こんにちはTac^^です。
今日はちょっと気になったのでハンコ注射について調べてみました。
ちなみに自分はハンコ注射を受けていません。
以前、はんこ注射はツベルクリン検査という検査を行い、注射を受けるかを判断していました。
はんこ注射のやり方とは?
BCGは普通のワクチンとやり方が異なり、専用の器具を使って、皮膚にはんこを押すように接種します。
このため、BCGははんこ注射やスタンプ注射と呼ばれることがあります。はんこ注射の基本的な手順は次の通りです。
接種部位について
注射する場所は上腕外側のほぼ中央部です。
この場所は薬事法によって決まっていて、それ以外の場所に打ってはいけないこととなっています。
その理由は腕以外の場所に打つとケロイド化してしまいやすくなるためとされています。
特に肩の周辺に打った場合はケロイドが起こりやすくなります。
はんこ注射の流れ
・接種部位の消毒をする
接種する部位をアルコールで消毒する。
アルコールが乾く前にBCGの溶液を垂らすとBCGが死滅してしまう可能性があるため、乾いてから接種します。
・BCGを腕にたらす
消毒液が乾いたら、BCGの溶液をうでにたらし、塗り広げます。
・上から落しつける
接種部位の筋肉を緊張させ、溶液を塗った上から専用の器具で上から強く押し付けて、接種します。
接種は腕に2箇所打ちます。
押し付ける時はかなり強く押すため、器具の円形の跡が腕にのこりますが、時間とともに消えていきます。
針で刺した部分はうっすらと赤くなります。
接種した後はどうする?
接種後は普段通りの生活をしても大丈夫ですが、激しい運動などは避けるようにしましょう。
接種部位に異常があった場合や体調が悪くなった場合はすぐに医師に相談するようにしましょう。
注射をした当日や次の日に外出してはいけないということはありませんが、赤ちゃんは注射によるストレスを感じてるので、出来る限り家で安静にしている方がいいですね。
遠くへの外出などは避け、何かあったときでも、すぐに病院にいけるようにしておくと安心です。
接種当日にお風呂に入ってもいい?
お風呂は接種当日に入っても問題ありません。
お風呂で体の汚れを落とす場合はお湯で流すだけにして、接種部に石鹸やシャンプーがあたらないように注意してください。
また、接種部をかいたり、こすったりしないように気をつけましょう。
患部は他の菌が入らないように清潔に保ち、かさぶたになった場合も無理にはがさないようにします。
はんこ注射の当日にお風呂に入ってOK〇注意点
- 接種部に石鹸等をあてない
- 接種部はお湯で流す
- かいたり、こすったりしない
副作用はある?
BCGは毒性を弱めた結核菌を体内に接種するため、接種した後に副反応がでる場合があります。
はんこ注射を受けた時は接種部位が赤く腫れたり、脇のリンパ節が腫れるなどの副作用がおこることがあります。
通常は皮膚が赤くなったり腫れたりする程度で、重度の副反応がでることはあまりありません。
10日以降の腫れは正常な反応
接種してから10日ほどたってから赤いポツポツや膿がでてくるのは正常な反応です。
接種した当日から10日以内に腫れたり、膿がでてきた場合はコッホ現象の疑いがあるのでお医者さんの診察を受けるようにしましょう。
どんな副作用が現れるの?
BCGを受けた後に起こる主な副作用について紹介します。
赤くプツプツと腫れる
はんこ注射をした後に患部が赤く腫れることがありますがこれは正常な反応です。腫れるのが10日以内など早くに変化がある場合は注意が必要です。
脇の下のリンパが腫れる
米粒程度に腫れるのは正常な反応ですが、直径が2〜3cmを超えるように大きくなっている場合は医師に相談するようにしましょう。
発熱
発熱はBCGの副作用として起こることはほぼないとされるため、注射でのストレスや、風邪などの可能性があります。
コッホ現象って何?
コッホ現象とはすでに赤ちゃんが結核に感染していた場合に起こります。
症状としてははんこ注射をした後、通常よりも早く接種部が腫れたり、膿んだような状態になる現象です。
接種してから10日以内に腫れたり、膿が出る、かさぶたになる場合はコッホ現象の疑いがあります。
このような症状が見られた場合は、早めに医師に相談するようにしましょう。
はんこ注射はいつするの?
