOSの起動順位の設定なども考えられますが、「OS自体のドライバーが古くてインストールできない」といったパターンもあります。

OSやBIOSの設定は、PCを触ったことがある人でも分からない場合があり、初心者にはハードルが高いです。ネットで検索すれば、ある程度の解決方法は分かるものの、手順や専門用語など難しく解決までに時間が必要かもしれません。

故障箇所を間違えて同じパーツが増える

経験・知識不足で失敗するパターン

実は故障していないのに、故障していると勘違いして同じパーツを新しく購入してしまう場合も考えられます。「コネクタの接続がうまくされていなかっただけ」「実は別のパーツが故障していた」など、経験や知識不足の初心者には可能性のある失敗です。

こうなると費用がかさむだけではなく、無駄に故障していないパーツが増えてしまいます。返品できればいいのですが、できない場合はヤフオクなどで売れますが、確実に購入価格よりは下がることは言うまでもありません。

作ることやパーツ集め自体が目的になって散財する

自制心不足で失敗するパターン

本来の目的「ゲームをサクサクしたい」「動画編集を快適に作業したい」などを逸脱し、作ることやパーツ集めが目的になると散財する可能性があります。予算をキッチリ決めて、自制心を持って作れる人なら問題ないです。

ただし、世の中には「クレジットカード」という後払いできる魔法のカードがあります。分割という魔法も使えます。手元に予算がなくても買えてしまうため、自制心や目的意識を持っておかないと散財してしまうかもしれません。

どうも、現在進行系で散財している管理人、たっくです(満面の笑み)

自作PC初心者が失敗しないためのポイント8つ

自作PCが初心者が失敗を避けるためのポイントは、以下のとおりです。

  • 目的を明確にする
  • パーツの知識を学んで目的に合った選定する
  • PCの基本的な仕組みを学ぶ
  • パーツごとの相性を知る
  • パーツを丁寧に扱う
  • BIOSやOSの正しい設定方法を覚える
  • 各パーツの取付状況を確認する
  • 経験者や専門家に意見を求める

それぞれ解説していきます。

目的を明確にする

自作PCを「作る目的を明確に」しましょう。目的次第で構成や予算などが変化するからです。一般的な目的とスペックは下記のとおりです。

  • 予算を抑えて自作PCを作りたい→ロースペック
  • WEBサーフィンや動画視聴がしたい→ロースペック
  • 仕事やテレワークで使いたい→ミドルスペック
  • 画像や動画編集がしたい→ハイスペック
  • ゲームをバリバリやりたい→ハイスペック

自身の目的に合わせた構成を考えてパーツ購入することで、時間や予算を無駄にせずコスパの良い自作PCを作ることができます。

【目的別】予算30万で作る最高に快適な自作PCパーツ&構成を解説
【目的別】予算20万!サクサク自作PCのパーツ&構成を解説
【目的別】予算15万で自作PCを組む!最適なパーツ&構成を解説
【目的別】予算10万でオススメの自作PCパーツ&構成を解説
【目的別】予算5万円!自作PC初心者オススメのパーツ&構成を考えてみた

パーツの知識を学んで目的に合った選定する

目的が定まったら「各パーツの知識を学び目的に合う選定」をしましょう。合うパーツを選定しないと、目的を果たせない可能性があります。

バリバリ動画編集がしたい

目的に合わない低スペックなパーツで作る

まともに動画編集ができずストレスMAX

バリバリ動画編集がしたい

目的に合うスペックのパーツで作る

サクサクな動画編集ができる

目的をストレスなく果たすためには、各パーツの知識と目的に合った選定がコツです。

自作PCの基本的な仕組みを学ぶ

自作PCの「構造・パーツ・組み立て方を事前に学ぶ」のが大切です。全く知識がなければ、自作PCを作ることができません。学び方は本やサイトなど様々ですが、個人的にオススメの学び方は自作PC関連のYouTube動画です。

動画なら実際のパーツや組み立て方などを見ながら、分かりやすく学ぶことができます。検索で「自作PC 初心者」や「自作PC 組み立て方」などで探せば、分かりやすい動画が出てきます。

僕はASCIIさんの「ジサトラ」が大好きです!

