MacBook Proや最新iPhone、WindowsノートPCなど、複数デバイスを同時に高速充電できるUSB-C充電器を探している人にとって、「CIO NovaPort DUOⅡ 120W」はまさに理想的な選択肢だ。CIOが独自に開発した「NovaEngine」と「NovaIntelligence」を搭載し、世界最小級サイズながら単ポート最大100W出力、2ポート合計120Wのパワフルな性能を誇る。この記事では、その特徴、使い勝手、デザイン、発熱、対応機種などを徹底的にレビューする。
CIO NovaPort DUOⅡ 120Wの基本スペックと特徴
最大出力120Wの高性能充電設計
CIO NovaPort DUOⅡは、USB-Cポートを2基搭載し、単ポート使用時には最大100W出力が可能。MacBook Pro 16インチや高性能WindowsノートPCも余裕でフルスピード充電できるスペックだ。2ポート同時使用時は、ポートごとに自動で最適な電力配分を行い、合計最大120Wの同時急速充電を実現している。
この自動配分を支えるのがCIO独自技術「NovaIntelligence」。接続デバイスの電力要求をAI的に解析し、最も効率的な電流バランスを保つため、デバイス間の電力干渉を最小限に抑えつつ、安定した急速充電を可能にしている。
NovaEngineによる高効率化と発熱抑制
内部回路に搭載された「NovaEngine」テクノロジーは、電力変換効率を極限まで高めるCIO独自設計。一般的なGaN(窒化ガリウム)充電器に比べても、放熱効率が非常に優れており、長時間使用しても温度上昇が緩やかだ。特にノートPC充電中など高負荷時でも、触って「少し暖かい」と感じる程度で収まる。この冷却性能の高さは、CIO製品ならではの強みといえる。
世界最小級サイズで持ち運びが快適
120Wクラスの充電器としては驚異的なコンパクトサイズを実現。手のひらに収まるほど小さく、重さも約200g前後に抑えられている。MacBook純正アダプターと比較すると、体積で約半分。出張や旅行、カフェでの作業時にも邪魔にならず、バッグのポケットにすっきり収まる。折りたたみ式プラグ採用で、携帯性にも抜群の配慮がなされている。
デザインと質感のレビュー
高級感あるマットブラック仕上げ
今回レビューしたモデルは「ブラック」カラー。マットな質感が指紋を目立たせず、上品な印象を与える。角の取れたスクエアデザインで、どんなデスクにも馴染む落ち着いた雰囲気。正面には2つのUSB-Cポートがシンメトリーに配置されており、視覚的にもバランスが良い。
LEDインジケーターの控えめな光り方
通電中に小さく光るLEDランプは、夜間でも眩しすぎず、視認性に優れている。光の色で状態を判断できるよう設計されており、シンプルながら機能的。CIOのデザイン哲学が細部まで感じられる仕上がりだ。
充電性能の実測レビュー
MacBook Pro 16インチも100Wフルスピード充電
単ポート利用時には100W出力をフルに発揮。実際にMacBook Pro 16インチを接続したところ、純正アダプターとほぼ同等のスピードで充電が進行した。高出力が安定して供給されるため、動画編集やグラフィック処理中など負荷の高い作業でも電池残量が減りにくい。
iPhone 17やGalaxyなどスマホも超急速充電
PD 3.1/PPS規格に対応しているため、最新iPhone 17やGalaxy S24シリーズなども最適な電圧で充電可能。iPhoneの場合、約30分で50%以上回復するほどのスピードを実現。2台同時に充電しても出力が極端に落ちることはなく、タブレットやスマートウォッチを並行で使う際にも重宝する。
充電分配の自動最適化テスト
2ポートを同時使用した際、接続順に応じて自動で電力バランスが変化。たとえば、MacBook Pro(100W)とiPhone 17(20W)を接続した場合、MacBookには約90〜95W、iPhoneには20W前後が割り当てられ、合計出力はほぼ120W前後で安定。AI制御のNovaIntelligenceが効果的に働いていることが確認できた。
対応デバイスの豊富さ
MacBook Pro、MacBook Air、iPad Pro、Surface、Dell XPS、Lenovo ThinkPadなどのノートPCから、iPhoneシリーズ、Galaxy、Pixel、Xperiaといった主要スマートフォン、さらにはiPad、Switchなど幅広いデバイスに対応。PD対応ケーブルさえ用意すれば、ほぼすべてのUSB-Cデバイスを最速で充電できる万能設計だ。