はんこ注射で結核の予防接種はこれまで生後6ヶ月に至るまでとされていましたが、2013年からは生後1歳に至るまでに変更されました。
一般的には生後5ヶ月〜8ヶ月に接種するのが推奨されています。
結核の発生状況によってはそれ以上に早い段階で予防接種をすすめられることもあります。
BCGは生ワクチンのため次の予防接種を受けるまでに4週間以上間隔を開ける必要があります。
ハンコ注射がある人とない人の違い
ツベルクリン検査とは・・・
これまでに結核にかかったかを調べる検査です。検査の結果、反応がなかった陰性者のみがハンコ注射を受けることとなっていました。
陰性の場合は、結核に対する免疫がないと判断され、結核の免疫をつけるためにハンコ注射を打つこととなります。
ハンコ注射をしてない理由は、ツベルクリン検査で陽性反応が出たためなんですね。
また、ハンコ注射の接種時期は
- 幼児期
- 小学生期
- 中学生期
の合計3回となっていました。
そのため、現在ハンコ注射を受けてない方は、この3回受けるツベルクリン検査に全てパスしたということになります。
その他のハンコ注射をしてない理由としては、ハンコ注射の跡が時間とともに薄れてきたことが考えられます。
ハンコ注射は幼少期に受けるため、そもそも受けたこと自体を忘れてしまっていることもあります。
そのため、ハンコ注射をしてたとしても、跡がないので、自分は受けてないと思い込んでる可能性が考えられます。
ハンコ注射をしてない人の理由
- ハンコ注射を受けるかを決める検査にパスした
- 過去に打ったが時間がたって跡が消えている
はんこ注射は受けてなくても大丈夫?
ハンコ注射が、結核の予防接種なのであれば、大人になってからも打ったほういいのでは?と思いますよね。
しかし、成人になってからはんこ注射を打った場合の効果は、認められていません。
その理由は、はんこ注射は結核の重症化を防ぐ目的で作られており、重症化しやすい乳幼児に打つことで意味があるからです。
そのため、大人になってからはんこ注射を打つことは推奨されていません。
現在はツベルクリン検査はしていない!?
2005年の法改正によってハンコ注射の接種時期は生後6ヵ月未満の1回となり、ツベルクリン反応での検査も省略されました。
ツベルクリン検査がなくなった理由は、
- 結核の患者数が減ってきた
- 結核でないのに陽性反応が出る人がいる
- 手間がかかるなど
など。
さらに、2014年以降にも改正があり、現在では
接種時期は生後1年未満 (推奨時期は5~8ヵ月)
とされています。
接種時期が変化している理由は、乳幼児の予防効果を高めたり、乳幼児に摂取するワクチンが増えたことが原因です。
近年は乳幼児期に特に受ける予防接種が増えたことで、すべてのワクチンを接種できるようにするために 接種時期が変化しています。
ハンコ注射の移り変わり
2005年まで
ツベルクリン反応で検査
陰性者のみBCG接種
回数は幼児期、小学、中学の3回
2005年以降
ツベルクリン反応検査は省略
接種時期は生後6ヵ月未満の1回
2014年以降
接種時期は生後1年未満
(推奨時期は5~8ヵ月)
はんこ注射の跡が気になる!大人になったら消える?
腕に残ったはんこ注射の跡って結構気になりますよね。
くっきり残った跡は目立ちますし、消したいと思う方もいることでしょう。
というか、そもそも腕に跡があるのが謎ですよね 笑。
いつのまに、こんな注射したんだ!?なんの意味があるんだ?
と思う方も多いかと思います。
続いては、
- はんこ注射の跡は大人になれば消える?
- 跡を消す2つの方法
- はんこ注射を打つ意味とは?
について紹介します。
はんこ注射の跡は大人になれば消える?
はんこ注射の跡が大人になってからも残るかを
結論から言えば・・・
人によって違います。
跡が残る人もいれば、残らない人もいます。
なんとも、微妙な答えですね 笑。
ただ、はんこ注射の跡は幼いときに打った方が跡が残りずらいと言われています。
そのため、打った時期が早い人は大人になったら消える可能性は高いと考えられます。
はんこ注射の跡を消す2つの方法は?
はんこ注射を消す方法には次の2つの方法があります。
時を重ねる
皮膚は時間とともに、古いものから新しいものへと、入れ替わります。そのため、時がたつにつれ傷あとはうすくなります。
時間はかかりますが、お金はかからない方法ですね。なにもしてないので、方法とは言えないかとしれませんが 笑。
跡が少し気になるな〜という程度であれば、そのままにしておくのがいいと思います。自然体が一番です。
形成外科、美容形成外科に行く
どうしても、跡が気になって嫌!というかたは、形成外科や美容形成外科に行くという方法があります。
美容形成外科では保険が適用されませんが、形成外科は適用される場合があります。
そのため、まずは形成外科でカウンセリングを受けてみることをおすすめします。
その他の方法
これは方法というか、ただ考え方を変えるだけです。
それは、気にしないことです。
自分が気にしてたとしても、案外他人というのは自分のことを見ていないんですよね。
例えば、今日すれ違った人の顔ってどれだけ覚えてるでしょうか。正直僕は1人も覚えてません。すれ違った人はおそらく100人はいると思うんですけどね 笑。
人が一番興味があるのは自分なんですね。
人というのは、他人のことをそれほど見てるわけではないんです。例え、見てたとしてもすぐに忘れます。
なので、はんこ注射の跡も気にしない、という方法もありだと思います。
治療すればお金もかかりますからね。考え方を変えるだけで悩みが1つなくなるなんて、すごいことだと思います。
はんこ注射をする意味とは?