こんな感じで自作PCの基本的な仕組みを学べば、失敗を減らして効率よく作ることができます。

パーツごとの相性を知る

パーツには「相性」があります。相性を理解しないまま作っても「起動しない・本来の性能を発揮できない」などの問題が発生します。相性問題は初心者のみならず中級者でも悩みどころで、各パーツと組み合わせは無数に存在するからです。

さらに、合う合わないは推奨品以外のパーツであれば「実際に作ってみるまでは分からない」のが現状。初心者は各パーツのメーカー推奨品を購入するのがベストです。

電源容量計算をする

各パーツを動かすための「電源容量計算」をしましょう。電源容量を計算してパーツを購入しないと起動しなかったり、途中で再起動やシャットダウンする可能性があります。

容量は各パーツの詳細を確認すれば分かりますが、購入する電源は余裕を持った容量のものがオススメです。

電源容量計算に関しては、ドスパラの電源容量計算が便利なので活用してみてください。。

パーツを丁寧に扱う

自作PCを組み立てる時は「パーツを丁寧に扱う」ことを心がけてください。「パーツの破損による故障・組み立てる時に怪我をする・買い直す」などの状況になりかねません。

パーツの破損で買い直すのも予算が増えてしまい痛いですが、丁寧に扱わないことで怪我をするのも痛いです。お財布や体に優しくなるよう正しく丁寧なパーツの取り扱いをしましょう。

各パーツの取り付け状況を確認する

自作PCが完成したら、各パーツが正しく取り付けられているかを確認しましょう。しっかりと確認しないと、故障の原因になったり、PCが起動しないなどのトラブルに発展することもあります。

  • 各パーツは正しく取り付けられているか
  • ケーブルは正しく接続されているか

特に初心者は、苦労した分「早く起動させたい」という思いから、パーツが正しく取り付けられているかの確認が疎かになってしまうかもしれません。すんなり起動させて故障などのトラブルを抱えずに済むよう、組んだ後は念入りに各パーツの取り付け状況を確認してください。

BIOSやOSの正しい設定方法を理解する

自作PCを組んだら「OSやBIOSの正しい設定を理解」しておきましょう。これらを理解していないと、うまく起動しない可能性があります。

BIOSは自作PCを組んだ後に起動させると表示される画面で、BIOSが表示されないとOSのインストールができません。OSはドライバが古いと、うまくインストールできないことがあります。初心者にはハードルが高い部分ですが、起動させるための正しい設定方法を理解しておいてください。

経験者や専門家に意見を求める

ネットで調べても分からない時は、経験者や専門家に相談してみよう。初心者が経験や知識もない状態で、あれこれ考えていても時間だけが過ぎていきます。解決しない場合は、Yahoo!知恵袋Twitterなどで質問することをオススメします。

さらに、自宅近くにPCパーツショップがあれば、詳しい店員さんがいるはずなので電話や直に相談してみましょう。近くにない場合は、ネットショップで購入することになりますが、お問い合わせなどから「購入前の相談」が可能かどうかを確認してみるといいでしょう。

自作PCの失敗に気を付けて楽しく作ろう

今回のまとめは以下のとおりです。

自作PC初心者が気を付けるべき失敗12選
  • 格安パーツばかりで粗悪な自作PCを作る
  • 中古品ばかりを購入して故障率がアップする
  • パーツを落としたり扱いをミスって破損&故障させる
  • マザーボードと他パーツの相性が合わない
  • コネクタ数を考えずに安い電源を購入する
  • 電源の容量不足でPCが動かない
  • 各パーツの配線を適切に接続していない
  • 静電気防止対策をせずメモリが故障する
  • 後からパーツを追加したらケースに収まりきらない
  • 作る時に鋭利なパーツで怪我をする
  • OSやBIOSの設定に手間取る
  • 作ることやパーツ集め自体が目的になって散財する
自作PC初心者が失敗しないためのポイント8つ
  • 目的を明確にする
  • パーツの知識を学んで目的に合った選定する
  • PCの基本的な仕組みを学ぶ
  • パーツごとの相性を知る
  • パーツを丁寧に扱う
  • BIOSやOSの正しい設定方法を覚える
  • 各パーツの取付状況を確認する
  • 経験者や専門家に意見を求める

