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無過失保険特約を使うと等級は下がる?知らずに使うと損する保険の真実

「相手が100%悪い事故なのに、保険を使ったら等級が下がるって本当?」
この疑問、正直かなり多くの人が勘違いしています。しかもその勘違いのせいで、本来使うべき補償を使わず、数十万円単位で損をしているケースも珍しくありません。
結論を先に少しだけ言うと、無過失保険特約は“使っても等級は下がらない”のが原則です。
ではなぜ「下がる」と言われるのか。ここには自動車保険特有のややこしい仕組みと、営業トークでは語られにくい落とし穴が存在します。


目次

無過失保険特約とは何かを正しく理解する

無過失保険特約の基本的な役割

無過失保険特約とは、自分に過失が一切ない事故であっても、自分の保険会社が相手方との交渉や対応をしてくれる特約です。
本来、過失が0%の事故では「示談交渉」はできません。なぜなら、法律上、過失がない側は損害賠償請求の当事者にならないからです。

ここで多くの人が詰みます。
相手の保険会社が動かない、連絡が遅い、修理が進まない。その間、車は使えない。精神的にも消耗します。

無過失保険特約が発動する場面

・追突された
・信号待ちで後ろからぶつけられた
・駐車中に当て逃げされた
こうしたケースは、基本的に自分の過失は0%です。このときに無過失保険特約が真価を発揮します。


無過失保険特約を使うと等級は下がるのか?

結論:原則として等級は下がらない

無過失保険特約を単独で使う場合、等級は下がりません。
なぜなら、この特約は「事故扱い」ではなく、「サービス扱い」に近い位置づけだからです。

自動車保険の等級が下がるのは、基本的に以下の場合です。
・保険金を支払った
・事故件数としてカウントされた

無過失保険特約は、保険金を支払わず、事故件数にもカウントされない仕組みになっています。

「等級が下がった」と言われる人の正体

それでも「無過失保険特約を使ったら等級が下がった」という話を聞く理由は明確です。
それは、無過失保険特約と一緒に別の補償を使っているからです。


等級が下がるケースの正体

車両保険を使った場合

相手が100%悪くても、修理費を一時的に自分の車両保険で支払うケースがあります。
この場合、車両保険を使った時点で事故扱いになります。

結果として
・3等級ダウン
・事故有係数適用
となり、「無過失保険特約のせいで下がった」と誤解されます。

人身傷害保険・搭乗者傷害を使った場合

ケガをして自分の保険から補償を受けると、内容によっては事故扱いになります。
特に人身傷害保険は、契約内容次第で等級に影響するため注意が必要です。


無過失事故でも保険を使わない方がいいケース

修理費が少額な場合

修理費が10万円〜20万円程度なら、車両保険を使わず実費対応のほうが、長期的には得な場合があります。
等級ダウンによる保険料増加は、3年間で数十万円になることもあります。

相手の対応がスムーズな場合

相手の保険会社が迅速に対応し、修理・代車・慰謝料まで問題なく進むなら、無理に自分の保険を使う必要はありません。


無過失保険特約を使うべき本当のタイミング

相手保険会社が動かないとき

・連絡が遅い
・修理承認が下りない
・代車を出さない
こうした場合、無過失保険特約は強力な武器になります。

精神的な負担を減らしたいとき

事故対応は想像以上にストレスです。
無過失保険特約を使えば、交渉・連絡・調整のほとんどを保険会社が代行してくれます。


「過失0」は誰が決めるのか?

自分が決めるものではない

「自分は悪くない」と思っていても、それがそのまま過失0になるわけではありません。
最終的には、事故状況、ドライブレコーダー、警察の実況見分などをもとに判断されます。

0:100は意外と少ない

追突などの明確なケースを除き、実際には
・10:90
・20:80
となることも多いです。
この場合、無過失保険特約は使えません。


無過失保険特約をつけていない人が陥る地獄

無過失事故なのに
・示談交渉は自分で
・相手は非協力的
・修理が進まない
この状態に耐えきれず、泣く泣く車両保険を使い、等級ダウン。
本来不要だった損失を自分で背負うことになります。

保険は「事故が起きてから後悔する商品」です。
無過失保険特約は、安い保険料で最悪の事態を回避する保険と言えます。


まとめ:無過失保険特約は怖がるほど損をする

無過失保険特約を使っても、原則として等級は下がらない

等級が下がるのは、車両保険など別の補償を使った場合

無過失事故ほど、冷静な保険の使い分けが重要

「相手が悪いのに自分が損をする」
そんな理不尽を避けるために、無過失保険特約の正しい理解は必須です。
知らないまま使わないのが一番のリスク。保険は知識で差がつく世界です。

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