Googleサーチコンソールで「URLがインデックス登録されませんでした」や「クロール済み – インデックス未登録」と表示されると、不安になりますよね。せっかく時間をかけて作ったページが検索結果に出ないのは大きな損失です。しかし、焦る必要はありません。インデックス登録が失敗するのには明確な理由があり、正しい手順で改善すれば再びGoogleに認識させることが可能です。この記事では、サーチコンソールでインデックス登録に失敗した場合の原因と、確実に改善するための具体的な方法を徹底的に解説します。
サーチコンソールで「インデックス登録に失敗」とは?
まず理解しておきたいのは、Googleサーチコンソールの「インデックス登録」とは、あなたのサイトのページをGoogle検索結果に掲載するための審査・登録プロセスです。
登録が失敗した場合、ページは検索結果に表示されません。つまり、どれだけ質の高い記事を書いても、Googleに認識されなければアクセスはゼロのままです。
インデックス登録に失敗する主なメッセージは以下の通りです。
- 「クロール済み – インデックス未登録」
 - 「検出 – インデックス未登録」
 - 「送信URLにnoindexタグが追加されています」
 - 「送信URLがrobots.txtによってブロックされています」
 
これらのエラーには、それぞれ異なる原因と対策が存在します。
インデックス登録が失敗する主な原因
1. コンテンツの質が低い
Googleは価値のないページをインデックスしません。
たとえば、以下のようなケースです。
- 他サイトの内容をコピーしている
 - 文字数が極端に少ない(300文字以下など)
 - 内容が薄く、検索意図を満たしていない
 
対処法:
・オリジナル性を高める
・キーワードを意識した見出し構成にする
・画像・内部リンクを追加してページの深さを出す
2. noindexタグの設定ミス
HTMLの<head>タグ内に以下のような記述があると、Googleはページをインデックスしません。
<meta name="robots" content="noindex, nofollow">
対処法:
・WordPressなどのCMSで「検索エンジンに表示させない」にチェックが入っていないか確認
・noindexを削除して再送信
3. robots.txtでブロックしている
robots.txtは、Googlebotに対して「このページはクロールしないで」と指示を出すファイルです。
確認方法:
サーチコンソールの「URL検査」→「クロール済みページの詳細」をチェック。
対処法:
robots.txt内に以下のような記述があれば削除します。
Disallow: /
4. 内部リンク・サイト構造の問題
Googleはリンクをたどってページを認識します。
孤立したページ(内部リンクがないページ)は見つけにくく、インデックスされにくくなります。
対処法:
・トップページや関連記事からリンクを張る
・パンくずリストを設置する
・サイトマップを最新状態に保つ
5. サイトマップの未登録・更新ミス
Googleは基本的にサイトマップを通じてページを発見します。
対処法:
- WordPressなら「XML Sitemap」プラグインを使う
 - サーチコンソールの「サイトマップ」から送信
 - 新しい記事を公開するたびに自動更新されるよう設定
 
6. 重複コンテンツとURL正規化の問題
同じ内容のページが複数存在する場合、Googleはどれをインデックスするか迷います。
対処法:
・canonicalタグを使って正規URLを指定
・パラメータ付きURL(?id=など)は避ける
・似たページをまとめてリライト
7. ページ速度・モバイル対応の不備
表示が遅いページやモバイル非対応のページは、インデックス対象外になることがあります。
対処法:
- PageSpeed Insightsでスコアを確認
 - 画像を圧縮
 - レスポンシブデザインを採用
 
インデックス登録を促す効果的な方法
1. 「URL検査」から再リクエストを送る
サーチコンソールの基本機能である「URL検査ツール」を使って再送信します。
- サーチコンソールにログイン
 - 検査バーに該当URLを入力
 - 「インデックス登録をリクエスト」をクリック
 
数時間〜数日でGooglebotが再クロールしてくれます。
2. 外部リンクを獲得する
被リンク(他サイトからのリンク)は、Googleに「価値があるページ」と判断させる強力なシグナルです。
方法例:
・SNSでシェアする
・ブログランキングに登録する
・関連する他の記事からリンクを貼る
3. 新しいコンテンツとして更新する
古いページを放置せず、定期的にリライトしてGoogleに「更新された」と認識させましょう。
- タイトルや見出しを改善
 - 最新情報を追記
 - 公開日を更新
 
4. Fetch as Google(旧ツール)と同等の再クロール申請
「URL検査」ツールは旧Fetch as Googleの代替機能です。これを活用することで、クロールリクエストがより早く反映されます。
どうしてもインデックスされない場合のチェックリスト
- noindexタグがないか?
 - robots.txtでブロックしていないか?
 - サイトマップは最新か?
 - 内部リンクが張られているか?
 - ページの品質が低くないか?
 - 他サイトからの被リンクはあるか?
 
この中のどれか1つでも問題があると、Googleはページをインデックス対象から外します。
インデックス登録を早める裏技的テクニック
- Twitter/XでURLを投稿:GoogleはSNSもクロール対象にしています。
 - Googleニュースに登録(メディアサイトの場合)
 - Search Consoleの「更新通知API」活用(開発者向け)
 
これらを併用すると、通常よりも早く検索結果に反映される傾向があります。
インデックスされやすいページの特徴
- タイトルに明確な検索意図がある
 - H2/H3見出しが整理されている
 - 内部リンク構造がしっかりしている
 - 画像・表などの補足情報がある
 - 更新頻度が高い
 
Googleは「ユーザーにとって有益なページ」から優先的にインデックスします。つまり、SEO対策とインデックス対策は表裏一体なのです。
結論:インデックス失敗は“改善のチャンス”
サーチコンソールで「インデックス登録に失敗」と表示されても、落ち込む必要はありません。
それはむしろ、Googleがあなたのサイトを正しく評価するためのフィードバックです。
原因を1つずつ解消していけば、確実に再登録されます。
そして、継続的に品質を改善することで、検索上位に上がる可能性も大きく高まります。
まとめ
- インデックス登録の失敗は「noindex」「コンテンツの質」「リンク構造」などが原因
 - サーチコンソールの「URL検査」で再リクエスト可能
 - コンテンツのリライトと内部リンク強化が最も効果的
 - SNS拡散や外部リンク獲得もインデックス促進に有効
 
サーチコンソールのエラーは、SEO改善のヒントでもあります。
一つずつ原因を修正し、Googleに“価値あるページ”だと伝えましょう。

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