自作PCは様々なパーツの組み合わせで完成します。各パーツを適切に組み合わせないと、思い通りの性能を発揮しなかったり、PC自体の寿命を縮めてしまうことにもなりかねません。さらに、余計な費用や怪我のリスクが発生する可能性まであります。ですから、事前に自作PCの基本的な部分を学びつつ、今回の失敗やポイントを意識して組んでみましょう。

初自作PCの成功を祈っています!

【目的別】予算30万で作る最高に快適な自作PCパーツ&構成を解説

どうも、自作PC沼にハマった男「たっく」です。

予算30万円で組める自作PCってどんな構成なの?構成例があれば参考までに知りたい!

そんな疑問を解消すべく、今回は自作PC歴8ヶ月の僕が「予算30万で作る最高に快適な自作PCパーツ&構成」を解説していきます。

どんなパーツを選べばいいかわからない人は、予算がどんどん高くなってしまうかもしれないので注意が必要ですね。少しでも最適な自作PCを作りたいということであれば、当記事は参考になると思います。

この記事で分かること
  • 構成を考えるポイント
  • 30万円で作れる自作パソコン構成
  • 同価格帯でのおすすめ既製パソコン

予算30万円ほどで作れる構成&パーツが分かるので、ハイクラスの自作PCを作る参考になると思います。気になる人は、ぜひ読み進めてみてください。

30万円予算で自作PCの構成を考えるポイント

以下の3点を、意識してパーツ構成してみてください。

  • ミドルクラスの性能を知る
  • ハイエンド、フラグシップクラスの性能を知る
  • 自分の妥協点やこだわりポイント見つけ構成する

ミドルクラスの性能を知る

30万円の予算があるのであれば、ミドルクラスの性能のPCは十分に作れます。30万円だとハイエンドやフラッグシップクラスとミドルクラスの中間くらい、若干ハイエンドよりが作成可能だと思います。なので、ミドルクラスおよびハイクラスのベースを意識して自分の理想に合うものを選びましょう。まず、ざっくりとした性能の目安です。

カテゴリー目安例
CPU10コア
GPU3070Ti
マザーボードB660
メモリ16GB
SSDM.2SSD1TB
CPUクーラーAS500 Plus
電源1000W
ケース好きもの

次に、実際に組んでみた構成例です。

カテゴリー型番値段(記事作成時点)
CPUCore i7-12700F 12コア(P-core 8(2.1GHz)+E-core 4(1.6GHz)/20スレッド/Sigle P Turbo(4.8GHz)、E Turbo (3.6GHz)/Turbo Boost Max (4.9GHz)/Smart Cache 25MB/TDP65W ※F型番は内蔵グラフィックスは搭載されておりません。46,790円(税込)
CPUクーラーR-AS500-BKNLMP-G (AS500 PLUS)7,520円(税込)
マザーボードROG STRIX B660-F GAMING WIFI24,800円(税込)
ケースZALMAN T8ENSO Black (BFC-ENS-150-KKWGK-RP)MAN T810,480円(税込)
電源TOUGHPOWER GF1 1000W -GOLD- PS-TPD-1000FNFAGJ-119,800円(税込)
メモリーMTC8C1084S1UC48BA1 バルク8,999円(税込)
SSDKMPX3480-1TB10,800円(税込)
GPUNED307T019P2-1046X-G GAINWARD GeForce RTX3070Ti PHOENIX 8GB GDDR6X 256bit 3-DP HDMI98,000円(税込)
合計227,189円

