レアル・マドリーは31日、ジネディーヌ・ジダン監督が急きょ会見を開き、辞任の意を表明した。
ジダンレアル・マドリード監督辞任理由は?
ジダン監督は2016年1月4日にマドリーの指揮官に就任。
選手としても在籍したR・マドリーで、スター軍団をまとめ上げ、チャンピオンズリーグでは前人未到の3連覇を達成。
リーガ・エスパニョーラでは就任2シーズン目の16-17シーズンに5年ぶりの優勝に導いた。
また、FIFAクラブワールドカップでも2016年から2連覇を成し遂げていた。
ジダン監督は会見で「私は来シーズン、レアル・マドリーで続けない決断を下した」と辞意を表明。
そして「このチームは勝ち続けなければいけない。3年が経ち、変化が必要だと感じた」と辞任に至る理由を語っている。
詳細
2016年1月に、解任されたラファエル・ベニテスの後釜としてレアル・マドリードの監督に就任。
初陣となった9日のデポルティーボ・ラ・コルーニャ戦ではギャレス・ベイルのハットトリックを含む5-0で勝利。
レアルの監督となって初となるUEFAチャンピオンズリーグの試合ではクリスティアーノ・ロナウドやヘセ・ロドリゲスのゴールでASローマに2-0で勝利した。
4月2日にカンプ・ノウで行われたエル・クラシコでは2-1で勝利。
5月28日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ 2015-16 決勝では、アトレティコ・マドリードをPK戦の末に下し、優勝を達成。
この優勝で、史上7人目となる選手・監督の両方でUEFAチャンピオンズリーグ(旧チャンピオンズカップも含む)優勝を達成した人物となった。
2016年11月2日のUEFAチャンピオンズリーグ、レギア・ワルシャワ戦で監督として100試合を達成。
クラウディオ・ラニエリ(レスター・シティFC)、フェルナンド・サントス(ポルトガル代表)とともにFIFAより年間最優秀監督の最終候補に選出。
リーガ15節のデポルティーボ・ラ・コルーニャ戦での勝利により連続無敗記録を35試合とし、クラブ記録を樹立。
その後も無敗記録を40試合に伸ばしてFCバルセロナが保持していたスペイン記録を更新。
2016-2017シーズンは、過密日程も考慮してローテーションを敷いて選手の体調管理に気を配り、欠場を嫌うことで有名なエースのFWロナウドですら例外なく休養を与えた。
その結果、大事なシーズン終盤戦でもチームは息切れすることなく、リーグ戦を逃げ切り、2011-2012シーズン以来、5年ぶりのプリメーラ・ディビシオン優勝に導いた。
その勢いのまま史上初の二連覇を目指すUEFAチャンピオンズリーグでも勝ち進み、決勝戦の相手は奇しくもジダンの古巣ユヴェントスFCであったが、4-1で勝利し、UEFAチャンピオンズリーグ改称後初の二連覇という快挙を成し遂げた。またレアル・マドリードは1957-58シーズン以来、59年ぶりの二冠達成。
同年、オンズドール年間最優秀監督賞、FIFA最優秀監督賞を受賞した。
2017-18シーズンは国内ではスーペルコパ・デ・エスパーニャを制した。
だが、コパ・デル・レイでは準々決勝で敗退し、リーグ戦では3位であった。
しかし、UEFAチャンピオンズリーグでは3年連続で決勝に勝ち進みリヴァプールFCを下して優勝。
これにより、チームが持つ大会最多優勝回数を更新し、大会初の3連覇。
2017-18シーズンをもって監督を退任。
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