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給料形態が変わる?
月給制から日払い・週払いへ
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給料形態が変わる?月給制から日払い・週払いへ
月給が一般的だった正社員にも、パートやアルバイトのように働いた数日分を分割して、給料日前に払う動きがじわり広がっている。
利用者には「物入りな月末前に便利」「仕事の報酬感が高まる」と好評。
従業員の離職や人手不足への対策という会社側の狙いもあるようだ。
月給制の定着
月給制は戦後日本、製造業の労働者を中心に根付き始めた。
例えば時代劇などで見る江戸時代、武士の報酬は役職により金額がある程度決められていたものの、月に1度、必ず支給する仕組みではなかった。
働いた対価を通貨で支払う給与制度が登場したのは明治以降。
月給制は一説には1876年の三菱商会(現在の三菱商事)が始まり。
その後広がったといっても、対象となるのは大都市の官僚や大手企業など一部の層どまり。
昭和になっても戦前までは、大半の市民は一定期間住み込みで働き、報酬を受け取る年季奉公。
職人は出来高払いだった。
だから月給制が定着したのは、戦争で社会・経済体制がいったん崩れ、多くの人が毎日、職場に通勤する働き方が一般的になって以降。
月に1度、決まった日に支給されるため月給制ができたことで、毎日稼げるか不安だった人々の暮らしも、給料は月に1度必ず入ると安心できるようになった。
まとめ
ただ月給制は時代遅れなのかもしれない。
正社員といっても将来への不安は大きい。
若者には、今もらえる分を確実に手に入れることで安心感を得たいという心理が高まっている。
日払い、週払いOKという多様な支給方式が、受け入れられる可能性は高い。
実際に私も手渡しでの給料をもらうというのはとてもいいことだと思う。
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