西郷どん嘘ばかり?史実とは違う内容?

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嘘ばかりの西郷どん?史実とは違う内容とは?

1月7日、ついにNHK大河ドラマ『西郷どん』が始まった。

林真理子氏の小説が原作、『花子とアン』などで知られる中園ミホ氏が脚本。

明治維新の英雄・西郷隆盛を鈴木亮平(34)が演じる。

「史実との違いを探せばきりがありません」と語るのは、鹿児島・志學館大学の原口泉教授(70)。

『翔ぶが如く』(1990年)、『篤姫』(2008年)などの大河に携わり、『西郷どん』でも時代考証を担当。

その原口教授自ら、史実との違いをツッコんでくれた。


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嘘ばかりの西郷どん?史実とは違う内容とは?

史実とは違う内容とは?

【フェイク1】西郷隆盛と主君の出会い

第1回の放送で藩主・島津斉彬(渡辺謙)がお忍びで薩摩へ帰り、幼少期の西郷隆盛と出会います。

しかし、当時斉彬が住む江戸から幕府の許可を得ずに帰るのは、不可能に近い。

史実ではないので、『天狗』に化けて子供の西郷に会う、というような演出になっている。

誤解がないように、番組の最後で、『このとき斉彬が薩摩に来た記録はありません』とナレーションが・・・

【フェイク2】西郷は下戸

主君・斉彬と西郷が飲み明かすシーンもあるが、「西郷は下戸」。

【フェイク3】西郷家と大久保家の場所

大河では、西郷家と盟友・大久保利通(瑛太)の家が隣同士という設定だ。

実際には、150メートルほど離れていた。

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【フェイク4】「妙円寺詣り」は夜

島津義弘の武勇を偲ぶ地元行事、「妙円寺詣り」も描かれている。

これは本来であれば、夜間におこなわれる行事。

キャストの小学生が夜のロケに出られないので、昼間に撮り終えた。

【フェイク5】糸子は幼馴染みではない

西郷は3人の妻を娶っている。

3番めの妻が糸子(黒木華)だ。

2人が幼馴染みという設定も史実に反します。

脚本の中園ミホさんが『2人は子供のときに会わせたい』との希望でこうなった。

【フェイク6】月照と西郷の関係

林真理子氏の原作で、話題を呼んだのは僧・月照と西郷の関係だ。

主君の斉彬を亡くし、絶望のあまり切腹を図る西郷を、月照が夜具に誘って慰める。

2人の関係を、林さんは『ボーイズラブ』としている。

だが、私は月照と西郷は『一心同体』だったと思います。

斉彬の君命を受けた西郷と、孝明天皇の勅命を受けた月照は、まさに志をひとつにしていた。

同志というべき存在だったようです。

【フェイク7】糸子の奄美大島訪問

物語の中盤で、妻・糸子が奄美大島に渡り、西郷の2番めの妻・愛加那(二階堂ふみ)とその息子・菊次郎と会う場面。

ですが、林さんはドラマ上、糸子と愛加那に、女同士で話をさせたかった。

史実と違っていいのか?

物語のプロット作りから参加した原口教授は、『西郷どん』で新しい西郷像を描こうと試みた。

明治維新後、征韓論で敗れ、大久保と対立した西郷は下野して鹿児島に帰る。

世にいう明治六年の政変だ。

西郷は大久保と対立したわけではない。

大久保は、内務卿として殖産興業政策を進め、かたや西郷は鹿児島で『農による国興し』を目指した。

西郷にとっては、この上なく幸せな時だったと考えらる。

『西郷どん』の裏番組は、高視聴率を誇る『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)。

「ぜひ、そういう番組を観ている若い人に観てもらって、新しい国づくりに役立ててほしいですね」と原口教授は語った。

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