Kensingtonは長年にわたりトラックボール界の王者として支持されてきたブランドであり、その中でもExpert MouseシリーズとSlimBladeシリーズは根強い人気を持つ代表モデル。最新モデルであるExpert Mouse™ TB800 EQは従来のExpert Mouseの進化版として登場し、業務用途からクリエイティブ作業まで幅広い層のユーザーが注目している。一方でBluetooth SlimBlade Proは薄型デザインと独特の操作感が特徴で、コンパクトかつ上品な操作性を求めるユーザーに愛用されている。両者はいずれも高性能トラックボールであるものの、操作感・使いやすさ・機能性には大きな違いがある。ここでは両モデルを徹底比較し、自分に最適な一台を選べるよう詳細に解説する。
Expert Mouse™ TB800 EQの特徴
進化したトラックボール操作性
TB800 EQは直径55mmの大型ボールを採用し、従来機同様に緻密で正確なカーソル制御を提供する。大型ボールは細かな画像編集や表計算のドラッグ操作にも向いており、長時間の作業でも手首をほとんど動かさないため疲労が少ない。さらにEQ(Ergonomic Quality)デザインにより本体形状が見直され、手のひら全体で包み込むような安定した操作が可能になった。
物理スクロールリングの強化
Expert Mouseといえばスクロールリングが象徴的だが、TB800 EQではリングの質感と回転精度が調整され、わずかな力で滑らかにスクロールできる。また、スクロール量が一定で指に引っかかりが起きにくく、細かい上下移動が必要な作業に適している。
多様な接続方式
TB800 EQはUSB有線・2.4GHzワイヤレス・Bluetoothの3方式に対応しており、環境に合わせた接続ができる。遅延の少なさを重視するユーザーは2.4GHz、有線派はUSB、モバイル利用にはBluetooth、と柔軟に切り替え可能。電源は内蔵バッテリーで、長時間駆動が可能な点も魅力的。
デザインと安定感
大きめの筐体と低重心設計により、操作中に本体が動きにくく安定感が高い。机上で固定されるため、重たいボールを力強く操作するシーンでもズレが起きない。プロ用途で求められる安定感を備えていることが特徴。
Bluetooth SlimBlade Proの特徴
薄型かつスタイリッシュなデザイン
SlimBlade Proは独自の薄型ボディが特徴で、デスク上の圧迫感が少なく、美しい外観が魅力となっている。薄型ながら安定感は確保されており、操作時に本体が動きにくい工夫がされている点も評価されている。
トラックボールとスクロール操作の一体化
SlimBladeシリーズ最大の特徴は、ボールを回転させることでスクロール操作ができる独自方式。縦横への移動だけでなく、ボールの回転軸を利用するため、従来のホイール式とは異なる操作感が得られる。慣れるまでは独特だが、馴染むと非常になめらかな操作性となる。
BluetoothとUSB-C対応
SlimBlade ProはBluetoothに加えてUSB-C有線でも利用できる。バッテリーは内蔵で長時間使用に耐え、持ち運び用途にも向いている。無線接続の安定性も高く、多様なデバイスとスムーズに連携できる。
静音性の高い操作感
ボールの回転が非常に静かで、深夜作業や静かな空間での業務でも周囲を気にせず作業ができる。クリック感も控えめで、手に触れたときの感触が非常に軽く、快適に操作し続けられる。
Expert Mouse™ TB800 EQとSlimBlade Proの主な違い
操作感の違い
TB800 EQは大型ボール・スクロールリングという伝統的な構成で、非常に直感的で扱いやすい。一方SlimBlade Proは独自の回転スクロール方式で自由度が高く、慣れれば高速操作が可能になる。初心者はTB800 EQの方が扱いやすい傾向がある。
作業に適した用途
TB800 EQは正確なカーソル制御を求める業務用途(動画編集、画像編集、CADなど)に向いている。SlimBlade Proはブラウジングや文書作成、軽いクリエイティブ作業に適しており、操作の快適さと楽しさを重視するユーザー向け。
サイズと設置スペース
TB800 EQは大型でスペースを必要とするが、その分安定性が高い。SlimBlade Proは薄型で省スペースのため、デスク面積が限られた環境でも使いやすい。
操作時の姿勢と疲労
TB800 EQは手のひら全体でボールを扱うため、力を入れずに操作できて疲労を軽減する。一方SlimBlade Proは指先での繊細な操作が多いため、軽いが細かな動作が増えやすい。
カスタマイズ性
TB800 EQはKensingtonWorksで4ボタンを効率的にカスタマイズでき、業務特化の設定が組みやすい。SlimBlade Proも同様にカスタマイズ可能だが、ボール回転操作が中心となるため、ショートカット活用の幅はTB800 EQのほうが広い。
どちらを選ぶべきか
業務での精密作業が中心のユーザー
TB800 EQの大型ボールとスクロールリングの組み合わせは正確性が高く、誤操作も起きにくい。クリエイターや事務職で大量操作するユーザーに向いている。
操作感やデザイン性を重視するユーザー
SlimBlade Proを選ぶと独自のスクロール操作がクセになるほど快適で、デスク全体の見た目も美しく整う。ブロガー、ライター、Web作業中心のユーザーに人気。
デスクスペースの有無で選ぶ
広いデスクならTB800 EQ、狭いデスクや持ち運び用途があるならSlimBlade Pro。
まとめ
Kensington Expert Mouse™ TB800 EQとBluetooth SlimBlade Proはどちらも高性能で魅力的なトラックボールだが、用途と好みによって向き不向きが大きく変わる。TB800 EQは安定した大型ボール操作と精密なスクロールリングで業務用途に向き、長時間の作業でも疲労が少ない。一方SlimBlade Proは薄型デザインと独自の回転スクロール方式が特徴で、操作そのものを楽しめる快適さがある。どちらを選んでも作業効率は大きく向上するが、自分の作業スタイルとデスク環境に合うモデルを選ぶことで、その性能を最大限に活かせる。

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