はんこ注射は要は結核の予防接種です。
そのため、はんこ注射は結核を防ぐという点で意味があります。
赤ちゃんの頃にはんこ注射によるBCGワクチンの接種をすることで、結核の発症の52%~74%程度を防ぐことができるとされます。
また、重い髄膜炎や全身性の結核に関しては64%~78%程度を予防できるとされます。
このように、はんこ注射は結核等の病気にかかるのを防ぐために行われます。
結核は赤ちゃんや小さな子供がかかると重症化するため予防接種は受けて置く方がいいですね。
また、はんこの形にすることでBCGワクチン接種を行った際に、接種箇所の炎症や、潰瘍を軽減する効果があるとされています。
はんこ注射とは?
はんこ注射とは、BCGワクチン接種をする際の注射方式のこと。
はんこ注射は注射方式のことですが基本的にBCGワクチン接種で用いられるため、はんこ注射=BCGワクチン接種という認識がされています。
BCGワクチン接種は結核という病気の予防のために行われる予防接種です。
注射跡がなぜあのような形になるのかというと、特殊な器具を使って接種をするためです。
BCGワクチン接種では直径2cmほどの丸い円の中に9本の針がある器具を使います。
それを腕などにスタンプのように押し付けて行うことから、はんこ注射やスタンプ注射とも呼ばれています。
この方法のことを管針法ともいい、主に腕に注射を行います。
はんこ注射では注射した部分に9つの注射跡が残るのが特徴です。
注射の跡はしばらくすると赤くなり、時間が経つと目立たなくなっていきます。
ハンコ注射は痛いの?
はんこ注射は9本もの針を注射するのでとても痛そうですよね。
過去の記憶がある人の中には痛かったとの意見があります。
はんこ注射を受けたら泣く子や泣かない子もいるので痛みの感じ方には個人差があるのかもしれません。
赤ちゃん自身が痛いと言葉で発する訳ではないので、実際にどのていど痛いものなのかは分かりませんね。
1歳未満に受けるものなので覚えている人自体少ないのではと思います。
ただ、注射ですのでやはり痛いのではないかと思います。
ネットの声
ぐりぐりやられて痛かった針よりもお医者さんのおさえる力が強くて痛い
学校で受けたけどめちゃくちゃ痛かった
痛かった覚えがない
痛い人と痛くない人がいたり、おさえる力が痛いとの意見もありました。全体的にみると痛いと言っている人が多く感じました。
そもそもなんでハンコ形なの?
そもそもBCG予防接種ではなぜはんこ型の注射をするのでしょうか?
わざわざあんな針がたくさんある恐ろしい形にしなくても・・・と思うかもしれませんが、実は、はんこ型であるのにはちゃんとした意味があるんですね。
BCGは当初、皮内注射で接種していましたが、接種部位に腫瘍などが頻繁に発生する問題がありました。
BCGは溶液が濃いため、皮膚深くに注射してしまうと局所反応が起こりやすくなってしまいます。
そこで、開発されたのが、はんこ注射です。
はんこ注射は9本の針がついた円柱形となっています。
針を複数にすることで注射箇所が分散すること、また、周囲にある円形の外枠によって針が刺さる深さを抑えることから、局所反応を防ぐことができるようになりました。
このようにはんこ型なのは注射を受ける人への影響を最小限に抑えるためだったんですね。
ちなみに、はんこ注射に使われる専用の器具の名前ははディスポBCG接種用管針もしくはディスポ管針といいます。
はんこ注射の跡が消えた!?抗体はちゃんとついたの?判断方法と対処法
はんこ注射を打った後に跡が消えた!?
はんこ注射をすると普通は副反応として、接種箇所が赤くなる現象がおきます。
そのため、跡が消えた場合は抗体が反応していない場合があります。
しかし、はんこ注射の反応はある程度の期間がたってから現れるので、正常な場合でも跡がなく、赤くならない場合もあります。
跡は消えてもまた出てくる場合がある
跡が消えたとしても2〜3週間経つと現れることがあるので、焦らずに経過を見ることが大切です。
その後に正常な反応が見られれば問題はありません。
はんこ注射では基本的に反応が現れるのは10日以降であり、10日を過ぎると接種箇所は赤くポツポツと腫れ、小さな膿が出てきたりします。
逆に10日以内(2~3日目が多い)に赤く腫れるなど、反応が早すぎる場合はコッホ現象である可能性があるため、お医者さんに相談するようにしましょう。
コッホ現象はすでに結核に感染していた場合に洗われる現象です。
・跡は一度消えても出てくることがある・反応が現れるのは通常10日以降・2~3週間後に現れることもある
・早期の反応はコッホ現象の可能性がある
2〜3週間たっても反応がないときは?
