【小説】シュレディンガーの猫

未分類

俺の住む街は平和だ。

俺の国が平和だからだ。

この国は農業・漁業・工業も発達しているし、自国で石油資源も確保できる。

こんな国だからこそ他の国とも関わりが少なくてもやっていける。

島国だったこともこの平和の礎かもしれない。

平和すぎてプータローして30歳を迎えることになってしまった。

しがないバイトで人ひとり生きていくには十分なくらい平和すぎるのだ。

最近、最新のVRPG(バーチャルロールプレイングゲーム)が発売された。

このゲームでは現実社会でも利用されている仮想通貨が使うことができる。

ゲームが好きだった俺はすぐにこのゲームを購入して始めた。

ゲームの操作はものすごく簡単だった。

このゲーム機はヘルメット型でインターネットに接続されている。

さらに、脳の電子信号で操作をするといった最新式だ。

ヘルメットをかぶると自動的にログインしてゲームがスタートする。

その間、俺は夢をみている感じでゲームをすることができた。

実際には電気信号のみで行っており脳に直接映像を届けているらしい。

早速幾らかの現金を投入してゲームを始めた。

ダンジョンはいたって簡単な作りでビルの中を階層をおっていくごとにモンスターが強くなるといったものだった。

面白かったのが、その舞台が自分が住んでいる街だったこと。

世界の規模も住んでいる国そっくりだったことだ。

実際に自分の住んでいる街にそのビルはあった。

昔、バブルの時代に建てられた頑丈なもので30階くらいはありそうだった。

入ったことはないが二階以上はほとんど廃ビルとなって一階のテナントだけ喫茶店をやっているようなビルだ。

ゲームの世界でも作りはほとんど一緒で、

一階が休憩スペース(パーティを組んだりするスペース)

二階が武器庫・道具屋の作りで三階からダンジョンになっていた。

なぜか一階には猫がいてまるで猫カフェにでもいるかのようだった。

ゲームの設定では、ダンジョンを攻略すると自由に欲しいものが手に入れることができるというものだった。

始めは10階までしかなかった階層もアップデートで20階まで増えていた。

10階だった頃は攻略も簡単だったので何人か攻略して仮想通貨を受けっとて賞金稼ぎをしていたものも多かった。

どうゆう仕組みかは知らないが、このゲームでは仮想通貨が使われていてゲーム内で得た通貨を現実世界でも受け取ることができた。

ダンジョンを攻略して賞金稼ぎをしていた奴らは一時期それで生活していた奴もいた。

そして、もうすぐ新しいアップデートが始まる。

今回のアップデートで得られる賞金も大きくなるのではと巷では噂になっていた。

それを聞いて一儲けしてやろうという奴らが増えこのゲームの規模は当初の数十万の規模まで膨らんでいた。

単純計算でいくと世界の半分の人口がこのゲームをしている計算だ。

この頃になると俺は仕事もやめゲームの仮想通貨で生活するようになっていた。

1月1日の最新のアップデートでは階層が増えモンスターも強くなった。

さらには、街の中で働くことで仮想通貨を稼ぐことができるようになった。

気がつくと俺は完全にゲームに熱中していた。

ゲームをしていると疲れるし腹も減る。

不思議だったのが、今回のアップデート後からゲーム内で寝たりご飯を食べると本当に寝たり食ったりしたように感じずっとゲームを続けられていた。

数日が過ぎいつの間にかゲームの中で生活をしていた。

ゲーム仲間とは「このゲーム不思議だよな」「なんでゲーム内で回復しただけなのに実際に食ったり寝たりした感じになるんだろうな」っと笑って話して不思議には思っていたが「まあいいっか」という気分で気にもとめていなかった。

ゲーム時間として一週間がたったが俺はゲームを付けっぱなしだった。

俺だけじゃない気がつくとみんなこのゲームの住人のようになっていた。

ここまでくるともう全員このゲーム中毒者のようになっていた。

ちなみにゲームの名前は【シュレディンガーの猫】。

ゲームのタイトルにでもなって休憩スペースに猫がいるくらいだから作者は相当猫が好きなんだろうと当初思っていた。

そのうちゲームをやめる意味がわからなくなった。

腹は減っても回復するし、

眠くなってもゲームの中で寝ればいい、

めんどいことはオートで勝手に操作が進んでいくし、

なにせお金も稼げるし、

自分にとってゲームをやめる理由が見つからなくなっていた。

ある日気がつくと1月のアップデートから数ヶ月が過ぎていた。

流石に恐ろしくなってゲームをやめようと思ったが、

ログアウトできなくなっていた・・・

周りの奴らにも確認してみたらみんなログアウトできずにいた。

誰かが「試しにゲームオーバーなればいいんじゃない?」って言って、

ゲームオーバーしに行った奴は2度とゲームに現れなくなっていた。

俺はなぜだか実行できずに数日たった。

数日経ったある日、運営側から恐ろしい通告がきた。。。

『このゲームを終了する方は人生も終了します。』

俺はゾッとした。

この通告からゲームオーバーを進んでする者はいなくなった。

はじめは馬鹿らしいと言っていた仲間の一人も「戻って来るから」と言って戻って来なかった・・・


スポンサーリンク


数日が経ちビルダンジョンを攻略した者が一人出た。

公式からダンジョン攻略者は名前が公表されるのだ。

以前から有名な”Mitsumune”というプレーヤーだった。

初期の頃からダンジョンを攻略しまっくっていた猛者だ。

だが、パーティは組まずソロでやるのが彼の流儀だったようで

少し話したことがあるがかなり変わった印象をもつ人物だった。

攻略がされてから彼をみるものはいなかった。

「報酬使って無事ログアウトしたんじゃないか」っていう噂もあったが、

誰も確証はなかった。

そんな中、彼をみたといものが現れた。

みたやつの話によるとNPC側の管理を行っていたというのだ。

しばらくするとちらほらとそうゆう話が聞こえてきた。

他にも同様にそういった作業をしている人物がいるという噂だけが舞い込んできていた。

このゲームのキャラメイクはプレイヤーの自分自身そのままになっている。

そんな中、俺は知り合いを見つけた『中島』だ!

中島は俺が住んでいた街に小学校まで一緒に通っていた同級生だ。

ただ、両親がなくなり外国の親戚に預けられたということだけは知っていた。

彼を見つけたとき声をかけた。

「おい、中島じゃないか?」

向こうが

「おう、久しぶり」と返事をした。

俺「中島、お前もこのゲームをやっていたのか?」

と聞くと、思わぬ返事が帰ってきた。

中島「やるも何もこのゲーム作ったのは俺だよ」

俺「え!?」

 

 



このゲームの真相。

中島が一つの国を乗っ取り麻薬を大量生産し

島の人々仮想現実に意識だけ行かせ。

人々を奴隷のように大麻製作に当てていた。

真実を知らなければ生きているのか死んでいるのかすらもよくわからない状況。

そんな話を描きたかったが俺に文才は無いようだ

 

コメント