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電動ロードバイクの魅力もっとスマートなものも
電動ロードバイクの魅力もっとスマートなものも
ロードバイクタイプの電動アシスト自転車「YPJ-R」が、ヤマハから誕生した。走行をサポートしてくれる魅力はあるものの、軽さが命のロードバイクにモーターやバッテリーを装着することは、ロードバイクの本質を損なわないのだろうか。そこで、二輪車ならエンジンの有無を問わず目がないライター・増谷茂樹が実際に試乗し、その真意を紐解く。
基本設計やパーツは“正しく”ロードバイク
ヤマハは、電動アシスト自転車を世界で初めて商品化したメーカー。電気モーターで車輪を動かすのではなく、人がペダルを漕いだ力に合わせて“アシストする”というユニークな仕組みを採用した新しい乗りモノだった。1993年に発売された「PAS」初号機の発売から20年以上。その間、電動アシスト自転車は多くのメーカーから発売され、最近では海外でも一大市場を形成している。
そこにヤマハが新たな提案として投入したのが、本格的なロードバイクに電動アシストを組み合わせたYPJ-R。「YPJ」という新しいスポーツ自転車向けのブランドを立ち上げ、“電動アシスト自転車であることを忘れるデザイン”と“所有する喜び”をコンセプトに掲げている。では、実際にロードバイクとしての性能はどうなのか? まずは基本設計と装着されているパーツから見ていこう。
本当に電動ロードバイク?
Image: Orbea
電動自転車を使いたいものの、バッテリーがドーンと出ているデザインに尻込みしている人たちに朗報です。
スペインの自転車メーカーOrbea(オルベア)が昨年発売したGainは、一般的なロードバイクのような見た目ながらも、れっきとした電動自転車。
バッテリーはどこにいったのかというと、ダウンチューブの中に隠されています。
そうすることで、従来の電動自転車とは一線を画すシュッとしたスリムなデザインになりました。
Gainの重量は一般的な自転車とさほど変わらず約13kgで、内蔵バッテリーで走行できる距離は62マイル(約100km)ほど。さらに長距離を楽しみたければ、ボトルケージに収まるバッテリーを追加することもできます。リアハブにモーターを搭載していますが、標準的なチェーンを使えます。
バッテリーの残量はトップチューブにあるボタンのLEDライトの色で確認できますが、ボタンのデザインもシンプル。
ちなみに充電はダウンチューブにあるポートから行なえます。
Gainのトラッキングやルートをアップロードするための専用アプリも用意されています。
価格はエントリーモデルが 2,365ドル(約25万円)、さまざまなオプション込みだと 4,175ドル(約45万円)。
スタイリッシュな電動自転車を求めていた人にはもってこいかもしれませんね。