見てもらえると、20万円弱あればとりあえず十分な性能のPCが作成可能だと判断できると思います。20万円程度で問題ないという方は下記の記事も参照してみてください。では、次にハイエンドクラスの性能を見ていきましょう。

https://jisaku-pc-swamp.com/?p=227

ハイエンド、フラッグシップクラスの性能を知る

ハイエンドやフラッグシップクラスを紹介します。金額は度外視して、現在購入できる超良い性能で選んでいます。まず、ざっくりとした性能の目安です。

カテゴリー目安例
CPU16コア
GPU3090Ti
マザーボードZ690
メモリ64GB
SSDM.2SSD2TB
CPUクーラー簡易水冷360mm
電源1200W
ケース好きなもの

次に、実際に組んでみた構成例です。

カテゴリー型番値段(記事作成時点)
CPUCore i9-12900KS 16コア(P-core 8(3.4GHz)+E-core 8(2.5GHz)/24スレッド/Sigle P Turbo(5.2GHz)、E Turbo (4.0GHz)/Turbo Boost Max (5.3GHz)/Smart Cache 30MB/UHD Graphics 770/TDP150W97,790円(税込)
CPUクーラーLS720 R-LS720-BKAMNT-G-121,000円(税込)
マザーボードROG MAXIMUS Z690 HERO76,340円(税込)
ケースCore V51 TG (CA-1C6-00M1WN-03)13,980円(税込)
電源ROG-THOR-1200P53,140円(税込)
メモリーF5-5600J2834F32GX2-TZ5RS by リンクスインターナショナル95,960円(税込)
SSDWDS200T1X0E42,980円(税込)
ビデオカードZTRTX3090TIAMPEXHOLO-24G/ZT-A30910B-10P ZOTAC GAMING GeForce RTX 3090 TI AMP EXTREME HOLO284,800円(税込)
合計685,990円

ハイエンド、フラグシップクラスだと上を考え出したら70万円近くになります。構成によってはもっと高くなるでしょう。ミドルクラスからのアップグレードを検討しているなら、どのパーツをよりハイエンドに近づけていくかという感じで構成を考えてみましょう。

自分の妥協点やこだわりポイント見つけ構成する

次に自分が一番何を重視するのかを決め、自分の妥協点やこだわりポイントを確定させましょう。例えば、以下のような感じです。

  • ゲーム配信・動画配信
    あまり妥協できない。性能はできる限り高く
  • 動画処理
    GPUで妥協しない、メモリ容量は妥協しない
  • ゲーム解像度優先
    GPUはいいものを選ぶ
  • ゲームfps優先
    自分がやるゲームのスペック次第で調整可能
  • 画像処理
    メモリは絶対DDR5

ざっくりですがこんな感じでしょうか。順番は上から、簡単にですが値段が高い(=性能が高い)順です。

【目的別】予算30万円で作るオススメ自作PC構成

予算30万円で、以下の5つに分けてオススメの構成を解説します。

  • ゲーム配信・動画配信
  • 動画処理
  • ゲーム解像度優先
  • ゲームfps優先
  • 画像処理

ゲーム配信・動画配信

配信系はCPUも性能が求められるうえ、映像処理つまりGPUの性能も同時に求められます。配信系の自作PCではかなり良いほうの構成になっています。

カテゴリー型番個数
CPUCore i9-12900F 16コア(P-core 8(2.4GHz)+E-core 8(1.8GHz)/24スレッド/Sigle P Turbo(5.0GHz)、E Turbo (3.8GHz)/Turbo Boost Max (5.1GHz)/Smart Cache 30MB/TDP65W ※F型番は内蔵グラフィックスは搭載されておりません。63,770円(税込)
CPUクーラーLS720 R-LS720-BKAMNT-G-121,000円(税込)
マザーボードROG STRIX B660-F GAMING WIFI24,305円(税込)
ケースSHA-REV22014,278円(税込)
電源HG2-100019,150円(税込)
メモリーF5-6000J3238F16GX2-TZ5RS by OCMEMORY (メモリ設定マニュアル付き)57,310円(税込)
SSDWDS100T1X0E20,980円(税込)
ビデオカードGV-N308TEAGLE-12GD148,500円(税込)
合計368,995円