それでは、2〜3週間たっても反応が現れない場合はどうすればいいのでしょうか?
反応が現れなかった場合は、以下の3つの可能性が考えられます。
・免疫はついているが反応しなかった
・生まれつき免疫がつかない体質だった
念のためお医者さんに相談する
反応がない場合でも抗体はついてる可能性はありますが、2~3週間たってもなんの反応もなかったときは、念のためお医者さんに相談しておくと安心です。
反応が現れない場合は抗体がちゃんとついたのかを確認するための検査をします。
はんこ注射の反応を調べるにはツベルクリン反応という方法を用います。
昔は小学校などて結核の感染を確認するために使われていた方法です。ツベルクリン反応による検査は小児科で行ってくれます。
その他、結核の感染を調べる方法としてはQFT検査、胸部X線検査、淡の検査などもあります。
はんこ注射後の跡の経過
はんこ注射は打ってから数ヶ月後に腫れが目立ち始めるのが特徴です。腫れはかなり酷くなりますが、これがBCGの正しい反応となります。
・2〜10日後注射の跡が少し赤みを帯びてきます。(この期間内に赤くはれたり、膿が出てきた場合はコッホ現象の可能性がありますので、医師に相談するようにしましょう。)・10日後~1ヵ月後程度注射の跡が赤いプツプツになり、小さな膿がでてくることもあります。・1ヵ月後〜2ヶ月後赤い点が現れ数日程度で徐々におおきくなっていきます。この時期に赤みが最も強くなり、ブツブツが大きくなります。小さな膿が出てくることもあります。針の後が膨らんできてかさぶたになっていきます。膨らんだ患部は絆創膏などで覆うことはせず清潔に保つようにします。
・3ヵ月後〜4ヶ月後
少しずつ患部の反応が弱まっていきます。かさぶたがとれると、跡がきれいに残ります。
上の流れは結核に対する免疫ができている正常な過程です。
逆にはんこ注射をした後にすぐ傷口が治ってしまった場合は、きちんと結核の免疫ができなかった可能性があります。
その際はツベルクリン反応で免疫がついているかを確認したり、再度BCGの打ち直しをしてくれる場合もあります。
大人ははんこ跡で年齢がわかる?
大人の方の中にはBCGとは別の跡がある方もいるようです。
昔は天然痘と呼ばれるウイルスが存在しており天然痘への感染防止のための予防接種をしていました。
天然痘は疱瘡(ほうそう)や痘瘡(とうそう)とも呼ばれました強い致死率をもっているウイルスです。
その後WHOが天然痘ウイルスの撲滅根絶に成功し1980年に天然痘撲滅宣言が行われました。
日本でもすでに天然痘の根絶が確認されていたため、1976年以降、それまで義務と接種義務のあった天然痘ワクチンの接種である種痘が廃止されました。
このようなことから種痘のあとがあるかどうかで年齢がわかるとされています。
そもそも結核ってどんな病気?
結核は昔の病気というイメージがありますが、現在の日本でもかなりの感染者がいて、毎年約18000人の患者が増えているとされています。
結核は日本で起こる感染症のひとつで、結核菌という細菌が体の中で増え、増殖した場所でさまざまな症状がでる病気です。
日本で肺で起こる結核は、肺結核が全体の8割をしめています。
肺結核は肺の中に結核菌が入ることで、せきやたん、呼吸困難などの症状がおこります。
また、結核菌は肺以外の場所にも移動することがあるため、からだのいろいろな場所で病気が起こることもあります。
結核の予防に使われるBCGワクチンとは?
BCGワクチンは結核菌の培養を繰り返して作成された結核のためのワクチンのことです。
このBCGワクチンを体内へ入れ結核に対する抗体をつくるため、はんこ注射によってBCGワクチンの接種が行われます。
BCGは定期接種
BCGは定期接種とされ、国が乳幼児に対して接種することを強く進めているものです。
定期接種では病気の種類や接種時期が決められていおり、期間内であれば費用は無料となっています。
BCGは結核を防ぐための大切な予防接種となっています。
日本はいまだに結核にかかる患者が多いことからもできるだけ受けておく方が良いですね。
まとめ
ハンコ注射は結核の感染を防ぐための予防接種
ハンコ型になっているのは副作用を防ぐため
はんこ注射をしてない人の理由は、
- はんこ注射を受けるかを決める検査に3回ともパスした
- 薄れて見えなくなった
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