発熱と安全性の検証
GaN採用による高効率化に加え、NovaEngineが熱制御を担うことで、発熱は極めて低い。安全性面では、過電流保護、過電圧保護、短絡防止、温度保護など多重保護回路を搭載。CIO製品は国内電気用品安全法(PSE)にも準拠しており、長期間使用しても安心だ。
また、CIOのサポート体制は国内メーカーとして高評価。初期不良時の交換対応もスムーズで、保証面でも信頼できる。
実際の使用感と利便性
出張や旅行時にこれ1台でスマホ・ノートPC・タブレットを同時にカバーできるのは非常に便利。充電器を複数持ち歩く必要がなく、荷物が大幅に軽くなる。ケーブルを挿すだけで自動的に最適出力に切り替わるため、設定の手間もない。
さらに、折りたたみプラグのため収納時に他の機器を傷つけない点もポイント。カフェでのノマド作業や新幹線での利用にも最適なモバイル充電ソリューションといえる。
他社製品との比較
同クラスのAnker 737 Charger(120W)やUGREEN Nexode 140Wと比較すると、CIO NovaPort DUOⅡはサイズ・重量ともに一回り小さい。最大出力こそ120Wだが、2台同時充電時の安定性ではCIOの方が優れる印象。NovaIntelligenceによるAI電力分配の恩恵で、負荷変動にも強い。デザイン面でも日本メーカーらしい繊細さが光る。
メリット・デメリットまとめ
メリット
- 単ポート最大100W出力
- 合計120Wで2台同時急速充電可能
- 世界最小級・超軽量デザイン
- NovaEngineによる高効率・低発熱設計
- 幅広いデバイスに対応
- 折りたたみ式プラグで持ち運び便利
デメリット
- USB-Aポート非搭載(C to Aケーブル利用で対応可能)
- 高出力時にわずかに温度上昇
- 同時充電時は最大出力が分配されるため単ポート100Wにはならない
CIO NovaPort DUOⅡはどんな人におすすめか
・MacBookやWindowsノートPCを持ち歩くビジネスパーソン
・スマホ、タブレット、ノートPCを1つの充電器でまとめたい人
・出張・旅行で荷物を減らしたい人
・安全性と信頼性を重視するユーザー
特に、最新MacBook Proを使用しているユーザーにとって、純正アダプターよりも軽量・コンパクトで、同等以上の性能を発揮する点は大きな魅力となる。
よくある質問(FAQ)
Q1:CIO NovaPort DUOⅡはPPSに対応していますか?
A1:はい、PD 3.1/PPS規格に対応しており、GalaxyやPixelなどのPPS対応デバイスも最適な電圧で充電可能です。
Q2:iPhone 15/16/17シリーズを急速充電できますか?
A2:可能です。最大27WのPD急速充電に対応しており、約30分で50%以上の充電ができます。
Q3:2ポート同時充電時に出力はどのように分配されますか?
A3:自動的に電力が最適配分され、合計最大120Wとなります。例えば、100W+20Wや60W+60Wといった組み合わせが可能です。
Q4:海外でも使用できますか?
A4:100-240V対応なので、海外旅行や出張でも変換プラグさえあれば問題なく使用できます。
Q5:どのケーブルを使えばよいですか?
A5:高出力の充電を行う場合は、E-Marker付きの100W対応USB-Cケーブルを使用してください。
Q6:発熱が心配ですが大丈夫ですか?
A6:NovaEngineによる放熱効率が高く、長時間使用でも安全温度内に収まる設計です。
まとめ
CIO NovaPort DUOⅡ 120Wは、「コンパクト・高出力・高効率・安全性」をすべて兼ね備えた次世代充電器だ。単ポート最大100W、2台同時合計120Wの圧倒的な性能を、手のひらサイズで実現している。
ノートPCからスマホ、タブレットまでマルチデバイスを快適に充電でき、特に持ち運びやすさを重視する人には最適な選択肢といえる。
「これ1台で、すべてを速く・安全に充電する」――そんな理想を体現したCIOの技術力を、ぜひ手に取って体感してほしい。

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