ハイエンドからの変更点は以下の点です。

  • CPUがOC非対応モデル
  • マザーボードも同様にCPUのOCは非対応モデル
  • 電源は1000W
  • メモリは32GB
  • SSD容量は1T
  • ビデオカードは3080Ti

値段を抑えていくポイントとしては、以下の性能と自分が必要な性能を検討してください。

値段を抑えるポイント
  1. GPUの性能
  2. CPUの性能

動画処理

動画処理はCPUの性能が重要で、次にCPU性能が重要になります。

カテゴリー型番個数
CPUCore i7-12700 12コア(P-core 8(2.1GHz)+E-core 4(1.6GHz)/20スレッド/Sigle P Turbo(4.8GHz)、E Turbo (3.6GHz)/Turbo Boost Max (4.9GHz)/Smart Cache 25MB/UHD Graphics 770/TDP65W48,680円(税込)
CPUクーラーLS720 R-LS720-BKAMNT-G-121,000円(税込)
マザーボードROG STRIX B660-F GAMING WIFI24,305円(税込)
ケースSHA-REV22014,278円(税込)
電源HG2-100019,150円(税込)
メモリーF5-6000J3238F16GX2-TZ5RS by OCMEMORY (メモリ設定マニュアル付き)57,310円(税込)
SSDWDS100T1X0E20,980円(税込)
ビデオカードGV-N308TEAGLE-12GD148,500円(税込)
合計353,905円

ハイエンドからの変更点は以下の点です。

  • CPUがOC非対応モデル&i7にダウン
  • マザーボードも同様にCPUのOCは非対応モデル
  • 電源は1000W
  • メモリは32GB
  • SSD容量は1T
  • ビデオカードは3080Ti

値段を抑えていくポイントとしては、以下の性能と自分が必要な性能を検討してください。

値段を抑えるポイント
  1. CPUの性能
  2. GPUの性能

ゲーム解像度優先

動画処理はCPUの性能が重要で、次にCPU性能が重要になります。

カテゴリー型番個数
CPUCore i7-12700 12コア(P-core 8(2.1GHz)+E-core 4(1.6GHz)/20スレッド/Sigle P Turbo(4.8GHz)、E Turbo (3.6GHz)/Turbo Boost Max (4.9GHz)/Smart Cache 25MB/UHD Graphics 770/TDP65W48,680円(税込)
CPUクーラーLS720 R-LS720-BKAMNT-G-121,000円(税込)
マザーボードROG STRIX B660-F GAMING WIFI24,305円(税込)
ケースSHA-REV22014,278円(税込)
電源HG2-100019,150円(税込)
メモリーKF560C40BBAK2-1622,800円(税込)
SSDWDS100T1X0E20,980円(税込)
ビデオカードGV-N308TEAGLE-12GD148,500円(税込)
合計319,395円

ハイエンドからの変更点は以下の点です。

  • CPUがOC非対応モデル&i7にダウン
  • マザーボードも同様にCPUのOCは非対応モデル
  • 電源は1000W
  • メモリは16GB
  • SSD容量は1T
  • ビデオカードは3080Ti

値段を抑えていくポイントとしては、以下の性能と自分が必要な性能を検討してください。

値段を抑えるポイント
  1. CPUクーラーの性能
  2. マザーボードの性能
  3. 電源容量

ゲームfps優先

動画処理はCPUの性能が重要で、次にCPU性能が重要になります。

カテゴリー型番個数
CPUCore i7-12700 12コア(P-core 8(2.1GHz)+E-core 4(1.6GHz)/20スレッド/Sigle P Turbo(4.8GHz)、E Turbo (3.6GHz)/Turbo Boost Max (4.9GHz)/Smart Cache 25MB/UHD Graphics 770/TDP65W48,680円(税込)
CPUクーラーLS720 R-LS720-BKAMNT-G-121,000円(税込)
マザーボードROG STRIX B660-F GAMING WIFI24,305円(税込)
ケースSHA-REV22014,278円(税込)
電源HG2-100019,150円(税込)
メモリーKF560C40BBAK2-1622,800円(税込)
SSDWDS100T1X0E20,980円(税込)
ビデオカードTUF-RTX3080-O10G-V2-GAMING109,800円(税込)
合計280,695円

