新型コロナの影響がなかなか落ち着きませんね。
症状はどんなの?
予防対策は?
新型コロナウイルス感染症の特徴
- 呼吸器症状が中心で、多くは軽症だが一部重症化することもある
- 初期は風邪との区別が困難な症状(発熱や咳など)だが、改善なく持続・悪化する場合は注意
感染した際の症状は発熱や咳が中心で、下痢や嘔吐などの消化器症状の頻度は低いと報告されています。ただし、入院時は発熱症状を伴う症例が半数以下だったという報告もあります。
5万例を超える中国からの報告(参考文献(4))によると、多くの症例は軽症で自然に改善し、約80%の症例は軽症から中等症、13.8%が重症(呼吸苦、呼吸数の増加、血中酸素濃度の低下など)、6.1%が重篤(呼吸不全、敗血症性ショック、多臓器不全など)で、3.8%の方が亡くなられています(武漢5.8%、それ以外0.7%)。
ただし、これらは検査で確定診断された症例を中心としたデータであり、診断検査の不要な軽症者も多く存在する可能性を考慮すると実際には重症な方の割合はもっと低くなる可能性もあるという意見もあります。
(Fauci ASらの意見[N Engl J Med(The New England Journal of Medicine),2020] )
重症化する症例の多くは、発熱や咳などの症状が出現してから5から7日後ぐらいから急速に悪化することが報告されています。また、広東省CDCからの報告(参考文献(4))では125名の重症患者の1/4(26.4%)は退院し、約半数(46.4%)は改善したとのことです。
国立がんセンター参照
かかりにくい対処方法は?
厚生労働省参照すると手洗いうがい、身の回りをきれいにしておくことが大事なようです。
基本的には風邪の分類になるようです。
これまでに、人に感染する「コロナウイルス」は、7種類見つかっており、その中の一つが、昨年12月以降に問題となっている、いわゆる「新型コロナウイルス(SARS-CoV2)」です。
このうち、4種類のウイルスは、一般の風邪の原因の10~15%(流行期は35%)を占め、多くは軽症です。
残りの2種類のウイルスは、2002年に発生した「重症急性呼吸器症候群(SARS)」や2012年以降発生している「中東呼吸器症候群(MERS)」です。
コロナウイルスはあらゆる動物に感染しますが、種類の違う他の動物に感染することは稀です。
また、アルコール消毒(70%)などで感染力を失うことが知られています。
参照:厚生労働省
ハンコ注射(BCG)を打った人はかかりにくい?
オーストラリアの研究で結核予防のBCGが今回の新型コロナに影響があるのではと臨床試験が開始されました。
まとめ整理
- 基本的に風邪と勘違いしやすい。
- 風邪に比べると重症化しやすい。
- 基本的な対応は風邪にする対応と大きな違いはない。
つまり、普段から清潔に保つこと
単純に人との接触が多い人は特に注意が必要!
個人、家庭レベルではできることは限られていますが
現在の状況では悪化する前に早めに病院にかかって検査をするべきでしょうか。
コメント