ハイエンドからの変更点は以下の点です。

  • CPUがOC非対応モデル&i7にダウン
  • マザーボードも同様にCPUのOCは非対応モデル
  • 電源は1000W
  • メモリは16GB
  • SSD容量は1T
  • ビデオカードは3080

値段を抑えていくポイントとしては、以下の性能と自分が必要な性能を検討してください。

値段を抑えるポイント
  1. CPUクーラーの性能
  2. マザーボードの性能
  3. 電源容量

画像処理

動画処理はCPUの性能が重要で、次にCPU性能が重要になります。

カテゴリー型番個数
CPUCore i7-12700 12コア(P-core 8(2.1GHz)+E-core 4(1.6GHz)/20スレッド/Sigle P Turbo(4.8GHz)、E Turbo (3.6GHz)/Turbo Boost Max (4.9GHz)/Smart Cache 25MB/UHD Graphics 770/TDP65W48,680円(税込)
CPUクーラーLS720 R-LS720-BKAMNT-G-121,000円(税込)
マザーボードROG STRIX B660-F GAMING WIFI24,305円(税込)
ケースSHA-REV22014,278円(税込)
電源HG2-100019,150円(税込)
メモリーF5-5200J4040A16GX2-RS5K by リンクスインターナショナル36,560円(税込)
SSDWDS100T1X0E20,980円(税込)
ビデオカードTUF-RTX3080-O10G-V2-GAMING109,800円(税込)
合計294,455円

ハイエンドからの変更点は以下の点です。

  • CPUがOC非対応モデル&i7にダウン
  • マザーボードも同様にCPUのOCは非対応モデル
  • 電源は1000W
  • メモリは32GB
  • SSD容量は1T
  • ビデオカードは3080

値段を抑えていくポイントとしては、以下の性能と自分が必要な性能を検討してください。

値段を抑えるポイント
  1. CPUクーラーの性能
  2. マザーボードの性能
  3. 電源容量
  4. メモリ容量

予算30万円で購入できるパソコンを買うのもあり

ここまでで「やっぱり自作PCは面倒くさそう」なんて思っている方は、予算20万円で既製品のPCを購入するという選択肢もあります。ここでは予算30万円で購入可能なノートPCとデスクトップPCを紹介します。

既製ノートパソコン参考例

https://shop.tsukumo.co.jp/goods/0406652181010/

ノートパソコンだと普通に使うならディスプレイもある、OSも付属している、キーボードやタッチパッドもあるので十分な性能は用意できそうです。ただ、自分の用途に十分にあっているかは人それぞれ違うので一概にノートで大丈夫とは断言できませんが急ぎで使えるパソコンをという意図では十分にノートでも良いと思います。

既製デスクトップパソコン参考例

https://www.stormst.com/products/detail/1597

デスクトップパソコンだと、この価格帯だとクリエイター向けだとか意図がある構成のものが売られています。自分の必要な用途に適していれば、既製品でも十分かもしれません。

ただ自分の好きなパーツを選んで、自分的にめっちゃコスパのいい30万円PCを用意するなら自作の方がおすすめですよ!

予算30万円だと用途によっては必要十分を満たせる

結論としては「予算30万円だとゲーム・動画配信やゲーム高解像度優先以外の用途では必要十分」な自作PCが作れます。必要に応じて、予算と折り合いをつけながら調整すると良いと思います。ゲーム・動画配信やゲーム高解像度優先で行いたい方は、以下の点で能力不足にならないようにだけ注意して構成してみましょう。

  • ゲーム・動画配信ではCPU、GPU処理の能力不足
  • ゲーム高解像度ではVRAM不足

それ以外は30万でほぼ問題ないと思われる構成なので、自分の用途に合わせて調整してみてください。当ブログでは金額別の構成もまとめているので、もう少し安くしていきたい方はそちらも参考にしてください。

あとは、好きなものを選んでたのしみましょう!